40℃超えの本州、涼しすぎた札幌
札幌滞在中は定山渓(じょうざんけい)の観光に。定山渓というところ、初めて来ましたが、正直に言うと「さびれた温泉街」と言う感じで、人が全然おらずむしろとても静かで落ち着く環境でした。しかも今回は、連日40℃超えの本州とは縁遠い冷涼な気候にも恵まれ、避暑と呼ぶのにふさわしい最高のステイができました。翌日にレンタカーを返したときの写真ですが、これが滞在中最も暑いと感じた帰りの日の外気温です。なんと25℃。本州より15℃低い気温に感動を覚えました。
とりあえず定山源泉公園というところに行ってみました。
温泉地なので至るところに足湯があります。夏でも外気温が25℃くらいなら足湯にも入りたくなります。でもここはお湯が熱すぎて無理でした。「どうやったら入れるの?この温度」みたいな感じで、手を入れた瞬間「あち!」って言っちゃった程です。
こんな仙人様が見張ってます。
まさか紫陽花に出会えるとは
車で停めるところを探していると紫陽花が目に留まるんですよ。初めて知ったんですが、7月の札幌ってあじさいが見ごろなんです。
僕、桜の次に好きな花が紫陽花です。
雨の紫陽花も魅力的ですが、晴れの下で見る青い紫陽花も鮮やさが増して元気が出ますね。
唯一?の見どころは二見吊橋
続いて、定山渓の見どころである二見吊橋へ。公共駐車場に車を停めて散策がてら向かいます。定山渓の観光エリアは非常に狭いので徒歩でも充分に回ることができます。暑くない時期ならなおさら徒歩が気持ちいかも知れませんね(厳冬除く)。
月見橋から二見吊橋を望みます。右手奥にかすかに見える赤い橋が目的の橋。景観がよいらしく、しかも夜にはライトアップされてSNS映えする景観が望めるらしいです。
ガイドマップで位置関係を見てみましょう(上が南)。車を停めたのが中央上の方に「P」と書いてある場所。そして右に進むと二見吊橋です。
こちらが二見公園入口です。
周りを見渡すとこんな感じです。「駐車場に入れなくても路駐しちゃえば良かったかなー?」くらいの空き具合です。でも良い子の皆さんはちゃんと公共駐車場に入れましょう。
同じく二見公園を背に向けた写真。どこか適当に停めても良かったかも知れません。
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二見公園からはこんなに青々とした木々の中を、二見吊橋に行く遊歩道が整備されています。橋までは歩いてものの5分くらいです。
「ふたみつりはし」に到着。
こんな吊り橋です。
まだ北海道内は夏休み前とあり、月曜日ということもあって人が全然いません。二見吊橋に来ていたのはうちの家族ともう一組の観光客のみでした。さびれた温泉街、サイコーです。
橋からの景色。緑が多くて、水が透き通っていて癒されますねー。
こんな風に河原まで整備されているので、ちょっと入ってみるのもよいかと思います。
いやー、素晴らしい景観。そして水が綺麗。本当に癒されますねー。
定山渓は札幌市内という魅力
ということで、ちょっとだけ岩の上に立ってみたうちの子供たちですが、ニイチャンがいきなり足を滑らせて靴が水没。トランスポンダにスコーク7700(飛行機で緊急事態を宣言する無線信号)を設定し、オルタネート(代替)の靴を探しにヘディングイースト(機首方位は東)。
ここ定山渓は札幌市南区なんですよ。札幌からも車で40分くらいと非常に近いんです。15分くらい走ると藤野と呼ばれる少し発展したエリアに出るので、そこにあった「しまむら」でサンダルをゲット。無事に緊急事態を切り抜けました。
近くにしまむらがあることはホテル近くにある「観光案内所」で聞きました。「この辺に、靴かサンダルを売ってるところってありませんかね?」と相談したら、「そうすると、しまむらさんですかね~」と教えてくれました。
そういう意味では定山渓は非常に便利なところですね。都会が近いということで、緊急事態にもすぐに対応ができます。景観は山奥なのに、全然山奥じゃないところが魅力です。
半日の定山渓観光まとめ
わずか半日程度しか定山渓を観光していませんが、感じたことを書きます。定山渓にはエンターテイメントの要素が全くなく、何のアトラクションもないエリアですが、自然があれば虫がいただのトカゲがいただの、と大騒ぎできる子供であれば十分に楽しめる場所です(近くにノースサファリサッポロと呼ばれる動物園あり)。また、大人も美しい景観に癒される素晴らしい観光地です。
プールや海があると子供たちはエンドレスに遊んじゃうと思いますから、大人が疲れ果ててしまいますよね。定山渓にはそんな要素が全くないので、大人も子供ものんびりできると感じました。そして靴が濡れて泣いても騒いでも、ここには迷惑をかける人なんて誰もいませんから、ある意味、周囲に気を遣わず楽しめる場所ですね。
そしてなにせ札幌市内なので、定山渓をベースにちょっと札幌観光に行くなんてこともできます。さびれている感が否めない温泉地ですが、それ故に魅力たっぷりの定山渓でした。
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