イケてる航空総合研究所

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アメリカに行ってよくわかった現地のマスク事情。日本人に合わせてマスクしてくれるのが悲しかったけど。

アメリカのマスク事情まとめ

先日アメリカに行ってきました。数日間の滞在でしたが、アメリカのコロナの様子がよくわかったのでレポートしたいと思います。

まずは街中の様子から。道行く人たちは基本的にマスクをしていません。日本とは対照的でほぼ100%マスクの日本の街中とは全く風景が違うことに、知ってはいながらも驚きました。ただ、全員が全員マスクをしていない、ということはなく、10~20人中1人くらいはしている感じでした。(僕が行ったのはマスク率が高めだと言われている民主党の強い州です。それでもマスク率5~10%です。)

街中だとマスク着用率は低いですが、レストランでは店員さんがしている場合もあります。それでも個人個人の判断に委ねられている感じがしました。もちろんしていない人の方が多いです。

アメリカのレストランってテーブルに着くと、超早口の英語で捲し立てながら今日のおすすめを言ってくれるじゃないですか。そんでもって気持ち悪いくらいの愛想を振りまいてくれるじゃないですか。あれがマスク姿だったら全然サマにならないですよね。リアクションがオーバーで劇場型の人だとなおさらです。

一方で、空港だとぐっとマスク着用率は上がります。特に日本線の発着があるとその周辺はマスクだらけになります。日本からの便が到着すると、全員マスクで降りてきますし、日本行きの搭乗ゲート付近は日本人以外でも全員マスク姿です。日本線の存在が空港全体のマスク着用率を上げている感じがしました。なお、空港には「Mask is Optional」(マスクは任意)とハッキリと書かれています。

ちょうど僕が到着したとき、ロンドンからの便が到着したんですが、日本からの便の乗客は全員マスク姿なのにヒースローからの便の乗客はほぼマスクしていない。そんな混沌とした風景が到着ロビーで繰り広げられるのでした。エアラインごとにポリシーが違う今、日本のエアラインは特別という思いを到着した瞬間から感じてしまいました。

その他の行き先の便ではちらほらマスク姿の人が見られるほどでした。圧倒的にノーマスクがマジョリティですね。

空港職員はどうかというと、日系エアラインの職員は必ずしています。ボーディングブリッジで待機していた清掃の人々も全員していた気がします。そこはエアラインのポリシーに合わせているんでしょう。一方で入国管理官などのお役所系の人達は全員していませんでした。その他職員はしている人もいればしていない人もいるという感じでした。

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アメリカ人は知っている

そんなマスクなしのアメリカに安心しきっていた時、悲劇が起こりました。なんと待ち合わせていたアメリカ人がマスク姿で登場したのです。正直焦りました。相手が日本の文化を知っていて、こちらに合わせてきたんです。Hi, Nice to meet you! ●△☆※○◇■と一通り挨拶を交わした後、You don’t need a mask. We don’t care about it.と言わざるを得ない状態に…。

実はこれ、一度や二度じゃないんですよ。短い滞在中に四度ありました。とにかく初対面の人が会いに来る場合、絶対にマスクをして登場してくるんですよ。みんな日本人がマスク必須だとよく知っているんです。

こればかりは何だか悲しくなりました。皆が皆マスク姿で登場して、こちらが「いえいえ、マスクは結構です。」と気を遣わないといけないとは夢にも思っていませんでした。日本のマスク文化は、皮肉にも世界に認められているんですね。

少し前にTwitterで「#自分だけノーマスク岸田」のハッシュタグが流行り、海外ではマスクを外す首相の姿が非難されましたが、ま、それでいいんですよ。相手国に行ってまで、相手をこちらの文化に巻き込んではいけないと思います。

いいですか?マスクはもう感染症対策ではないんです。アメリカ人から見たら日本文化なんですよ。「相手が日本人だからマスクをしてくる」という時点で、日本文化に合わせるための儀礼なんです。マスクが感染症対策から完全に切り離されていることがわかりますよね。

