トランジットホテルの経験則
僕はどの国に行くとしても、その国(街)をゆっくり楽しむために泊まると言うことは少なく、トランジット(乗り継ぎ)のためだけに泊まるという旅行をしています。泊まるのは空港近辺のトランジットホテル。そのトランジットホテルに関してはこれまで色んな経験(トラブルを含む)をしてきました。まずはこれまで僕が感じてきたトランジットホテルについての経験則を書き出してみたいと思います。- 安いホテルは空港から遠い
- 空港に近いホテルは高い
- 無料シャトルバスの乗り場がわかりにくい
- タクシーに乗ろうとしても長蛇の列
- タクシーの運ちゃんがホテルを知らない
こんな風に書き出したらキリがありません。トランジットをする場合は、空港近くでホテルを探すのが便利で安心というのが常識だと思うんですが、これまでそうしてきて、良いことよりも悪いことの方が圧倒的に多くありました。その常識、本当にそうなのかなぁと思い始めたんです。
今回は北京でのトランジットなのですが、「いっそのこと、エアポートエクスプレスで東直門まで出て、東直門から歩けるホテルに泊まった方がいいんじゃないか?」という考えに至りました。
(北京首都空港エアポートエクスプレス)
何故なら電車は乗り場がわかりやすいし、時間が読めるし、明瞭会計だからです。車で15分くらい掛かるトランジットホテルに泊まるよりも、電車で30分の方が絶対に楽だと思ったのです。
ホテルへの無料シャトルバス乗り場が見つからなくて広い空港をウロウロ。結局見つからなくてタクシーに乗ったら今度はボッタくられた、なんて経験をするより、25元を払ってササッと電車に乗った方が早いじゃないですか。
ちなみに過去のトランジットで最悪だった出来事はこれです。↓
東直門にホリデイインを発見
そんな考えで見つけたのが「ホリデイインエクスプレス北京東直門」。漢字で書くと「北京東直門智選仮日酒店」となります。僕はIHGでポイントを貯めていますので非常に好都合でした。しかもちょうど貯まっていた20,000ポイントで宿泊できたんです。即決でしたね。ちなみにこのホテルはお金を払って泊まっても値段は1万円以下。北京市内にしては安く泊まることができます。
ね、結構安くないですか?
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Googleマップに騙されたけど
ちょっと説得力が下がっちゃいますが、ここで本当のことを言っておきます。僕が即決したのは値段以外に立地も大きな要素だったんですが、その立地が実は間違っていたことに予約後に気が付きました。IHG公式HPの地図を見る限り東直門駅に近いです。が、これは中国では正しく表示されないというGoogleマップのワナ。完全に騙されました。
こちらが中国の地図サイト「高徳地図」で正しい場所を示したものです。本当の位置は東直門駅から結構遠いんです。もし初めから遠いと知っていれば選ばなかったかも知れません。気が付いたのが旅行3日前。違うホテルを探す気力もありませんでした。
道順や感じたことについては次回のホテル紹介記事に譲りますが、結論から言うと、やはり駅から遠くて若干不便でした。エアポートエクスプレスも30分程度掛かりますので、そこから荷物を持って15分歩くのはしんどかったです。
という説得力のなさは棚に上げて…。
とは言え鉄道で都心まで出るのもアリ
今回のホテルはGoogle地図問題もあり、結果的にはミスチョイスだったかも知れませんが、考え方自体は正しかったと思います。ということで、強引にまとめたいと思います。そもそも僕が今回、北京空港の近くに泊まらずにエアポートエクスプレスで東直門まで出た理由は、空港ホテルと言ってもシャトルバスの乗り場がわからなかったり、タクシーで行くとお金が掛ったり、運ちゃんが場所を知らないというリスクを避けるためでした。
明朗会計、ダイヤが読める交通機関を使うというのは非常に安心感があったからです。大空港では、空港まで地下鉄や高速鉄道が乗り入れているケースが多くありますので、無理に空港近辺で怪しいトランジットホテルを探さなくても、公共交通機関で安く都心まで出て、駅近くで探すというのもアリだと思います。
無料シャトルバスの乗り場がわかっている、タクシーで行ったらいくら掛かるか知っている、とかそういう場合はいいですが、初めて行くホテルで何だか不安という場合は、鉄道は強い味方です。ただ、鉄道だと夜遅い到着や、早朝の出発の場合に使えないことですので、それをクリアできる時間に到着/出発する場合に限りますけどね。
今回は結果的にホテルのロケーションがよくなく、時間を無駄に使ってしまった感がありますが、今後も「あえて鉄道で都心まで出る」というのもトランジット時の選択肢として持っておいて損はしないと思いました。
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