イケてる航空総合研究所

ビジネスクラス搭乗記、弾丸旅行のノウハウ、マイルの使い方、貯め方、航空事故の真相などなど。

どこにも入国しない海外旅行のススメ

1泊2日の弾丸旅行

9月の末に行って参りました弾丸旅行、1泊2日でこんな風に飛んできました。

名古屋(中部)-仁川-台北-新千歳-羽田-伊丹

セントレアを夕方に出て仁川到着後一泊、そして翌日は早朝7時から台北に飛び、そこから札幌、東京、大阪と経て新幹線で帰ってくるいう意味不明のスーパー旅程です。

実は今回、自らの歴史の中で初めてどこの国にも入国しない海外旅行というものを体験してきました。そして結果、

どこにも入国せずに日本に帰国することは可能

であることが証明されました。

噂には聞いていました。どこにも入国せずに帰って来る人がいると言うことを。でも、何となくにわかには信じ難くて「一回自分でやってみないとダメだな」と思っていたんです。

やってみて思ったことは、「別に普通にできるじゃん」ってことでした。以下では実例を交えて、どこへも入国せずに日本に帰ってこられることを論理的に証明し、技術的なクリアすべきことを解説したいと思います。

日本から見たら強制送還と同じ

どこにも入国しない海外旅行というものは、日本国から見た場合、何らかの理由で相手国に入国を断わられ、再び日本に帰って来るのと同じです。いわゆる強制送還みたいなものですよね。

また、古い話になりますが、30年くらい前、ウルトラクイズという番組がやっていまして、成田からグアムに行く際、機内出されるクイズに合格しないと、グアムには上陸できず、乗ってきた飛行機で日本に強制送還されるというルールだったことが思い出されます。このウルトラクイズの例も入国しない海外旅行の一例です。

だから日本側から見たら、出国後、どこにも入国せずに日本に帰って来ることは何らおかしな話ではないわけです。

相手国から見たらトランジットにしか映らない

今度は相手国、今回の旅行では韓国の立場から見てみましょう。これは簡単です。韓国では、単に僕はトランジット客としか映らないからです。

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僕が仁川のイミグレ-ションに来れば入国させてあげればいいし、トランジットレーンに来たならば、トランジットさせてあげればいい。仁川で入国しなければ単なるトランジット客として扱われるだけです。韓国に入国せず仁川空港を通過していくだけの人は五万といるわけで、相手国で入国する/しないという議論はナンセンスです。

また仁川の次の目的地台北から見ても全く状況は同じです。台湾に入国するのか、トランジットするのかは、台北から見たらどちらでもいい話なんですよね。

ちゃんととパスポートを持っていれば、入国もできるしトランジットもできる。それは日本を出て何回トランジットをしたって同じです。空港に到着した客は入国する客か、トランジットをする客かのどちらかです。途中の空港ではこの2つの図式しかなく、入国しなければトランジット客にしかなり得ないわけです。

はい、これで日本から見た考え方と、相手国から見た考え方の両方から成立性を説明できたわけですが、続いて必要なのが、技術的に可能なのかということですね。

チェックインは全区間しなければいけないのか

日本-X国-Y国-日本という旅程の場合で、X国、Y国にともに入国しない場合、日本から日本という国際線旅程はチェックインできるのでしょうか?

今回の場合、僕はセントレアで、中部-仁川-台北-札幌とチェックインしてもらえました。つまり日本から日本という旅程はチェックイン可能です。最近はオンラインでチェックインもできますので、できない方がおかしいのかも知れません。

ただ、区間数が多過ぎる場合とか、フライトの24時間前でないとチェックインができない場合とか、チェックインには条件がありますので、必ずしも毎回、日本から日本っという国際線旅程がチェックインできるとは限りません。

結論から言うと、次の便のチェックインが済んでいなくてもトランジットできると思います。具体的に言うと、今回仮に中部-仁川だけしかチェックインできなくても、仁川でトランジット用の保安検査場は通過できるはずです。だって僕は今回、仁川の保安検査場でパスポートしか見せていませんから…。航空券の提示は求められませんでした。出発階に上がってからチェックインするというパターンもありますので、航空券は必要ないんだと思います。(空港によってはe-ticketの控えの提示を求められることがあります。)

そもそも、空港によってはトランジット用の保安検査場がない場合もあります。シンガポールのチャンギやマレーシアのクアラルンプール(KL)なんかがそのいい例ですよね。到着客と出発客はフロア内でごちゃ混ぜになり区別されません。そのような方式の空港では、フロア内にある乗り継ぎ専用のカウンターでチェックインを行い、出発前にはゲート毎に保安検査を行います。チェックインしていなくても空港内をウロつけます。

チャンギやKLの例をを考えると、トランジットに次区間の航空券が必要であるという議論もナンセンスになります。

ただし、マイナーなエアラインなど、全ての航空会社のチェックインが、いわゆる出国後(入国後)の制限エリア内でできる保証はないと思いますので、あまりにマイナーなエアラインに乗り継ぐ場合、僕は「それでも入国しない海外旅行は可能です」と言い切る自信がありません。あくまでも同アライアンスや、メジャーキャリアを乗り継ぐ場合に限り可能としか、今の僕には言えません。ゴメンナサイ。

