単純往復じゃつまらないから
これまで連載してきた記事をまとめます。この旅行は簡単に言うと、63,000マイルを使ってビジネスクラスに乗りまくる旅行です。普通の人が特典航空券を使うときに考えるのは、きっと単純往復の旅でしょう。例えば、成田からシンガポールの往復航空券を取りシンガポール観光をするといったように。
しかし僕の場合は違います。目的は、魅力的なビジネスクラス席になるべくたくさん乗ることです。だったら同じシンガポールに行くにもひたすら寄り道していった方がよいということになります。
ANAの特典航空券を利用して東南アジアへビジネスクラスクラスで往復しようとすると63,000マイル必要です。単純往復の旅程だと1区間あたり31,500マイルが必要という計算になります。しかし7区間乗ると1区間あたり9,000マイルで済むんです。飛行機好きの人にとっては、断然後者が魅力的ですよね。1区間9,000マイルでビジネスクラスに乗れるなんて夢みたいです。
旅行のルート
今回の旅行で僕が作ったルートを地図で示すとこんな感じです。ルートは、名古屋(中部)→福岡→仁川→香港→シンガポール→北京→羽田→名古屋(中部)
便名等の詳細な情報はこんな感じです。
何だかよく分かりませんが、最遠点であるシンガポールに行くのに福岡、仁川、香港を経由しています。何故こんなヘンテコリンなルートを組むかというと次の3つに乗りかったからです。
- アシアナ航空の777ファーストクラス
- アシアナ航空のA380ビジネスクラス
- シンガポール航空のA380ビジネスクラス
名古屋からシンガポールに行くのにSQ(シンガポール航空)で往復するだけなんて超つまんないじゃないですか。だから、シンガポールに行くのに福岡、仁川、香港を経由するんです。そして上に書いた3種類のビジネスクラス(ファーストクラス含む)に乗るんですよ。ちなみに上記3種類の中にはA380が2つも含まれています。
福岡、仁川、香港と3都市を経由してシンガポールに行ったところで、余分にかかる日数は1日です。この旅行では香港で1泊しています。香港への到着は夜遅くですが翌日は14時発なので、午前中を香港観光に費やせます。しかも仁川でも7時間のトランジットがありますので、仁川空港からトランジットツアーに参加することも可能です。
シンガポールの滞在日数を一日減らせば、超豪華ビジネスクラスに乗り、ソウル、香港トランジットツアー付きのオイシイ旅程が組めちゃうんですよ。こんなうまい話はないですよね。
僕の場合はシンガポールですら一泊もせずにそのまま北京経由で羽田に戻ってきてしまったのですが、時間がある方は是非とも一旦シンガポールでストップオーバーをして観光を楽しんで、帰りもヘンテコリンな旅程で帰ってきて欲しいです(もちろんソウル、香港でストップオーバーしてもよいです)。どんなルートを組もうが、東南アジアならそのエリア内から出ない限り、必要マイル数は63,000マイルです。たくさん経由するほどお得です。
この旅程はどうやって組むか
こんなヘンテコリンなルートをどう組むかって???それは簡単、ANAのマイレージ予約の画面で「複数都市・クラス混在」を選択して、ルートを組むのみです。ここでのポイントは「名古屋-福岡-仁川」は、「名古屋-仁川」で検索を掛けることです。初めから乗りたい機材が決まっているのなら、「名古屋-福岡」、「福岡-仁川」で検索してもよいのですが、よくわからない状態では一つ経由点を飛ばして組むのがコツです、そうするといくつか経由候補が出てくるからです。そこで今回のような「福岡-仁川」の「77W」を発見するわけです。
「名古屋-仁川」では成田経由や上海経由なども出てきますので、そこで新たな発見があるかも知れません。遠いところ同士で検索して経由便候補の中から、面白い機材を発見すると言うのがこのやり方の醍醐味です。
行き先が決まらないうちは、大都市同士の組み合わせで検索を掛けてみると楽しいです。アジアなら、仁川、北京、上海、台北、香港、バンコク、ホーチミン、クアラルンプール、シンガポールなどです。これらを適当に組み合わせると、オイシイ機材を発見できたりします。是非是非お試し下さい。
はい。それでは時系列に記事を並べてみたいと思います。(旅行時期は2016年7月。)
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