イケてる航空総合研究所

ビジネスクラス搭乗記、弾丸旅行のノウハウ、マイルの使い方、貯め方、航空事故の真相などなど。

デルタ航空スカイマイルの貯め方【一発がっぽりアメックスで貯める】

デルタ・アメックスカードに入ればボーナスマイルがもらえる

ところで、ニッポン500マイルキャンペーンは、当然のことながらデルタ航空のマイレージ会員である必要があるため、マイレージ会員になっていない人はまずマイレージ会員になるところから始めないといけません。入ってすぐは平会員ですし、平会員だと年間10フライト分(5,000マイル)しかマイルを貯められません。「オレ(ワタシ)は国内線に年間10回以上確実に乗る」という方でも、10フライトの制限に引っかかってしまいます。せっかく最大40フライト分のマイル(20,000マイル)を貯められところを、これではまるまる機会損失ですよね。

そこで。デルタ航空のマイル獲得を本気で頑張りたい人はデルタ・アメックスカードに入るのがおススメです。(アメックス=アメリカン・エキスプレス)

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写真はゴールドカード。(正式名称はデルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード)
(クリックしても写真が大きくなるだけです。)

年会費はゴールドカード(ゴールド・メダリオン資格付き)ならば28,080円(税込)、普通カード(シルバー・メダリオン資格付き)ならば12,960円(税込)と若干高いですが、常にボーナスマイルキャンペーンをやっているのが大きなメリットと言えます。またゴールドカードの場合は飛行機に乗らずしてゴールド・メダリオンの資格(優先チェックイン、ラウンジ入室など)をゲットできるのも非常に大きなメリットです。普通カードであってもシルバー・メダリオン資格が得られるため10回の制限が解除され、40回への扉が開かれます。

この記事を書いている時点では、最大で31,000マイル獲得できるようです。入会だけで8,000~10,000マイル、入会後3ヶ月以内の50万円の決済で6,000マイル、公共料金の支払い1ヵ所につき1,000マイル×3ヶ月(最大5ヵ所で15,000マイル)もらえます。

デルタ・アメックスのサイトはこちらから↓
https://www.americanexpress.com/japan/apps/digi/deltag/campaign/index01.cgi

お金でゴールド資格が買えるなら買ってしまえ

デルタ航空を含め、スカイチームに入っている航空会社によく乗る人はアメックスカードを検討してみて下さい。それもゴールドで。何故ならそれは入会するだけでゴールド・メダリオン資格が得られるからです。エコノミークラスでもスカイプライオリティ(専用カウンターでの)チェックイン、優先搭乗、ラウンジ入室の資格が得られるのは非常にメリットが大きいです。他社ではクレジットカードに入会するだけでゴールド資格がゲットできるサービスはありません(多分)。

ANAなどでゴールド以上の資格を持っている人は、「ラウンジに入れる」というのが体に染みついてしまっていますから、他のアライアンスでラウンジに入れないことがわかると結構ショックなんです。僕はときどきLCCにも乗るのですが、「あ、LCCはラウンジないんだった」と毎度悔しい思いをします。少し喉が渇いたとき、ちょっと小腹が空いたときなど、ラウンジっていいですよね。Wi-Fiが欲しい時とかも便利です。

一旦自分がひいきにしているアライアンスでゴールドメンバーの悦楽を味わうと、他のアライアンスの航空会社に乗ったとき、どうしようもない屈辱感が襲ってきます。あの屈辱感はハンパないです。どこか1社のゴールド資格を持っている人は、基本的に勘違いしてますからね。「オレ(ワタシ)は常に優遇される人物だ」と。

汚い話ですが、その資格をお金で買えるのならば買ってしまった方が楽です。スカイチームに入っている航空会社に年2~3回しか乗らない人にとって3万弱の年会費は高いですが、一流トラベラーのステータスとして一枚持っておいても良いかと思います。

