イケてる航空総合研究所

ビジネスクラス搭乗記、弾丸旅行のノウハウ、マイルの使い方、貯め方、航空事故の真相などなど。

中国エアラインのエコノミークラスは本当に酷いのか?【エアチャイナ国内線 大連=北京 搭乗記】

自力発券のエコノミークラス

名古屋(中部)、成田、大連と乗り継いで北京まで行く旅程ですが、ANAのマイルで取れたのは中部→成田→大連まで。大連=北京の区間は特典航空券では取れませんでした。なので、15,000円くらいを支払ってエコノミークラスの片道を買いました。


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乗るのは大連発14時15分のエアチャイナ8905便。


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エコノミークラスとあって、いつものように機内を真剣に撮る気合いが出ないので、今回はゆっくり乗り込みます。乗り込んだのはほぼ最後でした。


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前脚扉に737-800と書いてあるパターンって珍しいですよね?「何もここに書かなくても」って思いません?飛行機の型は見れば分かるので、むしろ機番の後ろ桁を書いてくれた方が有り難いですよね。


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この便、エアチャイナ便ですが、Operated By 大連航空。しかしよく見ると尾翼だけはエアチャイナ。このことを旅行直後にツイートしたところ、「日本で例えるならば日本トランスオーシャン航空(JTA)みたいな感じです。」と返信をもらいました。その例え、むちゃくちゃわかりやすいです!

中国のエアラインはそんなに酷いのか

実は今回、僕自身、中国の国内線でエコノミークラスに乗るのが初めてでした。以前一度チャンスがあったのですが、運よくインボラアップグレードされてしまい、チャンスを逃してしまったんですよね。

中国エアラインのエコノミークラスってみんな「酷い、酷い」って言いませんか?実はこれまで僕は乗ったことがなかったので、その感覚がよくわかりませんでした。なのでどれくらい酷いのかとても興味があったんです。今回はそれを検証すべく乗ってみたいと思っていました。


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搭乗時のゴタゴタはこんなもんです。中国だけではなく世界共通ですね。


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天井やオーバーヘッドビンを見るとわかるのですが、この737-800はスカイインテリアという内装を採用しており、737でも新しいバージョンです。機首部分にもアイブローウィンドウがありませんでしたので、そこでも新しい737と言うのがわかります。機体やシートの痛みとか汚れとかは全く気になりませんでした。

乗客の皆さんも大騒ぎするとかそんなことはなく、結構みんな静かです。

別に普通じゃん?

と思いました。


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フライト中は至って普通。ホントに普通。若干ですが突発的に小さな事件が起こるのですが大きな問題ではなく、トータルで考えればとても快適なフライトでした。


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約1時間のフライトのため水しか配られませんでしたが、短距離フライトならばそんなもんでしょう。クルーの接客も普通。「投げるように水が配られるのかな?」という心配をよそに、とても優しく穏やかに配られて行きました。


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はや着陸。降機するときも前の人から荷物を取って、秩序立って降りて行きました。

マナー超いいじゃん!

もっとゴタゴタするのかなぁと思っていましたが、全然普通。「酷い、酷い」と噂のエコノミークラスでしたが、全く酷くなんかなかったです。身構えて行ったので拍子抜けてしまいました。

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しかし中国ならではの事情も

というように、至って普通なフライトだったんですけれど、若干ですが中国ならでは?の行動も見られましたので、ここに記しておきます。

離陸上昇中に平気で席を立つ

上昇の初期段階でいきなり席を立ってトイレに行く人がいたのは驚きました。ベルトサインはもちろん点灯。クルーもまだ全員着席しています。結構なピッチ角が付いているときに、山を下るように後ろのトイレに行く女性。もちろんクルーに注意されることはありません。怪我をしても自己責任ってことなんでしょう。

もう一つトイレ事件。この便、天候のせいで結構揺れたんですよ。機長からも「着席するようにという指示が出ました」。クルーも全員座ります。そしたらその揺れのピークが収まるとすぐに子供が一人でトイレに行くんです。

揺れのピークは過ぎたとは言え、まだまだ結構揺れています。僕ならトイレは控えるシチュエーションですが、子供はそんなことお構いなしに後ろへダッシュ。「怖くないのかな?」と思っちゃいました。安全に関する意識が日本人とは全然違いますね。

