イケてる航空総合研究所

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ANA便なのに乗客のほとんどが外国人。ANA成田ハブ戦略の今がわかった。

成田夕方発の意義に気付いた

今回はANAの成田=ジャカルタ行きNH835便の搭乗記をお送りしようと思いましたが、是非とも別出しで書きたいことがありましたので、搭乗記の前に1つ前フリをさせて頂きます。

ジャカルタ行きは羽田発と成田発があり、それぞれ羽田発は午前便と深夜便成田発は夕方便があります。日本人にとっては出発時間が選べて非常に便利ですね。

しかしそれは日本人だけの視点でして、実は僕の乗った成田発ジャカルタ行きの夕方発の便というのは、もっと大きな意義があることに改めて気が付いてしまったのです。

乗客に日本人はほとんどいない

ジャカルタ行き28Fゲート前に待機する客層を見てちょっと驚いちゃいました。


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日本人がほとんどいないのです。いるのはアメリカ人やインドネシア人と思われるアジア系の人ばかり。日本人っぽい人を探す方が難しいような状況でした。

夕方のジャカルタ行きってこんな客層なんだ!

と驚きました。


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搭乗機まではバスだったんですが、バスの中でもアメリカ人っぽい人が多いのがわかりますか?

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成田発東南アジア行きは接続便

成田発ジャカルタ行きの客層が外国人ばかりと言うことに驚いたんですが、改めてANA時刻表を見てみると、「昔とは状況が変わっている」ということに気付くんです。今では成田発東南アジア行きの便はほとんどが夕方発なのです。

ANAの成田発東南アジア行き、夕方発の便を赤で囲ってみました。


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バンコク、ホーチミン、クアラルンプール、シンガポール、マニラ行きは全て夕方発です。バンコク、ホーチミン、シンガポールは1~2時間ずらしてダブルデイリーとなっていることにも驚きます。

日本人にとって都合がいい午前発や深夜発の便は全て羽田発にシフトしています。成田発の東南アジア線はもはや日本人をターゲットにしていないのです。

そして北米からの便が成田に到着するのが15時、16時台。こちらではANA便に加えてコードシェア便も赤枠で囲ってみます。


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これからわかることは、夕方の東南アジア行きは北米から東南アジアへの接続便として使われているということです。

成田空港でのANA国際線からANA国際線へのMCT(最低乗継時間)は45分。どの北米便からどの東南アジア便への組み合わせでも乗り継げるようになっています。実に美しいダイヤ設定ですね。

僕もANAのプレスリリースやニュース、雑誌などで知っているはずでしたが、実際に体験してみるとハブ機能がちゃんと働いていることに感動してしまいました。

最近ではシンガポール航空がA350ULR(Ultra Long Range)を使って、シンガポール=ニューヨーク線、ロサンゼルス線、シアトル線などを運航、または運航しようとしていますが、それらの路線の乗客数としてのシェアはまだまだ低く、北米から東南アジアへの便は東アジア経由が多いんです。

東アジアのハブとしては仁川が歴史的に大きなポジションを占めていますが、成田も充分なハブ機能を果たしているということなのです。

CAさんも緊張する成田便

今回の成田=ジャカルタ線は、そんなANAの成田ハブ戦略を肌で感じられるフライトだったんですが、CAさんとの会話の中でもそれを感じることができました。

時刻表を見ながら聞いてみたんですよ。

「この便ってすごく外国人が多いんですけど、いつもこんな感じなんですか?」と。

答えはYES。「ANAの北米からの接続ですかね?」と聞いてみたら、「それももちろんですが、その他のコードシェア便からのお客様もいらっしゃいます。」と。

「羽田便はどうですか?」と聞くと、「わたくし、少し前まで羽田便に乗務していたんですけれども、羽田発のお客様はほとんどが日本人です。」と教えてくれました。

続けて「成田発の便は外国人のお客様が多いので緊張しますね。お食事の内容とか、全て英語で説明しなければなりませんので。」と。そして「わたくし英語があまり得意じゃありませんので。」なんてちょっと謙遜してました。

付け加えて、「アメリカではANAは他社さんに比べて安い運賃を出しているそうで、それで北米からのお客さんが多いのかも知れません。」なんてことも裏話として教えてもらいました。なるほど、色々な事情がありそうです。

昔は「ANA=日本人のためのエアライン」という感じで、外国人の方が多い便なんて乗ったことがありませんでしたので、今回は外国人の多さになおさら驚いてしまったというわけです。

もう随分と前からそうなのかも知れませんが、「今のANA、今の成田ハブ」というものがとてもよく理解できた成田発ジャカルタ行きでした。

搭乗記は次回お送りします。


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