エアチャイナ最新機種A350
2019年始に行った中国弾丸旅行。目的は中国メガキャリアである中国東方航空のA350に乗ること。しかし上手いこと、エアチャイナのA350にも乗れるチャンスが巡ってきたので今回は先にその搭乗記をお送りしたいと思います。と言っても今回の搭乗記はエコノミークラス。ただ、中国エアラインの最新エコノミークラスもすごく良かったですよ。短距離なら全然エコノミークラスでOK。中国エアラインのグレードの高さを身をもって感じました。
と言うことで詳細ルポをお送りします。
ANA特典航空券をビジネスクラスで発券すると中国国内線ではエコノミークラスしか取れません。ビジネスクラスに乗りたい場合はファーストクラス発券が必要になります。なんとかファーストクラス発券を試みましたがWEBでも予約センターでも無理でした。
ANAの特典航空券はエアチャイナが絡む旅程に弱いんですよ。他にも色々と不具合が出ます。オンラインで取れないので予約センターならば取れるだろうと思って電話しても、オンラインと同じ現象が起きて結局取れないことがほとんどです。
今回乗るのは北京発、上海・虹橋行きのCA1549便。この便は常にA350が入り、確実にA350に乗ることができます。
おっ、これは特別塗装機!
エアチャイナと言えば青いラインが若干レトロ感を醸し出す伝統的な中国エアラインという感じですが、このA350はなんだかカラフルでお洒落です。
これ、何の特別塗装かと言うと北京で開かれるEXPO2019の特別塗装機なんですよ。
2019年 北京国際園芸博覧会(International Horticultural Exposition EXPO 2019 Beijing)は「緑の生活、より良い生活」をテーマに、2019年4月29日から10月7日までを会期として北京市延慶区において開催、3年ぶりに開催される各国政府レベルが出展する最上位の園芸博覧会です。(Air China Facebookより)
ということだそうです。
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少しだけビジネスクラスを紹介
今回はエコノミークラスへの搭乗とあってビジネスクラスは楽しめません。しかし少しだけ写真を撮らせてもらいました。Aコンパートメントがビジネスクラスになっています。
エアチャイナA350のビジネスクラスはリバースヘリンボーンタイプです。
こちらに座れれば良かったんですが、取れないものは仕方がないので、そそくさと後ろの方へ向かいました。
プレエコもついています
エアチャイナのA350にはプレミアムエコノミークラスもついています。No.2ドアを入ってすぐのところにプレエコが2-4-2の配列で3列24席あります。デルタ航空A350と同じシートですね。通路側のひじ掛けが下がるタイプのものです。
この3列以降はエコノミークラスです。
普通のエコノミーでも快適シート
エアチャイナのA350エコノミークラスは3-3-3配置で256席あります。やはり新しい機材とあってシート自体が薄いですね。ヘッドレストも可動式で背の高い人も低い人もちょうどいい位置に固定できるようになっています。
窓側に3列あると、窓側に座るのが億劫になります。しかし果敢に窓側をゲット。混雑していましたが、真ん中の席には誰も来なかったので快適に過ごせました。
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ちなみにこの便は満席近かったです。中国でも北京=虹橋は航空の大動脈。日本で言えば、東京=大阪、東京=新千歳、東京=福岡などの路線に似ています。
エコノミークラスでもシートモニタが大きくて快適です。このクラスのモニタは昔のビジネスクラスのようですね。
シートポケットは画面下と座席の一番下の2ヵ所にあります。雑誌類は上、イヤホンなどは下と分散させることで薄くしているんでしょうか?エコノミークラスでは足元をいかに広くするかが課題ですから。
画面下の光っている部分がUSBポートです。電源は座席と座席の間の下の方に付いています。今どき電源がない飛行機は萎えてしまいます。個人的な事情ですがノートPCの劣化によってバッテリーの持ちが悪くなったので、機内で充電できるのは本当に助かりますね。
北京を定刻で出発
北京首都空港は混雑していると思いきや、意外と早く出発できました。A350で特徴的なカールしたウィングレット。隣には四川航空のA330がいました。
タキシー中には先行して離陸するエアチャイナ737-800と並びました。エアチャイナの不死鳥マークがいっぱい!
巨大なターミナルビルを見ながらRWY01を離陸しました。
目の前の画面には飛行諸元が出ます。エコノミークラスでもモニターが大きいって素晴らしいですね。
地図もとても綺麗。このあたりが新型機に乗るメリットですね。
美しい夕暮れの景色に出会った
出発したのはちょうど夕暮れの時刻。ベルトサインが消えてキャビンの写真を撮ろうと立ち上がったら、ちょうど沈む太陽の光が差し込んできたんです。暗かった機内が急に明るくなって、みんなが驚いていたように感じました。
太陽が沈むと機内は夕焼けと同じオレンジ色の照明に照らされました。最近の機種は天井のLEDで機内照明を好きな色に変えられるんですよ。その時間帯の明るさに合わせることにより、体をリラックスさせる効果や時差ボケを軽減する効果があるようです。
もう少し時間が経ち完全に夜になると青色の照明に変わりました。
ウィングレットが何とも表現しがたい黄昏色の空に映えますね。
このまま吸い込まれてどこか別の世界に行ってしまいそうな色合いでした。
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機内インターネットも無料
エアチャイナのA350は、さすが最新機種とあって機内装備も充実しています。どうやらスマホを使ってIFE(In-Flight Entertainment)やインターネットができるようです。しかも無料です。日本でもANAやJALは機内エンタメは無料です(国内線のみ)。
試しにつないでみました。
ただ、どうしても英語版表示ではインターネットには繋げませんでした。「自由上网」とうのが恐らく外部に繋ぐいわゆるインターネットなんですが、英語版表示にすると「自由上网」に相当するボタンがなくなるんです。外国人には繋がせない作戦でしょうかね?
普通に映画とかもありますので、自分の前のモニタで見てもいいですし、モバイルデバイスでも見られます。(モニタがあるならそちらで見ますけどね普通は…。)
ちなみにスマホでは飛行マップも見られました。
最新機種はやっぱりいいです。
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ちゃんと機内食も出る
中国国内線のいいところはエコノミークラスでもちゃんとした機内食が出ること。この時のチョイスはポークかビーフ。エコノミークラスの場合、ビーフは微妙なことが多いので、ポークをチョイスしました。こちらポーク&ライス。お味の方はまあまあでした。よく、チャイナ系のエアラインの機内食は食べられたもんじゃないという人がいますが、
それ、いつの時代の話ですか?
って聞きたくなります。時代は変わり、中国のエアラインも随分と良くなりましたね。
いやー快適でした
虹橋は浦東よりも上海都心に近い空港です。着陸前には夜景がとても綺麗です。シャッタースピードを上げるためにだいぶマイナス補正しているので、ホントはもっと綺麗です。
はい、虹橋空港に到着。
最後にまとめますが、新型機はエコノミークラスでも超快適ですし、クルーの接客も「冷たい」とか「愛想がない」とか全く感じませんし、機内食も美味しいですし、乗客もマナーが悪いとか思いません。
今回は、機材が最新ということもあって、エコノミークラスの快適さが際立ったフライトでしたね。
こんな風に大型モニタがずらりと並ぶエコノミークラスは圧巻でした。
僕、中国系のエアラインが大好きです。
特に中国びいきというわけじゃないですが、積極的に新機材を導入して成長している中国を見るのが好きなんですよ。
どんどん変わっていく中国。エアラインを見ているだけで中国の発展スピードがわかるんですよ。それを強く感じたフライトでした。
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