4階のトランジットエリアへ
仁川到着後はTransferの案内を目指してまっしぐら。仁川空港での国際線から国際線への乗り継ぎは、到着階から出発階へと上がらなければいけません。専用の保安検査場を通って出発階へ上がります。
必要なものはパスポートと乗り継ぎ便の搭乗券の2点。しかし搭乗手続きがこれからと言うときもありますよね。その場合はe-ticketの控えでもOKです。とにかく乗り継ぎがあることが証明できればいいです。
トランジットを終えるとすぐにトランジットホテルの案内が目に留まります。このエスカレータを上ったところが、仁川空港のトランジットエリアです。(チェックインもここでできます。)
スカイチームのエアライン(大韓航空、デルタ航空、エールフランス、KLMオランダ航空)は第2ターミナルに行ってしまいましたので、ここのエリアに来られるのは、第1ターミナルに到着した場合だけなんでしょうかね?
というのも、トランジットホテルを予約した際に、大韓航空、デルタ航空、エールフランス、KLMオランダ航空をご利用のお客様は、当ホテルを利用できませんという表示が出たんです。
第1ターミナルと第2ターミナルは、無人の交通システムで接続しているはずですが、さすがに第2ターミナルの到着から第1ターミナルの出発へは移動できないのかも知れません。(ちょっとまだ調べ切れていないというのが本当のところです。)
4Fのトランジットエリアのマップはこんな感じ。
仁川空港では両ウィングの4階にトランジットエリアが設けられていて、シャワー、ラウンジ、仮眠スペースなどがあります。僕がいるのは左側のウィングです。
【2018年4月追記】
現在、左側のウィングにはホテルはありません。右側のウィングだけになりました。2018年4月2日、左側のウィングに行ったところ、「ホテル、コチラニハアリマセン、ジュウイチバン(11番)ゲートマエデス。」と言われてしまいました。
トランジットエリアの一番奥にホテルがあります。このホテルは6時間をワンブロックとして宿泊できます。僕は今回エクスペディアから予約をしたため、6時間ではなく12時間の料金として13,000円弱を支払って泊まりました。実質の滞在時間は21時から翌朝6時まで9時間でしたので、6時間+1時間の追加×3と=9時間の滞在としてもう少し安くできたかも知れませんが、安くなっても1,000円くらいだったので、エクスペディアからの予約のまま泊まりました。(当日でもキャンセルできる宿泊料金だったため)
部屋は狭いです
こちらがトランジットホテル全体のお部屋マップ。(今はない左側のウイングのマップです。)僕のお部屋は105です。何となく窓があった方がいいので僕は「窓の付いた部屋をください」とリクエストしました。このマップを見る限り窓のない部屋も多そうですね。
部屋はこんな風にとても簡素な作り。
ハッキリ言って狭いです(広く見えるのは広角レンズの効果)。「この広さで1万3千円か…。」と嘆きたくなりますが、立地が抜群なので、狭さと値段のバランスには目をつむるべきでしょう。
広い部屋がよければホテル周辺のトランジットホテルに泊まればいいですが、一旦入国をして翌日また出国をしなければいけません。その手間を考えると、この狭さで、この1万円超えの値段は妥当かも知れませんね。
不動産で例えれば「駅徒歩1分の好物件」とかそういう次元ではなく、「改札の中に家があります」というレベルなんですから。
窓付きの部屋からは出発ロビー内を望むことができます。鉄格子にはちょっと悲しいものがありますけれども…。
壁は結構薄くて、隣の人が電話で話す声が少しだけ聞こえたときがありました。その他は特に騒音ナシ。非常に快適でした。
アメニティ、Wi-Fiに不満あり
それでは部屋の設備を見て行きましょう。予想以上にシンプルで驚きました。お風呂はシャワーブースのみで浴槽はありません。シャワー圧よし、温度よしでシャワーはとても快適でした。しかしシャンプーと石鹸しかなく、コンディショナーとかシャワージェルとかそういう上流階級の方々が使うものはありませんので、注意して下さい。髪の毛サラサラ女子の方は、コンディショナーを持参した方がよいです。
置いてあるアメニティはコットン、シャワーキャップ、サニタリーバッグ、昆布(くし)のみ。歯ブラシや髭剃りがないのは一流の男にとってはマイナスです。(韓国では使い捨て商品の提供を禁止しているみたいです。韓国に行く際には必ずマイ歯ブラシを持って行きましょう。)
ちなみにバスローブなどというブルジョアジーなものはもちろんありません。本当に最低限必要なものしかありませんので、このブログに登場しなかったもので、必要なものは自分で必ず持って来てくださいね。(もちろんタオル類はあります。)
コンセントは韓国式+日本式があります。USBポートはありません。その他、エアコンは0.5度刻みでコントロールできて快適です。冷蔵庫は空なので、好きなものを買ってきて入れて下さい。
こんなくらいかな?
