イケてる航空総合研究所

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ANAではいつしか後方窓側が圧倒的勝ち席になった。

737-800なら30A

僕はセントレアをベースにしているのでANAの737-800に乗ることが非常に多いんですが、ANAの737-800に乗る際にいつも思っていることがあります。


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それは絶対に座席は30Aがいいということ。(写真は30Aに座って撮ったもので、写っている座席は30Aではありません。)

コロナが始まってから随分と経ちますけど、飛行機に乗るという行為は随分と変わってしまい、「マスク着用実質義務化」は我慢するとして、実は少しいいこともできました。

それは優先搭乗の順序変更です。

コロナ禍でも飛行機によく乗ってる人は良く分かると思いますが、ANAでは後方窓側というのが非常に価値の高い座席になってきているんですよね。

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後方窓側がグループ1

一番に乗り込むと、僕は後ろへとまっしぐら。

何でヒラのSFC(Super Flyers Card)の僕がダイヤモンド会員様を差し置いて、一番に乗り込めるかと言うと、


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それは最近のANAでは搭乗順序がステータスによらず後方窓側がGroup1として最優先になっているから。前方通路をご指定のダイヤモンド会員様が、「どうだ!」と言わんばかりに乗り込んでいく時代は終わったということなんですよ。

ANAの搭乗順序は6グループに分かれていまして、後方窓側、後方中央、後方通路側、そして、前方窓側、前方中央、前方通路側という順になりました。

それでも一応、各グループの中ではステータス保持者が優先ということになっているんですが、そもそもダイヤモンド様は後方席を指定しないので、実質ほとんど影響はありません。

あ、一応言っておきますが、JALではこの概念はありませんのでご注意下さい。JALでは相変わらずステータス保持者が優先されています。


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元々後方窓側が好きな僕は、これまで前方通路が好きなダイヤモンド会員様にどうしても先を越されて、誰もいない機内の写真が撮れないとか、そういう悩みに苛まれていたんですけど、それが全くなくなりました。とは言え、優先搭乗の前に子ども連れや体の不自由な方の事前搭乗というのがあるので、完全に1番にはなれなかったものの、事前搭乗者がいない場合は、後方窓側が正真正銘の1番なので、これまで叶わなかった夢が叶うんですよ。

なんと喜ばしいことか…。

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プラスアルファのメリット

一応それだけの話なんですが、じっくり考えてみると後方窓側というのはそれ以外にもメリットがあるんじゃないかということを思い始めました。

まず後方座席は空いているということがあります。やはり降りるのが遅くなるというデメリットがあるからでしょうかね?飛行機によく乗る人ほど前方席を好む傾向があると思います。ただ、飛行機は電車と違い、定時性には欠ける乗り物なので、10分~15分の遅れは定刻の範疇ですよね(それでも10分15分に収める定時性はすごいと思いますが)。

例えば飛行機の到着時刻が10時ちょうどの時、「(空港発が)10時10分のバスに乗れるなぁ」と思い、10時ちょうどに着かなかったからと言って、「バスに乗り遅れたじゃないか!」とクレームを入れる人はほとんどいないんじゃないでしょうか?

そう、飛行機に乗る際には10分~15分の遅れは予想してスケジュールを立てるものなんです。つまり後方席に座ったことで降機が遅れたとしたら、飛行機の到着自体が遅れたと思えばいいと考えています。前方席と後方席の降機の時間差は最大でも5分程度なので、5分到着が遅れたと思えばいい。

見方を変えれば、5分以上到着が遅れると前方席のメリットは完全に打ち消されてしまうと言うことです。


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あと、コロナが心配な人は、最後列なら絶対に後ろに人が来ないので、後ろから「へーっくしょん」なんてこともなく、とても安心だということ。まぁそれは気にし過ぎ以外の何物でもないんですが、それでも何かにつけて最もリスクの小さい席が後方席じゃないでしょうか?墜落時も後方席は生き延びやすいですしね。

さらに、最近僕が思っているメリットは、最後列は到着後、降機するまでの間にトイレを使えること。これ、すごく時間節約になるんです。降機時、737-800では前方、中央、後方と3ブロックに分けて降機が案内されるため、後方座席は降機まで少し待たされるんです。(前方席でもボーディングブリッジを取り付けるまでの間、それなりの時間が掛かります。)

飛行機はベルトサインが点灯している間、トイレが使えません。特に降下中は30分程度トイレが使えない状態になります。これが効くんですよ。降下前にトイレに行くものの、降下中にまたトイレに行きたくなることがよくあります。飲み物を飲むし、機内が結構寒いからでしょうか?僕は非常によくあります。

そんなとき、後方座席、特に一番後ろの座席に座ると、降機を待っている間にトイレに行けてしまいます。前方席に座って空港ターミナル内のトイレに駆け込むのと結果的に同じなんじゃないかと思い始めました。

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後方窓側の人気上昇?

コロナで大きく変わったのは、ANAで言えば優先搭乗の順番でしょう。上級会員のみが許された優先搭乗は今や座席の属性によって決まるものになってしまいました。

上級会員のメリットとして最も大きいのがラウンジを利用できることかと思いますが、それに次ぐ「使える」サービスとして優先搭乗が大きなウェイトを占めていたように思います。

それが現在は廃止状態に。優先搭乗は、ボーディングブリッジや機内通路で渋滞に巻き込まれることなく乗り込める最高のサービスだったのに、事実上そのサービスがなくなってしまうと上級会員の魅力が少し薄れますね。

僕は元々後方窓側が好きだったので難を逃れた身なんですが、基本的に前方通路が好きな上級会員にとっては改悪以外の何物でもありません。ましてや前方通路は今やGroup6、最後となってしまいました。この屈辱的な変更にJALに転向する人もいるかも知れません。

ただ、コロナでの搭乗順序の変更を機に、後方窓側の人気が上がってきてもよいと思います。僕にとっては既に圧倒的な勝ち席です。早く乗れる、空いている、降機前にトイレに行ける等、メリットは色々あります。皆がそんなメリットに気付き始めると後方座席が混雑するので避けたいという気持ちはあるものの、今回は僕なりに後方席のメリットをコッソリとお伝えしたつもりです(笑)。

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