イケてる航空総合研究所

ビジネスクラス搭乗記、弾丸旅行のノウハウ、マイルの使い方、貯め方、航空事故の真相などなど。

マイルで空席がなくても前便変更とマルチエアポートを駆使して乗りたい便に乗る方法

思い通りに取れない特典航空券

皆さん、マイルを使って旅程を組むとき、思うように乗りたい便が取れないことてありませんか?僕なんてしょっちゅうあります。夕方の便に乗りたいのに夜遅い便しか空いていなかったり、羽田行きは空いているのに、成田行きは空いていなかったり。

そんなとき、必ずしも毎回使えるわけではないですが、たま~に使える便利なテクニックをお教えします。これを知っておくことで、今回僕はそのテクニックを使って「マイルで取れなかったけど乗りたかった便」に乗ることができました。


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(羽田=伊丹のNH39便です)

この方法は前便変更マルチエアポートという2つの仕組みを利用したものです。それでは順を追って説明していきましょう。

前便変更とは

まず前便変更から説明します。前便変更とは言葉の通り、予約してある便よりも前の便に変更することを指します。

航空会社は、早く空港に来てしまった客には、なるべく早い便に乗って欲しいと思っています。そうすれば、後ろの便でのオーバーブッキングが少なくなりますし。最終便に飛び込んでくるGo Show客(予約なしの客/大抵は普通運賃を払う)をたくさん乗せることができるからです。

なので、基本的に航空券は前便変更できるようになっています。ただし、早期購入割引や特定の便を指定して割り引く種類の運賃、例えばANAで言うと「旅割」と「特割」は前便変更ができません(JALで言うと「先得」「特便割引」)。それは同一路線でも便ごとに値段が変わる運賃だからです。

「旅割」や「特割」は昼時の便なら安いけど、朝イチや夜の便は高いということが多いですよね。もし前便変更ができてしまったら、安い便(昼の便)を予約して前便変更をし、高い便(朝の便)に乗るということが可能になってしまいます。

一方で便によって値段が変わらない運賃では、前便後便の価格差がないので自分の予約した便よりも前の便に空席がある場合、前の便に変更ができます。そして、マイルで取った特典航空券も対象です。

念のため言っておきますが、できるのは前便変更です。後便変更はできません。また、これは日本の国内線に限った話です。

JALでは特典航空券の前便変更は不可に

ここであえて申し上げておかなければなりません。この前便変更テクニックはANAでもJALでも使えたのですが、2017年秋にJALは特典航空券のルール改定を行ったため、JALでは特典航空券の前便変更はできなくなりました。特典航空券では予約便しか搭乗できません。

いわゆるルール改悪ってヤツですね。これがANAに波及しないことを願うのみです。なお、次に述べるマルチエアポートの仕組みも、JALの特典航空券では予約便しか搭乗できないことから使えなくなりました。

マルチエアポートとは

続いてマルチエアポートについて説明します。マルチエアポートとは、航空券上同じ空港とみなされる空港のことです。日本で言えば、

  • 成田、羽田
  • 伊丹、関空、神戸
  • 札幌、丘珠
  • 福岡、北九州、佐賀

がそれに該当します。これらの空港を発着する便は、便変更が可能な運賃の場合、出発地と到着地を相互に変更することが可能です。例えば「羽田=関空」を「羽田=伊丹」に変更することができます。

行き先が変更できるなんて信じられない!

とお思いでしょうが、マルチエアポートを適用している空港に限り、行き先どころか出発空港まで変更できるんです。例えば「成田=福岡」を「羽田=佐賀」に変更することだってできるはずです。やったことはないですが…。

なお、前便変更と同じで「特割」や「旅割」ではマルチエアポートの仕組みは適用されません。

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前便変更とマルチエアポートを悪用する

鋭い方は既にお気付きかも知れません。

そうなんです、マイルで取れない便に乗ろうと思ったら、この前便変更とマルチエアポートの仕組みを悪用すればいいんですよ。具体例を挙げて説明しますね。

今回僕が乗りたかったのは「羽田=伊丹」でした。しかし乗りたい便は特典航空券では満席でした。なので、自分が乗りたい便よりも遅い時間の「羽田=関空」を取りました。もちろん乗る気はさらさらありませんでした。

何故そんなことをしたかというと、前便変更とマルチエアポートの仕組みを使えば、遅い時間の「羽田=関空」は、早い時間の「羽田=伊丹」に変更できるからです。

もちろん本来乗りたい「羽田=伊丹」便に当日空席があればの話ですが、混雑期ではないので問題なくできると踏みました。

(全体の旅程は「中部=仁川=台北=新千歳=羽田=伊丹」です。この旅程の最終レグである「羽田=伊丹」の部分についてのお話です。)

最大のリスクは前便が満席になること

しかしこの方法は万能ではありません。乗りたい便が満席になったら元も子もないんですよ。だから事前にちゃんと空席状況をリサーチしておかねばなりません。「羽田=伊丹」のような超ビジネス路線では、当日にもバンバン予約が入りますので、予測はほぼ不可能ということもあります。