ちなみにWi-Fiは激しく遅く、話になりませんでした。空港のフリーWi-Fiが遅いのは諦めがつきますが、お金を払って泊まっているホテルのWi-Fiが遅いのは納得いきませんよね。繋がっては切れての連続で、全く使い物になりませんでした。
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実質の門限は21時半
飲み物をセントレアで仕入れていくのを忘れたので、ペットボトルの飲み物を買いに行こうと部屋を出ました。この時既に21時半。仁川は24時間眠らないと思い込んでいたのでちょっとヤバかったです。なんと、免税品店などのお店が21時半頃から締まり始めるのです。しかも日本の空港みたいにペットボトルの飲み物が全く売っていないんですよ。店はどんどん閉まり始めます。「どこに行ったら買えるんだ~?」と頭を抱えていると、「そうか、フードコートに行けばいいんだ」とひらめきました。気付くのが遅いです。
フードコートも同じく21時半ラストオーダー。22時に完全閉店です。電光パネルの表示も21時半には消えてしまいました。(朝は6時から)
21時半を過ぎるとエスカレータにすら乗れません。が、そこを強行突破。急いで水とコーラを買いました。350mlのコーラが1,500ウォン、水が900ウォンでした。日本と同じくらいの値段だったので安心しました。
24時間眠らない空港の割には夜が早い
免税店やフードコートが22時で閉まってしまうので、「仁川って実は24時間空港ではないのではないか?」と思って出発の案内を見てみたら、やっぱり24時間空港です。ほとんど休んでいません。2時45分から4時25分が空白時間として空いているだけで、その前後はみっちり詰まっています。それなのにお店は22時で終了。せめて24時くらいまではやっていて欲しいですよね。
22時以降に着いたトランジット客はどう過ごせというんですかね?ちょっと疑問です。
仁川空港内トランジットホテルまとめ
仁川空港の中にあるトランジットホテルは非常に便利です。入国しない海外旅行の強い味方です。アメニティや遅いWi-Fiなどの設備の不充実さは少し嘆きたくなりますが、部屋は狭いものの快適ですし、熱いシャワーも浴びることができますので、とりあえず必要最低限のトランジット環境は整っていると言えます。仁川の4階トラジットエリアにはホテルに泊まらなくても夜が開かせるような設備が整っていますが、やはり旅の疲れを溜めないためには、シャワーを浴びてベッドに横になることですよね。そんな当たり前のことを叶えてくれるのがこのホテルです。ちょっと値段は張りますが…。
ただし、注意しないといけないのは、買い物機能が実質21時半で消えてしまうことです。なるべく21時までには着きたいものですね。
日本を夜に出て、仁川のトランジットホテルで一泊すれば、翌日早朝から動けます。そこが何と言っても魅力です。入国せずに過ごせる快適さを是非是非皆さんにも味わって欲しいと思います。
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