ピーチの勢いが止まらない
本日2021年1月22日、ピーチが名古屋(中部)＝那覇、石垣に同時就航を果たしました。ほぼ1ヶ月前の2020年12月24日、ピーチがセントレアに就航し、新千歳線と仙台線を開設しました。就航1ヶ月、そしてこのコロナ禍というのに、もう次の路線の就航です。先日は北へ展開したので今日は南へ。那覇と石垣へ1日1便ずつの就航となりました。今、航空需要は本当に死んでしまって、誰も飛行機に乗らないような状況に陥ってしまっているんですけど、苦しくてもここで路線を展開しておけば後々絶対に有利になる。それがピーチの作戦でしょう。中部発の3、4路線目となる那覇、石垣線の開設はコロナ後を見据えた投資なんですよね。「損して得取れ」、そんな感じです。
ダイヤは以下の通りです。
MM481：NGO(0725)-OKA(0955)
MM482：OKA(1035)-NGO(1235)
MM487：NGO(1325)-ISG(1625)
MM488：ISG(1705)-NGO(1925)
このダイヤだと両方の初便に乗ることが可能なんですが、まぁ今回はそこまで頑張らず、中部=那覇の初便と石垣=中部の初便に乗って帰って来るというプランが一番時間を有効に使えるので、中部→那覇→石垣→中部と飛んできました。(那覇＝石垣はJTAで移動)
今回は2本の初便を同時にご紹介します。
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セレモニーなしの中部＝那覇初便
今回の初便は朝が早いんですよね。
那覇行きMM481便 7時25分発は早起きしないといけないので大変。でも逆に10時には那覇に着けるので時間を有効に使うことができます。
9番ゲート前は、12月の初便のときにあったような初便就航ボードみたいな横長の物はなくセレモニーはなしでした。まぁ3路線目ですからね。ないのも当然と言えば当然です。
就航を表すものはこの電光掲示のみでした。
しかしですね、緊急事態宣言中とは言え、9番ゲート前には航空ファン、そして一般の乗客の方々がたくさん集まっていました。
ほら、この通り。結構混雑しているんですよ。
搭乗時も距離を取れと言われるんですが、そんなことできるはずもなく…。初便の人気ぶりをよく表していると思います。
搭乗機はJA825PでA320neoではなくceoでした。でもこのプレリクライニングシートはカッコいいですね。座り心地もいいです。
セレモニーが就航の横断幕やお見送りもなし。
左旋回でセントレアを後にするのでした。
乗ってみると満席とも言えずガラガラとも言えず、マイルドに乗っている感じでした。50％くらいでしょうか？こんなご時世ですから仕方がないですね。
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記念品はキーホルダー
仕方がないけど全然初便らしくない初便。
まさかこのまま那覇まで行っちゃうのか？と思ってもみたんですが、
ちゃんと記念品が配られました。CAさんが一人一人配ってくれます。手袋も紫でとてもピーチのカラーと合ってますね。
日付も路線名も入っているという逸品です。
そして那覇までは普通の便。
非常に天気が悪く、下が見えたのは着陸直前でした。
なんと那覇空港は第1滑走路RWY36Rに着陸。北風時の着陸用とされている第2滑走路は使っていないんですかね？便がかなり減ってしまっているので、第1滑走路だけで十分なんだろうと思います。
そして雨が降り生暖かくて湿っぽい那覇に到着しました。
ん～、すごい普通の便
でした。
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石垣発中部行き初便
那覇到着後はJTAで石垣まで飛びまして、石垣空港でレンタカーを借りて数時間フラフラしました。
今度は石垣発那覇行き初便MM488便に乗ります。
JA825Pが到着。この機材は朝と同じで、中部＝那覇＝中部＝石垣＝中部と飛びます。今日の全ての初便を担当した大変優秀な機体です。
僕の座席は20列目。狭いシートにも随分慣れて「全然狭くなくない？」と思えるようになったのは嬉しい限りですね。
今日は離陸したらすぐに雲に入ってしまうような非常に悪い天気でして、南の島の美しい景色を楽しむことができなかったのは残念でした。
そしてすぐ夜を迎えるのでした。
ってか、ガラガラなんですけど！
ってのは内緒にしておきましょう。往路の中部＝石垣初便が石垣空港に到着した時はかなり多くの人が降りてきました。さすがにその反対向きの石垣発の初便は空いていて当然かと思います。
ベルトサイン消灯後には、初便恒例のキーホルダー配りも。
ちゃんとISG-NGOと搭乗方向を合わせてあるのは注目すべき点です。つまり1路線に2種類作っているということなんです。ありがたやありがたや。
そんなこんなで、19時30分、石垣からの初便は少し遅れてセントレアに到着したのでした。非常にノーマルな便でしたね(汗)…。
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石垣へ日帰り旅行が可能に
ということで、本日は2便の初便を楽しんできたというわけです。最後にまとめますと、先ほども書いた通り1機で2路線の往復分を担っているため、那覇行きは早い時間、石垣行きは遅い時間に設定されています。つまり折り返しの那覇発も早い時間、石垣発も遅い時間となります。ということで、日帰り旅行を楽しむなら行きに那覇便に乗り、自力で石垣まで移動して石垣から帰るというパターンが非常におススメです。(全て名古屋からの話ですが。)
石垣というと非常に遠いイメージで、那覇経由で行くと時間が掛かるし、直行便だとすぐに折り返す必要があるしと、なかなか便利とは言えないものだったんですが、今回就航したピーチを使えば、那覇＝石垣を自力で移動したとしても石垣に12時頃到着できます。ピーチの石垣＝中部は17時発ですので、5時間も石垣島で遊べるんですよ。
中部からはこれまでANAしか手段がなく、すぐに折り返さなければいけなかった石垣ですが、このピーチの中部＝那覇線、石垣線ができたおかげで、新しい楽しみ方ができるようになりました。
日々に忙殺されていると1泊ですら旅行を計画するのも難しいじゃないですか。でも日帰りならば何とかなりそうですよね。ピーチのおかげで、名古屋から日帰りで行ける場所に最も遠い石垣が入ったんですよ(単純折り返し以外でという意味)。冬でも温かい南の島、日帰りでもいいリフレッシュになりそうですね。(本日の石垣は23度でした。)
初便としてはパッとしませんけど、また新たな楽しみ方を発見した中部＝那覇、石垣初便でした。
是非、ピーチで那覇・石垣へ！
(僕が日帰り旅程だったため、↑では日帰り旅行に焦点を当てていますけど、もちろん滞在するにも便利な時間帯に飛んでいる、というかそこまで変な時間帯に飛んでいるわけではないので、ピーチに乗ってじゃんじゃん沖縄方面にお出かけ下さい。翌日追記。)
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