イケてる航空総合研究所

ビジネスクラス搭乗記、弾丸旅行のノウハウ、マイルの使い方、貯め方、航空事故の真相などなど。

シンガポール航空A330-300ビジネスクラス搭乗記(関西=シンガポール)【 機内食はいつ食べるべきか】

関空発のSQがA330-300だった頃

今回お送りするのはシンガポール航空A330の搭乗記です。SQ787-10の初便を狙いに行くために前夜の関空からシンガポールへ飛んだ時(2018年4月2日)のお話です。

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夜の9時半、関空第1ターミナル南ウィング41番スポットにやってきました。


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これから乗るのは23時25分発SQ623便。機材はA330-300です。シンガポール航空の関空=シンガポール線はダブルデイリーで運航されており昼便と深夜便があります。今では両方787-10に置き代わっていますが、当時は両方ともA330による運航でした。(2018年冬スケジュールからは関空発昼便の方がA380に変わります。)

シンガポール航空は「日本路線の機材を全て787-10にする」とアナウンスしており、成田線は既に787-10に置き代わり、そして名古屋(中部)線も7月28日から787-10が入るという発表がありました。ですのでA330が日本に乗り入れるのもあとわずかです。ここでしっかり乗り納めをしておきましょう。(A330が退役するわけではありません。東南アジア域では引き続き乗ることができます。)


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一番に乗り込もうとゲート前で待っていたら、「チェックインをしてくれたお姉さんがこちらへどうぞ」と中に案内してくれました。車椅子の人達が待機をするようなところで待機をさせてくれました。僕だけかと思いきや、他の人も案内されていたのでビジネスクラス客は早くゲートに行けば待たせてくれるんだと思います。

今どき2-2-2の深夜便(だった)

一番に乗り込んで真正面から一枚。


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SQのA330のコンフィギュレーションは2-2-2です。ちょっと時代遅れですね。深夜便で2-2-2では、夜を明かすのにはちょっと心許ない感じがします。


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今回僕は窓側を諦め、3列目の真ん中ブロックを取りました。どうせ夜で景色は見えないため、通路に出ることを優先しました。


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本当は夜でも窓側がいいです。しかし隣をベッドにされてしまうと通路に出られなくなるので困るんですよ。


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角度付きのフルフラット。世界に名立たるSQなのにライフラットはかなり時代遅れ感があります。しかし今後はこの座席に座ることもありません。787-10になればスタッガードという超快適なフルフラットシートが入りますから。

おやすみなさいZzz…

搭乗して機内を撮影するという一仕事をしたら心を落ち着けて眠る準備に入ります。機内では何としてでも眠っておかなければいけません。シンガポールに到着したら「787-10の初便取材」という大仕事が待っているからです。シンガポールまでは約6時間半のフライト、眠れたとしても最大4時間くらいです。

しかーし。

頑張れば頑張るほど眠れません。

「本当に787-10の初便は飛ぶのだろうか?」という不安も入り混じって全然眠れないわけです。きっと少しは眠っているんでしょうけれど、ドスドスと通路を歩く音や、誰かが咳込む音、カチャカチャと何かを触る音がきっかけで、すぐに目が覚めてしまうんですよね。


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優しく耳元で囁かれた

「ん~眠れないなぁ」と思っているうちに、耳栓の向こう側から。「いけてるこうくうさまっ、いけてるこうくうさまっ」という天使が優しく囁くような声が聞こえてきました。囁いていたのはSQの日本人女性クルー。それはそれはお美しい方でした。

「人が気持ちよく寝ているときに起こすとは何事だ!」と文句を言ってはいけません。機内食の時間になるとちゃんと起こしてくれるんです。

機内食は離陸後すぐに食べるか、朝食べるか選択ができます。オーダーを取るときにどちらにするか選びます。僕は「朝食べる」を選びました。それで耳元で囁き声が聞こえたんですね。