ニッポン500マイル・キャンペーンの10回の制限をクリアしたいだけの人であれば普通カードでもよいですが、せっかくならゴールドを持ちたいものですね。

年会費は確かに高いですよ。それなりにメリットとデメリットを考えた上で検討してみて下さい。

初年度はファーストフライトボーナスをもらってこそ意味がある

デルタ・アメックスカードには入会時のボーナスマイルに加え、ファーストフライトボーナスという制度もあり、入会後6ヶ月以内にデルタ航空のフライトにデルタ・アメックスカードの支払いで乗ると、エコノミークラスで10,000マイル、ビジネスクラスで25,000マイルを獲得できるという特典があります。どうせアメックスに入るのならこのボーナスを狙わないわけにはいきません。このボーナスマイルをもらってこそアメックスに入る意味があるとも言えます。

ファーストフライトはビジネスクラスでアジアを目指せ

デルタ航空はアメリカの航空会社ですので、日本-北米、または日本-ハワイ路線に乗らないといけないようなイメージがありますが、忘れてはならないのがノースウエスト航空時代から脈々と受け継がれているアジア路線です。デルタ航空は成田を中継点として上海、台北、マニラ、バンコク、シンガポールなどアジア各地にも翼を伸ばしています。アメリカからの乗り継ぎではなくても乗ることができます。色々と検索を掛けてみて、ファーストフライトボーナスをもらえる安い路線を探してみました。

調べた中で最も安かったのがこの成田-台北です。

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エコノミークラスで24,190円です。3万円を払わずして10,000マイルのボーナスマイルがゲットできます。ちなみにこの路線はビジネスクラス症候群を患っている僕にもうってつけで、たったの74,190円でビジネスクラスに乗ることができます。ビジネスクラスに乗ればファーストフライトボーナスが25,000マイルももらえます。

1マイル当たりの単価に直すとエコノミークラスが2.42円、ビジネスクラスが2.97円です。一見エコノミークラスの方がお得にも見えますが、マイル単価はほとんど変わらないのと1回しかもらえないボーナスマイルですので、どうせならビジネスクラスに乗って下さい。

エコノミークラスの10,000マイルで充分という方は、それでも良いでしょう。往復2万円台であればLCCとさほど変わりませんので(LCCは通常往復2万円程度)、特に損失感なく10,000マイルを得ることができます。

ちなみに成田-台北のDL167便の機材はB767-300です。

また、ほぼ同額で乗れる路線として成田-上海もおススメです。

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台北と同じく、エコノミークラスが2万円台、ビジネスクラスが7万円台です。機材はB777-200LRを使用しています。

オマケとして成田-マニラでもエコノミークラスが3万円台と安いです。

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こちらはビジネスクラスに乗ろうとすると、やや高いのでパスしたくなりますが、DL275便はB747-400での運航です。ダッシュ400のアッパーデッキ(2階席)ビジネスクラスにどうしても乗りたい方にはおススメの路線だと言えます

と言うように、デルタ航空で本気でマイルを貯めたい方にはデルタ・アメックスカードに入会し、ボーナスマイルをもらうとともにファーストフライトボーナスをアジア路線でゲットするというのが最も効率のよい貯め方です。

ここで。「がっぽりマイルが貰えるのは初年度だけでしょ?」という方、鋭いです。そう、お得なのは初年度だけです。そういう方は翌年からやめてもいいんじゃないですかね?マイルをもらうだけもらった後はやめたって構わないのです。

他のデルタ航空提携カードに検討の余地はあるか

ないです。

他のデルタ航空のマイレージ機能付きクレジットカードには、代表的なものとして、「デルタ スカイマイル JCBカード」や「デルタ スカイマイル SuMi TRUST CLUBカード」なるものがありますが、特に魅力を感じません。それらのカードではデルタ航空のゴールド・メダリオン資格がもらえないからです。(ラウンジは入室資格あり)