ターミナルが異なる場合は不可能なことも

もう一つ注意事項があります。物理的にできない場合です。以前に上海浦東で、中国東方航空(中部-浦東)と吉祥航空(浦東-中部)を入国せずに乗り継ごうとしたことがありました。それはターミナルが異なるため不可能でした(中国の法令上、不可能という話も聞かれる)。

中国東方航空はターミナル1に到着、一方の吉祥航空はターミナル2からの出発でした。ターミナル1にはターミナル2用の航空会社用の乗り継ぎカウンターはありませんし、そもそも内部ではターミナル間の移動ができない(はず)ので、一旦入国して出国する必要がありました。

世界にはそういうパターンもありますので、空港の構造を知っている場合しか、入国しない海外旅行はしないようにしましょう。そして、もし目論見が崩れて、どうしても入国が必要になった場合に備え、乗り継ぎの時間だけは確保しておきたいものです。

上海浦東ではその乗り継ぎ時間を巡って一悶着がありましたので、以下の記事をご参照下さい。

flyfromrjgg.hatenablog.com

手荷物は絶対に預けるな

これだけは注意して下さい。どこにも入国しない海外旅行は手荷物を預けないことが必須となります。だって預けてしまったら、チェックインの最終目的地で受け取らないとないじゃないですか。最終目的地が日本ならいいですが、そうではない場合もあります。

そもそも日本に帰国するまでどこにも入国しないのならば、荷物を預ける必要はないと思いますが…。

以上、技術的にクリアしないといけない事項はこのくらいでしょうか?これまでに書いた事柄を守っていれば、100%入国せずに日本に帰って来られると思います。

入国しない海外旅行に何の意味があるのか?

それを聞いたらあかんて。

目的は飛行機に乗ることですので、海外旅行自体は意味を持ちません。何の意味があるのかなんて考えたらダメなのです。

今回の旅程では、仁川に着くのが夜(21時頃)で、出発が早朝(7時頃)だったので、入国していたら時間がもったいないと思ったから入国しないでおこうと思っただけです。入国に30分、ホテルへの移動に30分、出国時も全く同じくらいの時間が掛かりますので、その約2時間分をゼロにできたらいいという思いで実行しただけなんです。

あえて意味を見出すなら時間節約です。

僕は飛行機に乗るために飛行機に乗りますし、夜遅くや朝早くに乗ることも多いです。飛行機に乗っていない時間でもなるべく有効に使いたいんですよ。プロフィールには「観光したい」とか書いてますが、それは夢のまた夢。今の僕は欲張らない方がいいんです。

そんな僕が一番嫌なのが、出入国に時間を取られることです。あと空港外のトランジットホテルまでの移動です。過去にもトランジットホテルに行くのに随分と苦労したことがあります。バス停が見つからないとか、タクシーの運ちゃんに騙されるとか、パターンは色々あります。出入国とそこから先のホテルへの移動の時間と労力が、無駄で無駄で仕方がないんです。

もう一つ面倒なのが、書類を書かなければいけないことです。ボールペンを持って行くのを忘れて困ったことはないですか?パスポートの有効期限がイマイチ覚えられなくないですか?現地滞在先の名称とか住所とか書くの面倒じゃありませんか?そうですよねー、あの入国書類を書くのが本当に面倒なんですよね。そんな無駄を一切排除できるのが、入国しないことなんです。

宿泊は空港内のトランジットホテル

今回は仁川の空港内にあるトランジットホテルに泊まったわけですけれども、乗り継ぎ用の保安検査場を通って5分で部屋に入れる便利さですよ。これはもう病みつきになりそうです。翌朝も、7時発の便なのに起きたのは1時間半前の5時半。ホテルを出たのは6時過ぎ。それでも時間が余ってしまいました。出発の1時間半前に起床して余裕というのは海外旅行では相当レアなパターンです。

空港内のトランジットホテルって何て便利なんだ!

って心底思いました。

空港内のベンチに寝るという方法もありますので、その場合はもっとお金と時間を節約できると思います。まぁさすがにいい歳になってそこまでのバイタリティはないですけれども…。

大ブレイクの予感

ということで、飛行機の乗るのが目的なだけなら、入国しないで帰ってくる旅行を強くおススメします。これほど無駄を排除できて、ゆっくりもできる海外旅行はありません。空港の中では何でも揃いますし、飛行機だって見られます。こんな快適な旅行を知ってしまったら、入国するのが本当に無駄に思えてきますよね。

これからは意味もなく入国するのはやめて、空港内に泊まりたいと思います。皆さんにも強くおススメします。この素晴らしさを体験してしまうと、入国なんてバカバカしくてしたくなくなりますよ。忙しいサラリーマンには弾丸で旅行に行くことしかできませんので、思い切って発想を変えないといけないんですよ、入国して何の意味があるのかと…。時間の無駄だろそんなものって…。

どこにも入国しない海外旅行、大ブレイクの予感がします。


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