イケてる航空総合研究所

ビジネスクラス搭乗記、弾丸旅行のノウハウ、マイルの使い方、貯め方、航空事故の真相などなど。

あなたの飛行機ブログを超人気ブログにする写真撮影テクニック【機内編】

はじめに

今回は人気航空ブロガー「いけてるこうくう」が皆さんのブログを超人気ブログにする写真撮影テクニックを公開したいと思います。これを読めばアナタのブログにPVは一気に上昇。明日から人生がガラリと変わることは間違いありません。

今回から2回に渡り、僕がブログを作るためにこれまで、一生懸命考えて、一生懸命実践してきた写真撮影のコツのようなものを、惜しげもなく披露します。初回は「機内編」ということで、機内でどう撮るかを伝授。そして次回は「編集編」ということで、撮影後ブログに載せるまでに僕がやっていることをお教えしたいと思います。

ハッキリ言ってこれは僕が蓄積してきた20年くらいのノウハウです。大体ハタチくらいから真剣に機内の撮影を始めて試行錯誤をしながら、ここまで頑張ってきた汗と涙の結晶なんですよ。(←そんな大袈裟な…。)

それを公開してしまったら、僕のブログの優位性がなくなってしまう、なんて恐怖感はありますが、どどーんと公開しちゃいます。ってか、そもそも僕のブログの優位性なんてありませんので…。

あ、断っておきますが、本記事は初心者向けです。玄人の方が読まれると、「そんなもん全部わかっとるわい」となりますので、その辺り、ご注意の上、お読み頂ければと思います。あと、僕は特に理論を学んだわけではありませんので、テキトーなことを書いているかも知れません。間違ってる!とご立腹の方はコメントを下さると助かります。(僕は不愉快なコメントもちゃんと読んでいますのでご安心下さい。)

1.カメラはコンデジで充分

ブログは写真が重要。文章がうまく書けなくても、写真がうまく撮れれば何となく見栄えのよいブログになりますよね。なので、写真は極力一眼レフで、、、なんーて思い込みは捨てましょう。

ハッキリ言ってコンパクトデジカメ(コンデジ)で十分です。僕は今でこそ一眼レフを使っていますが、少し前まではコンデジ一本でなんとかならないかなぁと模索していました。そして実際コンデジ一本でなんとかしていました。もちろんブログもコンデジ1本で作ってましたよ。(スイマセン、今は一眼とコンデジの両方使ってます。)

ただし高級なコンデジがいい

コンデジでも十分なんですが、機種選びには少し気を遣いたいものです。できれば比較的高級なものがいいです。最低でも4万円以上するようなコンデジが理想ですね。逆に1~2万円で買えるようなエントリーモデルはやめた方がいいです。

センサーサイズで言うと1型がベスト。1/1.7型でも許容範囲ですが、買うならやはり1型がいいです。1型のものを選ぶと自動的に4万円以上になります。6~8万円くらい行っちゃうこともあります。

昔、成田空港で飛行機に乗る前にコンデジ(Canon S100)が壊れるという前代未聞の緊急事態が起こりまして、急きょ空港の電化製品屋さんで、新しいコンデジを買ったことがあるんです。その時買ったのが、1万円台前半のもの(Canon IXY 130)で、ネットでは1万円以下で買えるヤツでした。

それは本当にダメでした。全然色が出ず、ノイズが入りまくりで撮れたもんじゃありませんでした。特に暗いところでの撮影がアウト。見るからに粗い写真になってしまったんです。そこで払った1万円はいい勉強代になりました。安いコンデジは絶対に買ってはいけないと心に誓ったのです。

レンズの明るさが大事

特にレンズの明るさは大事です。同じ環境下では、明るいレンズほどシャッタースピードを速く設定できるので、手ブレの確率が減ります。つまり、暗くてもいい写真が撮れるようになります。4万円クラスのものを買うと明るいレンズがついてくることが多いんですよね。なぜなら、特に機内の撮影は暗さとの闘いですので、レンズの明るさは非常に大事です。

最もワイド側でF2.0あると最高ですが、F2.8くらいでも良いと思います。3を超えてくると暗い機内ではちょっとしんどくなります。特にコンデジはホールド力が弱いので、一眼レフでは手ブレしないシャッタースピードでも手ブレするからです。


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僕のコンデジはパナソニックのLumix TX-1。先月の月刊エアラインの記事にも使ってもらったアシアナ航空A350の写真はこのコンデジで撮りました。ねっ、コンデジで十分イケるでしょ?


