イケてる航空総合研究所

ビジネスクラス搭乗記、弾丸旅行のノウハウ、マイルの使い方、貯め方、航空事故の真相などなど。

エアチャイナはANAを超えた!たった3時間のフライトなのに機内食が一品一品出てくるビジネスクラスに感動。

ANAからエアチャイナへ変更

今回はエアチャイナ(中国国際航空)の北京発名古屋(中部)行き、B737-800のビジネスクラス搭乗記をお送りします。

元々、北京からはANAの777-300ER(77W)に乗って羽田に帰るつもりだったんですが、往路の便を変更するついでに、復路の便もセントレアへの直行便に変更しました。


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ANAの北京=羽田だったところを、エアチャイナ(CA)の北京=名古屋に変えたということです。


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ANAの777-300ERは魅力的でしたが、ダイレクトに名古屋に帰る方が圧倒的に楽なんですよね。品川から名古屋まで新幹線に1時間半も乗るのが面倒なんです。そんなわけで、機材はエアチャイナのナローボディ737-800になっちゃいました。

しかししかし、エアチャイナの737-800はとにかく良かったです。結果的にANAに乗らなくて良かったと思ってしまいました。


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機内に入るとビジネスクラスが3列並んでいます。ナローボディのビジネスクラスにしては比較的広いタイプです。


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シートピッチも結構あります。下の記事と比べてみて下さい。

flyfromrjgg.hatenablog.com

全然違うってわかりますか?たったの3時間のフライトでも日本路線はれっきとした国際線なので、ちょっといい機材を使っている気がします。

ナローボディの楽しみは機内食しかない

ナローボディに乗るときは、シート自体をあまり楽しめないので、食事を楽しみにするほかありません。


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北京空港を離陸したのは17時過ぎ。太陽は間もなく沈みます。


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こちらがメニューブック。機内食のが左、「茶、酒」と書いてあるものがドリンクメニューです。


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こちらが英語版の中華料理。英語では何だかイメージが湧きませんね。


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英語のウェスタンメニュー。「グリルド ビーフ テンダーロイン」の一撃でやられました。いつも「そのエアラインの国の料理を食べないと面白くない」と言っている僕が、中華料理に脇目もふらずいわゆるステーキにガッついたんです。

何故か。それは中国でハズレの中華料理ばかり食べていたからです。「もう中華料理は要らん!」とここぞとばかりに洋食を選びました(笑)。


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こちらはお茶のメニュー。


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お酒じゃなくてお茶に力を入れているところが素敵ですね。と言ってもお茶はオーダーせず、マイペースにスプライトをオーダーしました。


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コーヒーも色々ありますがネスカフェってのはやはり粉のヤツですかね?


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ソフトドリンクは「まぁこんなものか」という感じ。漢字表記が興味深いです。

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一品一品出てきたことに驚き

この路線、時刻表上で約3時間です。往路に乗ったANAの成田=大連も同じくらいの所要時間です。ANA機内食は前菜もメインもデザートも同じトレイに乗せられてくる、言わゆるワントレイ機内食でした。エコノミークラスがこの方式ですよね。ビジネスクラスでも飛行時間が短いとワントレイになります。


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(こちらが往路のANAビジネスクラス、成田=大連の機内食。)

これでも充分なんですけど、ちょっと味気ない気もします。

当然、北京=名古屋も短距離路線なわけで、僕はこのワントレイ方式を想像していたんです。僕はテンダーロインステーキをオーダーしたので、当然一品目から肉々しいものが運ばれて来ると思いきや…。


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何すか?これ?お魚ですか?

思わず、半ギレで、

あの、僕、ビーフ注文したんスけど…。

と言ってしまいました。クルーはきょとんとしています。「ええ、わかってますよ」と。続けて、

これ、アペタイザーです。

と。

え~っ!そうなの?!

半ギレで聞いてしまって反省です。しかし、こんなボリュームのアペタイザーが出てきたらメインと勘違いしちゃいませんか?

往路のANAがワントレイだったので、当然この路線でもワントレイだと思っちゃったんです。そしたらちゃんとアペタイザーからお皿で出てきて、勘違いしちゃったんですよね。

いやー、エアチャイナ、レベルが高いです。


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続いて「サラダです」と言ってもう一皿出てきました。この時点で、僕はさっきの恥ずかしさを忘れ、感動の嵐に巻き込まれていました。「エアチャイナの中国線は一品、一品運んでくれるんだ」と。しかもどれも豪華版で…。


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ようやく出てきたテンダーロインステーキ。これ、結構美味しかったです。カチカチのお肉が運ばれてきたらどうしようと思っていたんですが、予想に反して柔らかでした。

むっちゃ満足です!


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そして締めはフルーツ&ケーキ。

ここまでのお皿の数は、フルーツとケーキを1皿と数えると合計4皿。アペタイザー、サラダ、メイン、デザートと。これがANAの3時間の中国路線だとワントレイになるわけです。何だかANAとエアチャイナの格差を見せつけられてしまった気がしますね。

これはANAの負けだ…。

ANAは路線の所要時間の割にちょっと効率化しすぎている気がしますね。それにANAの中国路線には牛肉のメニューがないんです。基本的に鶏肉です。その点においてもANAの負けですね。

もしかしたら北京=名古屋はエティハド航空が飛んでいるので、そちらに負けじと機内食を充実させているのかも知れません。いずれにせよ、この路線の機内食は超アタリでした。

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(エティハド航空の機内食も充実しています。)

エアチャイナに変更して正解だった

冒頭にも書きましたが、この便、マイルを払い戻してANAからエアチャイナに変えたんです。最初ちょっともったいなかったかな?と思ったんですが、乗ってみて「変更して良かった」と思い直しました。


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ナローボディで運航する路線でも、ナメちゃいけないと思いましたね。


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この時ばかりは、エアチャイナの不死鳥マークがとても輝いて見えました。

この旅行では、エアチャイナを国内線で2回、国際線で1回利用していますが、何だか変わりゆく中国の実力を見せつけられた気がしました。


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