上野駅至近のホテルを探す
東京へGotoトラベルが解禁されたので、2020年の年始に行った東京旅行の旅行記を出して行きたいと思います。東京では初めて上野に泊まりました。何故なら上野は、成田へのアクセスが良く、国立科学博物館や美術館、上野動物園があり、また、浅草(東京らしい観光スポット)に近いからです。
しかし上野駅周辺には家族で泊まれるようないいホテルが全くないんですよ。ビジネスホテル系じゃテンションが上がりませんし、他にもホテルは幾つか見つかりますが、どこも狭くて古めかしい感じです。そこで探し当てたのが今回泊まったMIMARU(ミマル)と言うホテルです。正式な名前は「MIMARU 東京上野 NORTH」です。
ちなみに当該ホテルは現在コロナの影響で休館中(2020年11月19日再開予定)。ただしMIMARUはチェーンホテルであるため、他のMIMARUが利用可能です。上野にも本記事で紹介する上野NORTH以外にも上野EASTがあり非常に近いです。同じMIMARUということで雰囲気は良く似ていると思われますので、十分に参考にして頂けると思います。
ということで、MIMARU上野NORTHを舞台にMIMARUの紹介をして行きたいと思います。
このホテルはアパートメントホテルという位置付けでして、パッと見、ホテルには見えません。なんか普通のオフィスビルに見えます。
入口に暖簾があることから、辛うじて「お店か?」くらいに認識できるレベル。
ただ、中に入ると、素敵な空間が広がっていて期待に胸を膨らませてくれます。
1階のロビーにはソファーが置かれ、その周りはジャパニーズモダンな雰囲気です。
真ん中辺りには、日本のお土産コーナーがあり、外国人をメインターゲットにした宿泊施設であることを示唆しています。(インバウンドゼロの状態での経営は難しいでしょう。僕自身、休館しているホテルを紹介するのは非常に悔しい思いがします。)
そしてUNOや黒ひげ一発などの遊び道具、キッチン用具、プラネタリム機などが置かれて部屋へ持ち帰って楽しめるようになっていました。
上野のホテルを探す中で、自分が「泊まりたい」と思うホテルはここしかありませんでした。それくらい上野駅周辺にはいいホテルがありません。東京観光にとって拠点となるような街でありながらホテルの非充実さは残念に思います。
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部屋はファミリー、グループ向き
それでは早速部屋に入りましょう。こちらがフロアマップ。アサインされた部屋は2階でした。子供がいると、床をドタバタ走り回るので、下の部屋に迷惑を掛けない2階がベスト。リクエストしたわけではありませんが2階がアサインされたのは良かったです。
ちなみに、上階のドタバタはそれなりに聞こえます。
リビング+ベッドのお部屋。この部屋の名前は「ファミリーアパートメント」と言います。40平米の広さを持つ部屋6人部屋も用意されており、大家族でも対応可です。
通常のホテルは4人家族には不向きですよね。2人部屋を2部屋取ることになるわけですが、それなりに値段がしますので、なるべくなら1部屋に抑えたいところ。トリプルはあってもなかなかフォースというホテルはありませんので、このようなアパートメントホテルは家族旅行の大きな味方です。
ベッドは2つは普通に配置されており、残り2つは2段ベッドになってスペースを抑えてあります。通常のホテルも2段にすればスペースを有効活用できるのになぁと思います。
リビングも広々、奥にはキッチンも付いています。
こちらがキッチン。比較的大型の冷蔵庫や電子レンジも備え付けられており、海外のホテルで言う「ナントカInn」みたいな感じです。
最大の欠点は景色が見えないこと。いわゆるビルの間のスキマにあるホテルですので、こんな風にすりガラスになっており、光すら入りません。開けることもできますが、人が入れないよう、頭が通らないくらいのスキマしかできません。
こちら2段ベッドの下の部分。高身長の人にはちょっと短い感じがしましたが、隠れ家的で落ち着きました。ちなみに上段は下段と気温が1~2℃違いました。熱は上に溜まるんだなぁと実感します。
スマホは内線としても使え、もちろん外に持ち出すこともできます。基本的に外国人向けです。
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お風呂はセパレート
家族旅行ではお風呂は大事です。特に洗い場があるところは重要で、ホテル選びの重要ポイントになります。シャンプー、リンス、ボディソープが備え付けられています。
もちろん洗面も別になっており、家みたいに暮らせます。
トイレも別で非常に快適です。