トイレで手を拭かない

そしてトイレ事件の次は「水ぱっぱ」事件。トイレに行った後の女性が手に付いた水を払いながら歩いて行くんです。それもすごい量。ペーパータオルを切らしているのか、ペーパータオルの場所を知らないのか、とにかく通路で手をぱっぱと振り、水を払いながら歩いて行きます。僕のPCの画面には大粒の水滴が…。一瞬イラっとしちゃいました。まあでも拭けばいいだけですので素手で拭きました。トイレで手を洗ったら備え付けのペーパータオルを使って拭きましょうね。

ゲロ袋を使わない

最後にゲロ事件。これは中国とは関係なく、世界共通の「仕方がない系」の事案ですが、備え付けのゲロ袋を使わないところが驚きでした。

先ほど揺れが酷かったと書きましたが、通路を挟んで隣の隣のオジサンが、揺れの最中に大ゲロを吐いたんです。いきなり「おぇ~~~っ」と言うので何事かと思い横を見ると、透明なビニール袋の中に黄色っぽい液体がたんまり入っています。不思議だったのは、「そのビニール袋をどこから取り出したのか」ということです。

機内はぷ~んと酸っぱいゲロ臭に包まれ、機内はもらいゲロの危機に襲われます。僕の隣が子供だったんですけど、「この子も吐くんじゃないか」ってお母さん慌てちゃって、ゲロ袋を片手にしきりに子供を気にしていました。

そして、オジサンは透明なゲロ袋をずっと手に持っていたんですが、その後、どうしたんでしょうね?クルーに渡すんでしょうか?恐らくそうするしかないと思うんですが、四角いゲロ袋ならまだしも、形の整わない透明な薄いビニール袋なので、さぞかし扱いに困ったことでしょう。

ゲロはゲロ袋に吐きましょうね。

中国エアラインは全然悪くない

それで、中国のエアラインのエコノミークラスはどうだったのかってことなんですが、サンプル数が1のため、統計的には全く意味を成しません。それでも感じたことを言うと、まず機材が新しいため、機体がボロい感じは一切ありませんでした。中国のエアラインでは最近はどんどん機数が増えていますので、ボロい機体は相対的に減ってきています。よっぽど日本のエアラインの方が古い機材を使用しているくらいです。

次に、機内では特に目立った混乱はありませんでした。乗客は全般的にマナーがいいですし、クルーもそれなりに丁寧です。上に書いたような小事件は起こるものの、日本人としても何とか受け入れられる範囲内でした。

というように、ハード、ソフトともに大きな違和感を感じませんでした。中国エアラインと言っても全然酷くないじゃないですか!日本のエアラインと大差を感じませんでした。

一つ異なっていると感じたのは、全てが自己責任であるということ。日本ではベルトサイン点灯中に移動しようもなら、クルーから叱責を受けますが、中国では誰も何も言いません。クルーも乗客も安全は自分自身で守るものという感覚なのです。

僕、個人的にはその感覚に賛同できます。怪我をしたらそれはアナタの責任。それでいいじゃないですか。クルーに責任を擦り付けてはいけません。そう考えると日本のエアラインはちょっと厳しすぎる気がします。日本では着陸前の全然揺れていないときでも、ベルトサインが早々と点けられてトイレに行けなくなることがありますよね。(立っている人が飛んで来て怪我をする恐れはあるので、一概に自己責任とも言えませんが…。)

子供連れの親の気遣いが絶妙

上には書きませんでしたが、一つ気づいたことを言うと、子供は日本よりも圧倒的にうるさいです。でもそれでいいんじゃないかな?と思います。

僕の隣に座っていた子供もうるさかったんですが、親は子供がうるさいことに対しては特に注意はしません。日本だったら「静かにしないさい」ってちょっと叱りますよね。そんな空気は中国にはありません。

子供が騒ぐのはどうしようもないことです。ただ、じゃあ完全に放置かというとそうではなく、子供が僕のPCに手が伸びてきたときは、触らないように気を遣ってくれました。僕はそれくらいの気遣いで十分だと思います。日本では周りに気を遣い過ぎて親は疲弊してしまうんですよ。たまたまかも知れませんが中国では気遣いの距離感が絶妙でした。

日本では電車内のベビーカー論争とかありますけど、もう少し子連れの客に対し、周りの人が寛容になってもいいんじゃないかな?なんて思ってしまいました。

なんだか逆の結果に

噂で聞く中国エアラインの「酷さ」を感じるためにエコノミークラスに乗ったつもりが、むしろ日本の「窮屈さ」、「面倒さ」が際立ってしまい、「中国くらいがちょうどいいんじゃないか?」と思ってしまいました。逆に僕らが見習うべきところがあるんじゃないかという気すらしました。

今回は感じるものの多いエコノミークラス旅でしたね。

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