このテクニックを使う場合は、乗りたい便が満席になった場合に備えて、ちゃんと代替え手段を考えておく必要があります。僕の場合、元々取っていた「羽田=関空」に乗らざるを得なくなると、当日中に家に帰れなくなるので、前便変更ができない場合は、特典航空券を捨てて東京から新幹線で帰ろうと考えていました。

幸いなことに「羽田=関空」は特典航空券の最後の区間だったので、捨ててもその後の旅程には影響がありません。特典航空券の途中の区間にこの方法を適用して失敗すると、残りの旅程がパーということになりますので気を付けて下さいね。

そのように、このテクニックは使える状況が限定されることに注意する必要があります。(前便変更ができなかった場合に備え、上級クラスへのアップグレード代、代替えの航空券代、電車代、宿泊費などが必要になることが考えられます。)

初心者の方は、前便変更が失敗して元々の予約便に乗っても全然平気という場合にのみこのテクを使って下さいね。

他の空港でもできるからとにかく早く

前便変更は、搭乗する空港ではなくてもできます。僕は「新千歳=羽田=関空」という国内線区間を持っていて、新千歳空港で「羽田=関空」を「羽田=伊丹」に変更しました。前便変更が可能なのは当日空席がある場合という条件ですので、なるべく早くやった方がいいです。羽田でやるよりも新千歳でやった方が時間が早いので、前便に変更できる確率が高くなります。

実は新千歳で前便変更をやってもギリギリでした。なんと普通席が満席になってしまったのです。しかもプレミアムクラスも残り2席という厳しい状況に…。ちょっと読みが甘かったですね。なので仕方なくプレミアムクラスにアップグレードしました。アップグレードポイントを持っていたので何とかなりましたが、もし持っていなかった場合は、プレミアムクラス料金(9,000円)が必要になりますので、その点にも注意が必要です。

必ず地上係員のお姉さんがテンパる

テクニックとしては以上ですが、それに付随して色々とハプニングが起こるのでそちらも紹介しておきたいと思います。

この前便変更、特に国際航空券の国内区間で前便変更をする場合、間違いなく地上係員(グランドホステス)のお姉さんがフリーズします。今回僕が行った「羽田=関空」を「羽田=伊丹」に変更するだけでも20分くらい掛かりました。以前も成田で「成田=名古屋」の前便変更をしたとき、15分くらい掛かりました。

最終的にはマネージャーの端末でしか変更ができず、お姉さんがその場を離れて裏に入って航空券を取ってきて一件落着となりました。

ということで、国際航空券の国内区間を前便変更する場合、時間に余裕を持てカウンターに行って下さい。もしかしたら、カウンターに立っているお姉さんの権限ではできないようになっているのかも知れません。マネージャー端末でしかできない仕組みなのかも知れませんね。ただし、それでもルール上は絶対にできますので、どれだけ困らせようとも心を鬼にして前便変更の姿勢を貫きましょう。

入社3~4年目のピチピチのお姉さんが冷や汗をかきながら困っている姿を見るのは心苦しい一面があるのですが、そこは優しく対応してあげて下さい。「おせーよ、テメー、何分待たせてんだ!」なんて怒鳴ってるそこのオジサマ、アナタの娘さんがお仕事をされていると思って、寛容な心で見守ってあげましょう。「大変でしたね、ホントお手数をお掛けしました。」なんて言えたら合格点です。

これだけは絶対に内緒でお願いします

そしてそして、前便変更をした場合、ときどきオイシイことが起きます。なんと特典航空券でマイルが貯まってしまうことあるんです。航空券の左下を見て下さい。そこに何て印字されていますか?


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INTOWとなっていればアタリです。INTOWとはINTernatinal One Wayの略だと思われます。「国際航空券の(国内乗り継ぎ区間の)片道」の意味だと推測できます。このINTOWが出た場合はマイルが貯まります。もちろん100%の積算率で…。しかもプレミアムポイント&ボーナスマイル付きです。

マネージャーの端末で出力するとこういうことが起きることがあります。内情はわかりませんが、特典航空券である事実を破棄して、初めから航空券を作り直すという作業を行っているためにINTOWという出方をしてくるんだと想像しています。

そんなときは黙ってマイルを頂いてしまいましょう。マイルが付いた後から取られるなんてことはないはずですので、安心してもらっちゃって下さい(保証はしません)。

ちなみに特典航空券の通常の発券種別はPA00です。PA00の場合はもちろんマイルは貯まりません。PA00はハズレ券です。

東京、大阪中心のレアテクか?

ということで、前便変更、マルチエアポートを駆使して乗りたい便に乗るというテクニックをお話ししてきましたけれども、東京や大阪がからむ旅程では結構活躍の場面がありますので、頭の片隅にでも入れておくと必ずいいことがありますよ。僕は名古屋在住ですが、過去に特典航空券を使用した旅程で数回このテクを使っていますので、必ずしもレアテクとは言えないはずです。

そんなわけで本当に使えるテクニックなのかイマイチわかりませんが、覚えておいて損はないテクニックですので、前便変更に失敗したときのリスクを計算の上、戦略的に使ってみて下さいね。


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