ちなみにクローゼットはなく、むき出しのハンガー棒があるのみです。
いわゆるコンドミニアム
アパートメントホテルというのはいわゆるコンドミニアムです。スプーン、フォーク等カトラリー類も豊富に揃っています。
コップとお椀も。
何にでも使える白いお皿もたくさんありました。
ザルや鍋もあります。
アメニティキット+お茶類は部屋になく、全て必要な物をフロントでもらうシステムです。スリッパすらフロントでもらうのは不便だと感じましたが、子供用のスリッパ(18㎝くらいまで?)も用意されているためその点は助かりました。
尚、ここに置いていないアメニティキットも、例えばT字カミソリなんかは言えばもらえました。
このホテル、レストランはありません。もちろん朝食サービスもありません。唯一コーヒーのサービスだけはあります。1人1泊1杯のコーヒーが無料。チケットをフロントに持って行き、カプセルと交換します。
そしてコーヒーマシンで入れます。ちなみにチケットがなくても100円で買えます。
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上野駅入谷口から徒歩5分
最後に交通案内。上野駅が最寄駅です。
でも中央改札から出ると激しく遠いのでご注意を。
入谷改札を出ましょう。
そして入谷口へと向かいます。
ここが入谷口です。
道路を渡り真っ直ぐ北に歩いて行くと着きます。大人の感覚だと5分は近い方ですが、子供を連れての5分は結構あります。JR上野駅の入谷口ならまだしも、京成成田駅へはかなり遠く感じました。電車出発の30分前にホテルを出て切符を買い電車に乗り込めたのは出発5分前でした。上野駅至近とは言え、意外と遠く感じますのでご注意下さい。
僕がこのホテルを積極的に選んだ理由は国立科学博物館が近いから。この道を上り、線路上の高架橋を渡り徒歩で7~8分で行けます。とりあえずホテルに着いたら少し休憩して徒歩で博物館へ。そして帰りもすぐに帰って来られたためとても便利でした。
こちらご参考まで。
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まとめ
さて、このホテルの総まとめを書いてみましょう。設備面では○。ただしアメニティキットがフロントにある時点でやや不便な感じがあります。ここのホテルはホテルではなくてアパートメントホテルと思えば仕方がないかと思います。その分、お皿やコップなどの食器類が充実しているのは良いと感じました。
また、多少設備が充実していなくても部屋が広いのは一番のアドバンテージです。特に何かが使いにくいこともなく、普段ホテルに泊まるのと同じように過ごせました。家族で泊まるには十分な広さであり、エキストラベッドを入れなくても初めから4人部屋であるため、その点は家族旅行で泊まれる希少性の高いホテルと言えるでしょう。
スタッフのサービスにはばらつきがある感じです。単なる時間給のアルバイトのようなので仕方がないのかも知れません。初日にフロントにいたスタッフは非常に親切で、コーヒーの入れ方に戸惑っているとすぐに駆け寄って教えてくれましたが、2日目にいたスタッフは終始おしゃべりに夢中で親切さのカケラもない感じでした。
ただ感心したのは外国人へのサービス。このMIMARUはほとんどが外国人客であるためか語学力は堪能なようで、完璧な対応ができていました。おしゃべりが止まらないスタッフの件は「ここは海外と思え」ということかも知れません。海外ではおしゃべりしながらの接客はむしろスタンダードですからね。
部屋は冬でもやや暑かった印象です(最低気温4~5度、最高気温12度程度の日)。エアコンを19度に設定してもなかなか温度が下がらず、窓を少し開けて温度を下げました。部屋が暑いというのは、ホテルではよくある話ですので、あまり大したことではないかも知れません。
立地は上野駅至近で便利なはずが、子供を連れると予想以上に遠く感じました。これは仕方がないと思います。移動時間には大人が歩ける時間の2倍くらいを考えないといけませんね。
総じて言うと、期待を大きく裏切らないアパートメントホテルでした。この設備ならばもう少し安くても良いとは思いますが、上野至近と言う立地を考えると仕方がないのかも知れません。
訪日外国人が激減している今なら予約が取りやすいと思いますので、家族旅行で少し文化的なところへと思われる方は、上野駅周辺はベストなチョイスだと思います。僕が泊まった上野NORTHは閉鎖中ですので、上野EASTへどうぞ。もちろん他のMIMARUホテルも行きたい場所に合わせてチョイスして頂ければと。
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