通常、クレジットカードを持っただけでは、上級会員の資格は得られません。ANAやJALでは一度でも「修行*1」をしないと上級会員を維持できないのですから…。その点、修行をせずお金を払うだけで上級会員になれるデルタ航空は破格の待遇です。年会費がその他のカードより1万円程度高いことさえいとわなければ、絶対にアメックスがおススメです。その他のカードはボーナスマイルもアメックスと同程度ですので、それならばやはりアメックスに入るのが良いと思います。

買い物で貯まるマイルにとらわれるな

その他提携カードの中には買い物で貯まるマイルが多い(100円=1.5マイル)のカードもありますが、マイルを買い物メインで貯めること自体があまり効率のよいやり方ではありませんので、そこに魅力を感じないで下さい。100円で1.5マイルとかいう極めて普通のレートに甘んじてはダメです。頑張って10万円の買い物をしても1,500マイルですよ。万単位のボーナスマイルに比べたら屁みたいなもんです。

アメックス・ゴールドのマイル積算効率は抜群

アメックス・ゴールド初年度は、年会費に2万8千円、ファーストフライトボーナスに(成田-台北と仮定)に7万4千円の約10万円が必要ですが、その他に一切買い物をしなくても大体43,000マイル弱貯まります(細かい計算は以下)。単に10万円の買い物で貯まる1,500マイルと比べたら30倍に近い差があります。いかに効率がいいかよく考えてみて下さい。もちろんデルタ・アメックスのボーナスマイルの全条件を満たせば、これに加え21,000マイルを追加でもらえますが、ここでは入会ボーナスとファーストフライトボーナスという比較的ハードルが低く、かつ飛行機に乗れる楽しみがあるボーナスだけを取りに行く設定としています。

  • 入会ボーナス:10,000マイル
  • ファーストフライトボーナス:25,000マイル
  • カード支払い:700×3=2,100マイル (700ドルで計算/航空券は100円=3マイル)
  • フライトマイル:700×8=5,600マイル (700ドル×ゴールドは8マイル)

合計:42,700マイル

デルタ航空は2015年からフライトでもらえるマイルが区間距離から購入額に変更されました。下記の通り、(米ドルでの決済額)×(一般:5マイル/シルバー:7マイル/ゴールド:8マイル/プラチナ:9マイル/ダイヤモンド11マイル)となっています。

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参考までに、デルタ航空ではマイルをお金で買うことができるのですが、42,000マイルを購入しようとすると1,470ドル必要です。1ドル100円で計算すると約15万円です。10万円で42,000マイル貯められるアメックス・ゴールドの初年度は、確実にお得だと言えます。

(「42,000マイル欲しくて10万円払う」というのが一般的な感覚からややズレている感はありますが、「10万円でビジネスクラスにも乗れてマイルもがっぽり貯まる」という風に考えれば、まだ納得が行きます。普通に納得できる方はすでにビジネスクラス症候群を患っていると考えて下さい。)

最後に聞くけど、オマエはアメックス持ってんのか?

スミマセン!!!持ってません。宣伝だけして自分はアメックス持ってません。だって今年はまだゴールド・メダリオンですから…。まだまだマイルは貯まっていますし、今すぐに入る意味がないんです。来年から一気に平会員に落ちますのでそうなったら入ります。平会員になると優先チェックインは使えないわ、ラウンジは使えないわでひどい屈辱を味わいますので2万8千円の年会費を払ってでもゴールドを維持したくなると思います。そこでリアルな話ができると思います。どうか来年までお待ち下さい。(この記事はぶっちゃけ来年の自分のシミュレーションをするために書きました。)

結論としましては、やはりデルタ・アメックス・ゴールドが最強だということです。年会費が高い点さえクリアできれば持っておくべき一枚と言えます。


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*1:修行とは航空会社の上級会員になるためだけに飛行機に乗ること。飛行機に乗ってポイント(マイルとは異なる)を貯め一定の水準に達すると上級会員の資格が得られる。一旦上級会員になると、特別なクレジットカードへの入会ができ、その後は毎年飛行機に乗らずともそのクレジットカードの年会費だけ上級会員の資格を維持できる。

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