とても悲しい出来事でした。

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外国人ほどちゃんとマスクする

では外国人の日本での振る舞いはどうか(日系エアラインの機内は日本とみなす)。よくTwitterでも外国人が日本に旅行に来たらマスクをしないから困るんじゃないかと言われていますよね。マスクを着けずに飛行機に乗ったり、街歩きをしたりして迷惑するんじゃないかと。あれは多分間違っている、いや将来はどうなるかわかりませんが、少なくとも、現時点では間違っていると思います。

外国人はちゃんとマスクを着けます。別の記事で書こうと思っていますが、日本から北米行き、北米から日本行き、ともに乗客は9割が外国人です。しかも日本に入国しない外国人です。それでも機内ではみんなちゃんとマスクをしています。耳が痛くなるくらいにマスク着用の放送が入るからです。むしろ日本人の方が緩く、「アメリカ行きの機内ならマスクしなくてもいいだろう」とマスクなしでトイレに行ったりしています。

また、往復の成田エクスプレスの車内でもマスクを外しているのは、「(電車の中でみんな見ていないから)やれやれだ」と思っている日本人がほとんど。外国人は律儀にちゃんとマスクをします。こちらの文化に合わせてくれているんですよね。

というよりも、日本はコロナに超厳格な国だと勘違いしており、マスクを外すことでどんな制裁が待っているのか未知数なので怖くて外せないだけな気もしています。

日本のマスクは任意で、外していても99%のケースで注意されないことを知らないんじゃないでしょうか?だから過剰に恐れてマスクをしている。それが外国人ほどマスクをちゃんとしている理由だと僕は推測しています。周りを見渡せばほぼ100%の着用率の中、外国人にとっても自分だけ浮いてしまうのは怖いのでしょう。

ちなみに僕が品川駅で声を掛けて道を教えてあげた外国人(発音的にアメリカ人)も、このクソ暑い中、医療用みたいなマスクをピタッとしていました。きっと本国ではマスクなどしていないであろう人なのに(←確率的な推測)、そんな大そうなマスクをさせてしまってなんか申し訳ないと思ってしまいました。

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それでもマスクをし続けるのか

僕は元々マスクが嫌いで、アメリカの現状を見る前からブログにずっとマスク批判を書き続けているので、「アメリカを見たからと言ってそれを日本にも当てはめるな!」いう声は飛んでこないとは思いますが、やはり自分の目でアメリカの実情を見てしまうと、

日本は何をやってんだか

という思いを強めてしまいます。世界でどんどんマスク規制がなくなり、どんどん社会が正常化して行っている中で、日本では未だにマスク着用が声高に叫ばれて、にも関わらず「過去最大の感染者数だ、さらなる感染対策の徹底を!」ってやっているわけですから、そりゃもう滑稽に映るわけですよ。

日本人が熱い信仰を寄せるマスク。でも「もうマスクは意味がないのでは?」と僕は思っています。これだけマスクをしても感染拡大するということは、何の意味もない。とは言わないまでも、マスクは気休め程度のものだとしか僕は結論付けることができません。

マスクを外せばコロナ気分が抜けて、誰も気にしなくなり、数も数えなくなり、自然と元通りに戻っていくのに、何故頑なにマスクを着け続けるのでしょうか?コロナをやめたくないとしか思えないんですよね。日本人はずっとこのままコロナ気分でいたいとしか思えません。

いいですよ。そういう人はずっとマスクをしていてくれても。でも、世の中には元に戻りたい人がいっぱいいる。それを無視して、マスク強要を続ける人たち(企業)は一体何様のつもりなんでしょう?一部の熱狂的なマスク信者がマスクを推しているからといって、マスクしない選択をした人を理由なく排除してもいいと思っているとしか思えません。

いい加減、日本人は目を覚まさないといけません。誰かが号令をかけてくれるとでも思っているのでしょうか?そんなものは掛かりませんよ。自分たちで始めたマスク社会なんですから、自らの力で変えて行くしかありません。だから僕は批判を覚悟で、身を挺して頑張っているんです。

いつまでも在りもしない他人の価値感に合わせていないで、自分の価値観で生きましょう。アメリカに行ってそれを強く思いました。もちろんアメリカが全てではありません。ただ、コロナに関してはアメリカはとても寛容で当たり前のように個人の選択を尊重していました。見習うところは多いと感じました。

この社会を続けるもやめるも、皆さん一人一人の選択にかかっています。

以上。

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