イケてる航空総合研究所

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減便により予約便が欠航した場合の航空会社の対応まとめ【片道の特典航空券が2区間になった】

予約便の欠航が決定

先日、新千歳へ行ってきたんですが、実は減便の影響で復路の「新千歳→中部」の欠航が決まっていました。もちろん事前に予約変更をして飛んだんですが、非常に柔軟な対応をしてもらったので、今回は航空会社都合の欠航が発生した場合の対応についてまとめたいと思います。(柔軟に変更できますというだけの内容ですが…。)

欠航したのは、赤く「欠航」と書かれたグレーアウトされている新千歳→中部のNH706便です。


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乗ったのは1月10日、この便の欠航が12月25日に決まりまして、どうしようか悩みました(当初、空席のある直行便しか乗れないと思っていた)。ちなみに特典航空券での予約でした。


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こんな感じで、特典航空券としては、朝8時25分発の便と17時05分発の便に空席がありました。でも、8時25分発の便は早すぎるし、17時05分発の便では遅すぎます。とは言え、15時前にセントレアに着く必要があったので、「8時25分の便に乗るしかないか」と一瞬諦めかけました。

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同じ時刻帯の経由便を探す

ただ、欠航メールを受け取ってすぐにANAに電話をするのはやめたんですよね。ちゃんと作戦を練ってからにしようと思ったんです。(僕の予約していたのはネット変更不可の航空券)

直行便の都合が合わないなら、「何とか経由便で同じ時刻帯の便にできないだろうか」と考えたんですよ。つまり、特典航空券で空席がある経由便を発見できれば、そちらに変更してもらえるんじゃないかと。

ということで探したのが、新千歳→函館→中部と乗り継ぐルート。

NH4853 新千歳(1105)-函館(1145) Q84
NH4828 函館(1300)-中部(1440) 73D

函館での乗り継ぎ時間として1時間15分を確保しているので、1便目が若干遅れても何とかなるはずです。「我ながら理想的な乗り継ぎだ」と感じていました。(当初から函館経由か仙台経由しかないとは思っていましたが…。)

両便ともに特典枠は空席アリでした。「よし、これだ!」と勇気を出してANAに電話しダメ元でこの乗り継ぎ便を提案してみたんです。


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そしたらすんなりOK。

片道(1区間)の特典航空券なのに、なんと経由便(2区間)に変更できてしまったのです。

何でもアリなのか…。

それが正直な感想でした。

コロナで乗客が減っているせいとは言え、減便はれっきとした「自社都合」なので便変更の自由度は高いことを思い知らされたのです。

さて、ここでひとつルール、と言うほどではないですがやって頂きたいこと。

経由便に乗りたい場合は、事前に自分で空席を調べて提案する形がよいと思います。「欠航したんだからそっちの責任で経由便を探してくれ」なんて態度は流石に横柄ですし、時間だけが掛かって効率が悪いです。「経由便に変更できないだろうか?」という発想に至ると言うことは、きっと貴方の方が乗り継ぎに詳しいはずですよね。自分で探して提案した方が断然スムーズだと思います。

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ただし理由が必要

ただ、スムーズに経由便に変更できたとは言え、正当な理由が必要でした。

最初「函館経由にできませんか?」と言ったところ、まずは新千歳=中部の直行便を案内されました。「8時25分発と17時5分の便が空いておりますが、そちらはいかがでしょうか?」と聞かれました。それに対して「前の便は早すぎるし、後ろの便は遅すぎる」と正直に言いました。12時発の便を取ったのはその便が一番都合がいいからに他ならないわけで…。

そしたら一旦保留に。「上席に確認致します」と。その後、すんなり函館経由に変更できちゃいました。(ゴリ押し等は一切ありません。)

ただ、SKIP(チェックインなし)では乗れず、「新しい予約枠だけ作っておくのでカウンターで当日手続きをして欲しい」と言われました。

それくらい全然OKですよね。そして「座席指定はWEBで行われますか?」と言われて終了しました。

変更後の予約は無法地帯か

それで、この「カウンターで当日手続き」という操作は「何でもできる」ことの証です。今回は若干不明な点がありますが、カウンターで発券された2次元バーコード付きの搭乗券の運賃種別は「INTOW」(国際線区間の国内線片道運賃)でした。しかしピンク色の半券の運賃種別は「PA00」(特典航空券)だったんですよ。

恐らくINTOWで予約を作ったんじゃないかと思われます。それで発券後に気付いて、または待たせるのが悪いと思ったから後でPA00に変えたんじゃないかと。INTOWのまま乗れば、特典航空券なのにマイルが貯まっちゃうというすごいラッキーなパターンだったのかも知れないんですよ。でもそんなに甘くはなかったですけどね(汗)。

要するに、欠航した予約の変更後の航空券は無法地帯。係員の操作次第では、なんか変なことにもなっちゃうというわけです。

というのは内緒の話にしといて下さい。

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減便による欠航時の対応まとめ

最後にまとめたいと思います。特典航空券を含め欠航時に「できる変更」は以下の通りです。

  • 当日の直行便への変更
  • 当日の直行便があっても経由便への変更
  • 特典航空券であっても、経由便への変更(※)

(※ただし、特典航空券に空席がある場合のみ。)

これに加えて払い戻しは全額(手数料なし)、他の日への変更についても上記同様にできるはずです。

よく考えてみると直行便だろうが、経由便だろうが、目的地に希望する時間に到着することが航空会社の輸送義務なので、どの便にも変更できるのは当然なんですが、僕としてはルールがガチガチの特典航空券でも経路変更できる点が驚きだったんですよね。

結局そこだけが言いたかったことですが、詳細のやり取りを交えつつ、裏事情を交えつつ、ここまで引っ張りました(笑)。

しかし1区間のマイルで2区間乗れてしまうとは…。ちなみにINTOWの甘い汁は吸えませんでしたが、デルタがニッポン500マイルキャンペーンをまだやっていたら500マイルを得しちゃうパターンですね。そうでなくても乗りヒコとしては区間数が多くなればなるほど嬉しいですので、むしろ今回の欠航はラッキーだったかも知れません。

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