これからマリンドエアに乗り継ぐ
キャセイで香港に到着しました。入国審査は至ってスムーズ。これまで香港で待たされたことはありません。近くの空港でいくと、台北や上海だといつも待たされるイメージなので、香港の入国のスムーズさにはいつも感心してしまいます。ホールBに出ました。僕はこの先、マレーシアのマリンドエアに乗り継ぎます。マリンドエアのチェックインターミナルは、到着したターミナル1ではなくターミナル2。とりあえず移動しないといけません。その移動が心配だったので、香港での乗り継ぎ時間が十分に欲しかったんです。しかし、ふたを開けてみれば移動は超スムーズ。誰もが迷わないわかり易さでした。
ということで移動方法は後回しにして、今回僕がやってしまった失敗談を書いておきますね。
ターミナル2の仕組みがわかりにくい
ターミナル2への移動は非常にわかり易いんですが、わかりにくいのはそもそものターミナル2の仕組みです。僕の旅行はいつも事前調査する時間がなくて、「わからなかったら聞けばいいや」とか「何とかなるや」で行っちゃいます。正すべきは僕の姿勢なのかも知れませんが、本来は調べずに行ってもすぐにわかるのが一番よいことですよね。
香港のターミナル2については混乱させる情報が多いんですよ。一旦理解してしまえば簡単なのだと思いますが、事前に調べる段階では確実に混乱すると思います。
僕は今回、マリンドエアのチェックインカウンターのあるターミナル2に行き、わざわざターミナル1に戻って出国しました。何故そんな面倒なことをしてしまったのか、整理してみます。
僕が事前に調べて知っていたのは以下の3つです。
- ターミナル2は出発専用のターミナル
- ターミナル2対象エアラインでも到着はターミナル1
- ターミナル2のエアラインでもターミナル1から出国可能
そして、マリンドエアでもらったチケットのゲート番号が202。これはターミナル1のゲート番号なんです。
あ~既に頭が混乱…。
そしてチェックインのオニイサンには「こっち行って下に降りてターミナル1に行け」と言われました。
しかも案内されたラウンジはターミナル1。
え?どうなってんの?
色んな断片的な情報に踊らされている僕は、「ターミナル2から出国しちゃったら、ターミナル1に行けないんじゃないか?」と心配になりました。そして「ターミナル2でチェックインしてターミナル1から出国すれば絶対に失敗することはないだろう」と思ってしまったんですよね。
ちゃんと調べていない僕が悪いと思います。でも少しだけ自分を弁護するなら、たくさん調べないと理解できないということは、そもそもわかりにくい空港だということなんです。ユーザーアンフレンドリーなんです。
帰国してこの記事を書く前に調べてやっとわかりました。帰ってくると、事情がある程度わかった上で調べるので、情報が整理しやすい頭の状態になっているってのもあります。
ターミナル2にはボーディングブリッジはありません。そしてターミナル2からターミナル1は交通システムで繋がっていて、ターミナル1には簡単に行けるんです。ターミナル2は単なる手続きをするだけの建物なんですよ!そんなこととはつゆ知らず…。
Googleマップで見てみましょう。
これがターミナル1とターミナル2の位置関係です。飛行機とは全く縁遠いところにあります…。駐車上をぶっ潰した感じじゃないですか!
そして↓はバニラエアのHPから取ったターミナル2の利用案内です。
これで全てが分かりました。「ターミナル2は出発専用のターミナル」で、「ターミナル2対象エアラインでも到着はターミナル1」という意味が…。
ターミナル2で手続きをしても、最終的にターミナル1に移動するんです。飛行機がいるのは絶対にターミナル1なんです。
普通、ターミナル1でチェックインをすると、ターミナル1から出発するじゃないですか。そして到着だってターミナル1じゃないですか。出発も到着もターミナル内で完結するってのが普通の考え方なんですよ。それが香港ではぐちゃぐちゃした考え方になっているので混乱を招くんです。香港のターミナル2はあくまでもターミナル1の分館という位置づけなんですよね。それに気付けなかった僕は、話が全然繋がりませんでした。
これは要改善だと思いました。(←自分の不勉強を棚に上げて言っているのは百も承知で言ってますよ。)
ターミナル2への行き方
はい、ということで、ターミナル1からターミナル2への行き方を案内します。これは多分迷わないと思います。すごく分かりやすいですから。電光掲示の一番左上。T2は左へ行けとなっています。
左に行ったらそのまままっすぐ行けと。(左上のT2表示)
わかり易い!こっちがT2だと。ちなみにこのまま真っ直ぐ行くと電車乗り場です。
電車乗り場の前で左に曲がると坂があってそこを降ります。
そして今度は左に曲がるとこんな通路があります。
あれ?ここってバス乗り場じゃないですか?
そうなんです。ターミナル2はバス乗り場の上なんですよ。このエスカレータを上がるとターミナル2です。
はい、ここが香港チェクラプコク空港のターミナル2。最初入ったとき、何だか水の中にいるようでした。天井が波打っていて、水中から上を見上げているような感じがしました。すごくイケてますね。
あったあった。マリンドエアのチェックインカウンター。
というわけで、チェックインは無事にできたんですが、僕はターミナル1に戻らないといけないと強迫観念にかられているので、ターミナル2から出国することができませんでした。後から調べてみるとターミナル2には魅力的な施設がたくさんあります。それを体験できないのがちょっと残念でしたね。
ん~、もうちょっとわかり易い構造というか、わかり易い仕組みにして欲しいです。香港のターミナル2は行くのは簡単なんですが、行ってからが混乱するんですよ。事前に断片的な情報だけを仕入れてしまったのが災いしてしまったのかも知れませんが、それでもやっぱり分かりにくいですよ。
このモヤモヤ感、僕だけが感じることなら僕の頭がカチカチってことなんですけど、何となく同じように混乱をする方がいるのではないかと思いまして記事にしてみました。初めて行かれる方の助けになるといいです。