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この↑記事のこの↓の写真です。

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2.露出補正は確実に

コンデジはフルオートという感覚をお持ちかも知れませんが、意外と細かく設定をいじります。特にというか唯一、露出補正は撮影シーンが変わる度に調節しています。場面に応じてササっとダイヤルを回して補正します。これは怠らない方がいいです。綺麗に取るためにはフルオートでは無理です。安いコンデジでも露出補正くらいはできますので面倒くさがらずに確実にやって下さい。

僕は、この露出補正をラクに行うために、初めから露出補正専用のダイヤルが付いている機種や、汎用のダイヤルに露出補正を割り当てられる機種を選んでいます。コンデジ選びでは、「レンズの明るさ」とともに「露出補正のやり易さ」をかなり重要視しています。

基本はプラス補正

機内の撮影は基本的にプラス補正で撮ります。あえて暗いイメージを与えたい時ではない限り、僕はプラス1くらいで撮っています。それでも暗いと感じる時は、思い切ってプラス2くらいしてしまうこともあります。


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キャビンの写真を撮ると、窓が明るいので窓の方に露出が合ってしまい、キャビン内が暗くなりがち。露出補正しないとこれくらいになります。


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露出補正をプラス1.3するとこのくらいの明るさになります。

どちらがいいかってそりゃプラス1.3の方がいいですよね。

そして機内食は絶対にプラス補正、ご飯の白色が飛ぶか飛ばないかくらいのところを狙っています。食事の写真は暗いとマズく見えますので、明るく撮るのがコツです。ただし、プラス補正をするとシャッタースピードが落ちますので手ブレには注意して下さい。


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こちら、露出補正±0のもの。ご飯が美味しく見えませんよね。


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こちらは露出補正プラス1です。角度が違うので、プラス1した効果がわかりにくいですが、美味しく見えるのは圧倒的に明るい方ですよね。

風景はマイナス補正することもある

一方で窓からの風景はプラス補正では撮りません。色が飛んでしまうからです。特に青を際立たせたい時はマイナス補正することもあります。マイナス補正で撮ると青色が濃くなります。マイナス補正の程度に時と場合に寄りますが、僕の場合は-1.0すれば十分過ぎるくらいだと思っています。

さらに書いておくと、夕陽の写真はかなりマイナス補正をします。マイナス3とか行っちゃうとこともあります。

3.景色と食べ物は色鮮やかに

露出補正の他にもう一つカメラの設定で注意することは、色のモードです。自分で好みに設定するのもアリですが、今では色々なモードが付いているので、それに頼るのが一番ラクです。僕が常に使っているのがVIVIDモード。カメラによっては別の名前が付いているものもあるかと思いますが、要するに鮮やかに撮れるモードのことです。

僕は、景色と食事を撮る時にはVIVIDモード。CAさんを取る時はポートレートモードで撮っています。モードを変えると戻すのを忘れがちになりますので、撮る前にはモードの確認をちゃんと行って下さい。

セミプロの方々はきっと自分の好みの設定にしているんだと思いますが、僕はまだまだアマなのでカメラに初めから付いているデフォルトのモードを使用しています。もっと簡単な「料理をおいしく撮る」とか「夕陽をきれいに撮る」とかそういうパターン別の設定も使ったりします。


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(一眼レフのVIVIDモード)


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(コンデジのパターン別設定)

あるものは使っちゃいましょう。

4.気合いが重要

これは精神論みたいですが、「とことん撮り直す」という気合が非常に重要です。ご飯の写真は何度も撮り直しています。ピントが変なところに合ってしまった、何となく暗い、明るすぎる、角度が悪い、隅っこが切れたなど、色々な原因があるのですが、僕は納得いくまで撮り直します。

