イケてる航空総合研究所

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737MAXが産まれるレントン工場周辺の撮影スポットガイド【737MAX改称騒動の一幕も】

レントン工場を巡る

シアトルにはボーイングに関する工場が3つあります。本ブログでも順に紹介していますが、まず一番大きくて有名なのがシアトルダウンタウンの北側にあるエバレット工場です。続いてシータック(シアトルタコマ空港)の近くにあり、航空博物館(ミュージアムオブフライト:Museum Of Flight)があるボーイングフィールド。こちらは737MAXのデリバリーセンターとして737MAXの運航停止時にはMAXの溜まり場になっていたところです。

そして最後が騒動の割に話題に上がらないレントン工場ですが、初期のボーイングの工場ということもあり絶対に外せない、そして絶対に忘れてはならない工場です。現在は737オンリーの生産工場となっていますが。今や博物館クラスの機体となっている707や727もレントン工場で造られました。米中部ウィチタ(胴体を製造するスピリットの工場)から鉄道で運ばれてきた737の胴体の最終目的地でもあります。

今回はそんなレントン工場周辺の撮影スポットを紹介したいと思います。


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まずはレントン工場の全景とどこに撮影スポットがあるかなんですが。

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どんな広告にも出てくるシアトル定番の景色はKerry Park(ケリーパーク)から撮っている。

シアトルと言えばこの景色

成田からシアトルまで飛ぶ場合、昔ながらのデルタ、そして2012年に就航したANA、2019年4月に就航したJALと3つの航空会社が選べるわけなんですが、シアトルと言えば必ず出てくるのがこの景色ですよね。


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デルタではキャンペーンの背景としてこの景色が使われています。


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ANAにもこの景色が使われ、JALだって、

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ボーイングのお膝元エバレット工場とペインフィールド空港を愛でる。

まずはシアトル全体の説明

今回はボーイング最大の工場、エバレット工場を紹介します。その前に地図でおさらいしておきましょう。


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まず、シアトルの位置から。シアトルが米西海岸のどのあたりに位置するかですが、地球儀や大きな地図で見るとシアトルは西海岸の太平洋に面した都市に見えます。しかし、拡大してみると西海岸から入江のように入ったところにあることがわかります。

そしてシアトルの南南東にはあの有名なマウントレーニアがあります。

マウントレーニアとは、いつも飲んでるこれです。


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と言うのは冗談として…。

シアトルは太平洋が一望できるような場所ではなく、実は瀬戸内海のようなところに位置しているんですよ。そのため海も見えますが、一面大海原の「おれのう~みよ~♪」的な場所ではなく、周りには山が想像以上に多く、水と緑に囲まれた風光明媚な都市と言えるでしょう。


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こちらがエバレット工場周辺からみた海と山ですが、行ってみたら意外や意外。丘のようなところに建っていて海に向かって坂が続いているようなところなんです。


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先日から登場している地図ですが、こちらがシアトルの全体図。シータックと呼ばれるシアトル・タコマ空港はシアトルダウンタウンの南に位置し、これから紹介するボーイング最大のエバレット工場はシアトルダウンタウンを挟んで北側にあります。

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ボーイング・エバレット工場を一望できるフューチャーオブフライト(Future of Flight)は実はかなりイケてるスポット

エバレット隣接のミュージアム

先日は航空博物館“Museum of Flight”の紹介をしましたが、今回はもう一つの航空博物館(ミュージアム)であるFuture of Flightの紹介をしたいと思います。


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Future of Flightとはボーイングエバレット工場の北側に隣接するちょっと小さめのミュージアムです。実はミュージアムと言うほど大した施設ではなくギャラリーと言った方が正しいかも知れません。


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これが建物。全然ミュージアムっぽくないでしょ。元々は787のデリバリーセンターだったらしく、初期の787はここからデリバリーされたとか、そんな話です。

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737MAXの運航停止に伴い従業員駐車場が駐機場になっているシアトル・ボーイングフィールドなう。

737MAX運航停止から4ヶ月目

2018年度に起きた相次ぐ2機の墜落事故を受けて、2019年3月から737MAXが運航停止状態になっています。既にデリバリーを完了させた400機弱が運航停止になっているというだけではなく、どんどん生産される737MAXまでがデリバリーできずにいるわけですから、大変な数の737MAXが地上で待機していることになります。

この地上にいる状況を英語でもGroundingと言うわけですが、このGroundingは少なくとも9月いっぱいは続くと言われています。減産調整しているとは言え、月産40機以上と言われている737ですから、1ヶ月もGroundingが続けば、相当な数の737が地上に溢れ返ることになります。

737の最終組立はシアトルのレントン工場が担っていますが、デリバリーはボーイングフィールド(KBFI:キング群国際空港)が行われるので、デリバリーができない飛行機はボーイングフィールドに溜まっていきます。

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この記事をリリースする少し前に、ついにボーイングフィールドのボーイングの従業員駐車場にまで飛行機が置かれるようになったと、空中からの写真がTwitterやネットニュースで話題になっていました。今回はまさにその状況をお伝えしたいと思います。737MAXは一体どこに置かれているのか、地上から見るにはどこから見るのがベストか、そんな感じの内容でお送りします。

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