朝食は日本時間4時スタート

まもなくシンガポールです。


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起きたらここを飛んでいました。シンガポール時間で3時15分。日本時間で4時15分です。眠っていないと言いながらも、多分1~2時間は寝ているはずです。もし本当に眠っていないのなら、ここまでの時間が途方もなく長く感じられるはずだからです。

食事のオーダーを取ってくれているときに「朝食は何時に出るんですか?」と聞いたところ、「午前3時です」と言われました。「さ、さ、3時?」と僕。「日本時間ですと4時です」と教えてくれました。なるほど、シンガポール到着の2時間前に朝食がサーブされると言うことですね。前の列から配っていくので、時間通りに朝食スタートです。


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メニューのブックレットはしっかりしています。


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こちらが日本食。きっとすごいボリュームの朝食が出てくること間違いなしです。


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ウェスタンメニュー。僕は真っ先にフレンチトーストをオーダーしたのですが、見事に売り切れ。仕方なくアメリカン・ブレックファストにしました。これもまた果てしなく量が多いんでしょう…。


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まずはフルーツからスタート。正直、朝食はこれで十分な気がします。


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じゃじゃーん!アメリカン・ブレックファストはオムレツがドカンと載っていてボリューム満点!

日本時間の午前4時にこの量は無理です。「すいません、残してもいですか?」と半分くらい食べたところでギブアップ。僕があまりにもフラフラしながら聞いたので、「お体大丈夫ですか?」とまで聞かれてしまい、「いえいえ、朝は量を食べられないだけです」と答えて片付けてもらいました。コンチネンタル・ブレックファーストにしておけばよかったと後悔しました。


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朝食が終わった機内。まだ夜は明けていません。

機内食はすぐに食べるのがいいかも

毎回深夜便に乗ると考えさせられます。機内食をいつのタイミングで食べるか。乗ってすぐ食べると朝お腹が減るかな?と思って朝にするんですが、朝は朝で寝不足状態で食べるので食欲ゼロで食べられません。

長く寝られる方と考えても、夜にせよ朝にせよサービス中はキャビンがうるさいので、どっちを取っても眠れないんですよね。いや、キャビンがうるさくてもむしろ眠気が強い明け方の方がまだ眠れるんじゃないかな?と思います。

機内に入ってすぐって眠れないんですよ。座席をベッドにしても、周りで食事をしている人がいて、悶々とした時間だけが流れて行きます。そして眠れるのは結局、機内食の時間が終わった後。どうせ眠れないなら機内食を食べた方がマシです。そして朝は周りがうるさくなっても横になり続けるんです。明け方は眠れないなりにも眠れるはずです。シートを戻せと言われるまでひたすら横になり続ける。それが一番いいんじゃないでしょうか?

と言うことで次回、「機内食は離陸後すぐ(深夜)か朝か」と聞かれたら、「離陸後すぐ」と答えたいと思います。そしてギリギリまで眠る実験をやってみたいと思います。

(余談)どこまでチェックインできるのか

最後にちょっとだけ笑い話。チェックイン時JALのカウンターでの出来事です。(「姉」はGHのお姉さんです。)

姉:「チェックインはどこまでにしておきましょうか?」
(旅程は、KIX-SIN-BKK-HKG-ICN-NGO)
僕:「どこまででも…。行けるところまでお願いします。」
(お姉さん、ちょっとウケてた。)
姉:「仁川までチェックインできましたので、航空券を4枚お渡しします。」
僕:「ありがとうございました。」
姉:「あの、関係者の方ですか?」
僕:「いや、普通の人です。」

「どこまででも…。」の一言で4区間もチェックインができてしまいました。これで翌日の仁川到着まで一切チェックインすることなくスムーズに旅行ができます。仁川空港では一泊するため、最後の仁川(ICN)=中部(NGO)は24時間以上先のフライトです。状況からするに一括でチェックインできるのは24時間以内のフライトということでしょうか?

これから翌日の晩までに乗る4レグ分の航空券を持って、僕はX線ゲートを通り抜けるのでした。


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