機内食は基本的に食べられないくらい熱い状態で出てきますし、冷たいものはキンキンに冷えていますので、悠長に撮っていても、意外と冷めずに美味しく食べられるんですよね。

キャビンの写真も、座席の写真も一旦撮って落ち着いたところで見直して、気に入らなければ次のタイミングを計ります。離陸前に一通り撮り、すぐに見直して、目的のショットが撮れていなければベルトサインが消灯後に撮り直します。

納得いくまで撮る。まぁ、時間的な制限もありますので、毎回上手くは行きませんが、撮り直しの効くものは納得いくまで撮ります。キャビンの写真を撮るのは、動いている飛行機を撮るよりも簡単です。機内での撮影では、クルーのサービス風景以外、「一期一会の瞬間に遭遇!」なんてことは滅多にないですからね。

あと、オマケですが僕は一応RAWモードでも撮りますが、ほとんど保険のような感じで使っています。重要ではないミッションではRAWモードに入れないこともあります。ファイルサイズがデカくないって面倒だからです。「RAWがあるからいいや」と思ってやると、結局後から時間を取られてしまうので、僕は可能な限り撮り直しをします。どうしても露出を失敗してしまい適正露出に戻したいという場合のみRAWから現像します。

5.機内に一番に入る

これも気合系ですが非常に重要です。機内に一番に入ると、誰もいない機内を撮ることができます。個人のブログごときで、取材のアポなんか絶対に取れませんので、とにかく機内に一番に入って2番目の乗客が来るまでの数秒間~数十秒間の間に機内の全景を撮ります。一番に乗り込むには、早く並ぶしかなく、ちょっと人目が気になって恥ずかしいことがありますが、そう言っていてもいい写真は撮れませんので、恥を忍んで並びましょう。

そして、なるべくクルーには声を掛けましょう?「キャビンの写真撮っていい?」と。そうすると「あ、この人、オタクね」と思ってもらえるので安心です。フレンドリーなクルーだと、その後も声を掛けてもらえたりして、いいことづくめです。コミュニケーションを密に撮ることが後々のサービスにもつながりますから、まずは第一印象をよくしましょう。

でも、時々ハズレのクルーがいて「何コイツ?」的な顔をされる場合もありますが、気にしないようにします。意外とその後、「いやーブログやってて、それで写真ばかり撮ってるんです」なんて言ったとたん、「撮って撮ってー」となるパターンもありますので、クルーの最初の反応に固執しないようにしたいものです。最後までツレない態度のクルーもいますが、そんなときにはブログにボコボコ書くだけですので、「コンニャロー」と思って諦めます(笑)。

6.太もも以下は撮らない

最後はやってはいけない編。

エコノミークラスで、「シートピッチはこれくらいでーす」とかって自分の足を撮影している人っていますよね?シートと膝の間にこぶしとか入れてる人も。あれはやめた方がいいです。実は昔僕もやってましたが、「ちょっと自信がない」と思ったのでやめました。

足が細くてオシャレな靴を履いている場合以外、ホントやめた方がいいです。「ダボダボのベージュ―のチノパン」に「スニーカーと革靴の中間みたいな茶色いシューズ」とかの組み合わせが最強にダサいです。

ビジネスクラスでも、靴を脱いでピ~ンと伸ばして「こんなに足元広いでーす」ってやってる人もいますよね。あれも靴下のセンスとかが問われるのでやめた方がいいです。パンツと靴下と靴のセンスが抜群じゃないとハッキリ言って絵にならないですから。特に純白の靴下とかはやめて下さい。

写真に体のパーツが入ってしまうことはたまにあるんですが、太もも以下だけは絶対にやめた方がいいと思います。

大したテクは要らない

以上、お送りしましたが、僕が写真を撮るときに実践していることはこんなくらいです。テクニックと呼ばれるものは正直ないです。

ハッキリ言っていいですか?

実はカメラの性能が一番重要

だと思ってます。いいコンデジを買う。それだけで劇的に写真の質が変わります。その他は気合い。カメラの性能以外の部分は気合だけで乗り切れます。

さぁ機内に乗り込みましょう!


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(以下はコンデジだけを使用して撮った搭乗記です。)

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