機内誌小型版が配られた
2021年5月に新千歳に行った時のこと。CAさんが翼の王国を配り始めたんですが、何だかすごく大きな違和感を覚えたんです。サイズが小さくなったんですよ。
いつしか、機内誌が座席前ポケットに置かれなくなっていましたよね。色んな人が触る機内誌はコロナ的にはNG。雑誌なんて消毒のやりようがないし、というのが理由かと思われますが、とても杓子定規的な、そして「コロナ対策万全です」という世間体だけを気にしているだけの対応にあまりいい気がしていませんでした。
ただ、紙の機内誌はちゃんと存在していて、搭乗時に欲しい人には配っていたような気がします。(毎回、機内誌を配っているわけではないようです。)
で、いつしかその紙の機内誌がなくなったのかと思いきや、小さくなって新登場しました。僕が乗ったのが2021年5月。どうやら2021年4月から小さくなったようです。
しかも機内のWi-Fiを繋いでスマホやタブレットでも見られるようになりました。もちろん、普通に地上でもWEBで見られます。
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中身は国際線を兼用
それで機内誌の中身なんですが、内容として大して変わりはしないものの、サイズが小さくなった分、記事が短くなったような気がします。ラーメン屋さんの紹介なんですが、紹介文はこれくらいの分量。読みやすい分量ですよね。どの記事も文章量が抑えられていて、飽きる前に読み切ることができます。
そして大幅な変更と言ったら、国際線の機内誌と兼用していること。ひとつ上の写真の英語版ページがちゃんとあります。(内際共通化は以前からとのコメントを頂きましたが、上記記述及び章タイトルはそのままは残します。)
こちら富山の特集ページ。
今度は同じ記事の中国語のページがありました。
つまり、全ての記事に英語版、中国語版のページがあるわけではなく、このページには英語、このページには中国語というように記事ごとに割り付けているんです。
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地図ページは健在
機内誌で一番見たくなるページが、地図のページ。あるかな?と思って確認したら、もちろんありました。これ、上空から地形を見て、「あ、ここか」と確認するために非常に便利です。しかし少し小さいかも知れません。
もう一つ、気になるページはフリートのページ。
こちらも健在でした。
「小さくなってどうなってしまったんだろう?」と一瞬思いましたが、何だか安心しました。
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コロナは時として都合がいい
コロナと言うのは非常に都合がいい感染症でして、今やコロナのせいにすれば何でも正当化される世の中になっています。その中で消えたのが紙の時刻表です。どの路線に何便飛んでいるか、機材は何か、乗り継ぎはできそうか、などなど、紙の媒体は一覧性が良いので、色々なことが瞬時に分かるツールとしてすごく重宝しました。それが突然の廃止。
ネットで何でも調べられる時代、紙媒体はなくなるのが当然の流れで、紙の時刻表をわざわざ開く人は少なくなっていたのかも知れませんが、一部の層にはきっと必要だったはずで、それでも廃止したのは紛れもなく、コロナによる業績悪化でのコストカットが目的でしょう。
機内誌も同様。元々読む人は少なかったでしょうし、大きくても紙を食うばかりですし、国際線版を作るのは大変ですし、こちらもコロナを機に、思い切って半分のサイズに小型化し、内際共通化したんでしょうね。こちらもコストカットが理由と思われます。(時刻表とは異なり、良い変更だと思いますが)。もしかしたら機体の重量軽減もあるかも知れません。
どちらの変更も個人の嗜好を排除すけば、時代に合った変更だと思います。ただ、平時であればなかなかできないことでしょう。単なる懐事情だけでは世間様が許してくれず、顧客を納得させる大義名分が必要だからです。でもこんなご時世、何でもコロナに乗じてやってしまえばいい。そう言う意味ではコロナって都合がいいですよね。
個人的に時刻表の廃止は残念ですけど、機内誌小型化はいい変更かと思います。少しだけコロナのいいところを見つけた気がします。(皮肉ですけど)
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