イケてる航空総合研究所

ビジネスクラス搭乗記、弾丸旅行のノウハウ、マイルの使い方、貯め方、航空事故の真相などなど。

弾丸旅行から帰ってきたら空港の税関で金塊の運び屋だと疑われました。

2回連続で税関に怪しまれた

今回の弾丸旅行で、わかったことというか、疑念が確信に変わったことがあります。それは、弾丸旅行に行くと必ず税関で怪しまれるということです。

前回、北京から帰ってきた時、そして今回、台北から帰ってきたとき、空港の税関で同じ質問をされたのです。

金塊とか持っていませんか?

2連続で聞かれるというのは結構な確率です。税関で質問される人はなかなか珍しい部類だと思っています。僕自身、実はこれまでの人生で一度も税関で質問を受けたことがありませんでした。それが今年に入ってから二度も、しかも2回連続で疑われました。

世の中の情勢が大きく影響している面もありますが、今まで一度も引っ掛かったことのなかった人が、2回連続で引っ掛かるというのは何かしら、僕に「疑われる要素」があったということです。

ということで今回は、何故僕が税関で二度も引っ掛かったのか、どんな会話が交わされるのか、そしてどんな風に対応すればよいのかを書きたいと思います。

税関の役割とは

日本に帰国後、イミグレーションを抜けると、手荷物のターンテーブルがあり、そこで荷物をピックアップした後、(簡易的な)税関というところを通ります。輸入禁止品を持ち込んでいないか、税金を払うべき輸入品の脱税をしようとしていないかを確認するためです。

一番良いのは荷物の全点検査を行うことですが、全点検査をしていたら、大行列ができてしまい、空港の機能を完全に損ないますので、通常はサンプリング検査が行われます。基本は自己申告制、そして自己申告しない人の中から「怪しい」と思われる客のカバンを開けて、ピンポイントでチェックをするのです。

税関での一部始終ドキュメント

今回、前回と2回連続で見事に僕は「怪しい客」に認定されました。今回は税関で交わされた会話の全てを公開したいと思います。税関の人達はこういう風に人を疑い、そして解放するんだというのがわかるかと思います。

言っておきますが、僕は初めから「白」ですので、本当に何かを密輸しようとしていて、税関の目をすり抜けようとする方の参考にはなりませんのでご注意ください。

それではお送りします。

税:どちらまで行ってらっしゃいましたか?
僕:台湾です。
税:荷物少ないですけど、何日の滞在ですか?
僕:あ、1泊です。
税:何をしに行かれたんですか?
僕:飛行機に乗るだけの旅行をしてました。
税:???はぁ…???
僕:あ、僕、飛行機が好きで、それで、マイル使って旅行するのが趣味なんです。
税:はぁ、そうなんですかぁ…。

税:(申告書を見ながら)えっ!名古屋に住んでらっしゃるんですか?
僕:そうですよ。
税:また何でここ(新千歳)に。
僕:あ、エバー航空に乗りたくて、でも新千歳しか便が空いてなくて…。
税:じゃあ今から名古屋に?
僕:はい、これから羽田に飛んで伊丹に飛んで帰ります。
税:はぁ…。

税:(ファイルを取り出し)麻薬とか持っていませんか?あと金塊とか?
僕:持ってないですよ(ニヤニヤ)。
税:ちょっと開けさせてもらってもいいですか?
僕:どうぞ、どうぞ。
(なさそうなのを確認)
税:あ、ありがとうございました。

僕:やはり、金の密輸が流行ってるんですか?
税:えーまー、そうなんですよー。
僕:前も疑われたことありまして…。
税:そうですかー。

税:ところで、そんなにマイルって貯まるもんなんですか?
僕:あ、裏技がありまして、買い物とかよりも貯まる方法があるんです。
税:へー、そうなんですか。(頭の中は???)
僕:マイルを貯めるとビジネスクラスにタダで乗れるのでそれが楽しくて。
税:ビジネスクラスですか~。
僕:色んなビジネスクラスに乗ってブログにしてるんです。
税:あ、ブログされてるんですか。
僕:はい、まぁ、そんな趣味なんです。(デレデレ)
税:(こいつには興味ねぇ)すいません、ご協力ありがとうございました。

最後の方は雑談になっていますが、最初の方はちゃんと僕を怪しんでいますよね。まぁ受け答えの堂々さとかで、見破れると思うので、段々向こうも雑談モードになってきているわけですが、僕が答えに窮したり、声が震えていたりしたら確実に別室行きでしょう。

これが怪しまれるポイントだ

ここで怪しまれるポイントを挙げてみましょう。

  • 中年男性の一人旅
  • 海外旅行にしてはカバンが小さい
  • 1泊である
  • 到着地と住所が違う

大体こんなところでしょうか?


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中部から出て新千歳で入国してるところとか、チョ~怪しいです。

自分は「白」なので、疑われること自体に違和感を覚えますが、税関の人達の立場になってみると確かに怪しいですよね。カバンが大きくなりがちな海外旅行なのにカバンが小さく、しかも1泊、到着地が住所と大きく違う。そりゃあ誰だって疑いたくなります。「アンタ何やってんの?」と。

でも、疑われたところで、僕は運び屋なんかじゃありませんので、堂々とカバンの中を見ればいいわけです。恐れることはありません。恥ずかしがらずに自分の趣味を打ち明けていくと、だんだんと疑いが晴れてきますので、そこで解放になります。今回は僕が税関の人と積極的に雑談をしたため、長くなってしましたが、雑談をしなければもっとすぐに開放されると思います。

これから趣味の名刺持って行こう

今回思ったことは、会話できるのを逆手に取って仲良くなればいいんじゃないかってことです。趣味の名刺とか渡せば、ブログのファンになってくれるかも知れませんよね。ここ最近、ずっと趣味の名刺を印刷をしておらず、財布の中に入っていなかったんです。もし入っていれば、この機会に渡せば良かったな~と思い後悔しました。

次回からちゃんと財布に名刺を忍ばせて、疑われたら「こういう者です」と言って名刺を渡そうと思います。きっと税関の人は飛行機が好きだと思いますので、ブログのファンになってくれるに違いありません。

税関で疑われたことを機にブログ読者を増やす。なんてポジティブな発想なんでしょう。これからもどんどん疑われたらいいんですよ。金塊密輸ブームのおかげで、普段話せない税関の人と話せたわけですから、こんなに楽しいことはありません。皆さんもどんどん疑われて、税関の人達とのトークを楽しんで下さいね。

なんだかよくわからなくなりましたが、これにてドキュメント終了です。


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