イケてる航空総合研究所

ビジネスクラス搭乗記、弾丸旅行のノウハウ、マイルの使い方、貯め方、航空事故の真相などなど。

上海虹橋空港に直結のトランジットホテルは、利便性・グレード・撮影環境・価格全て良しの完璧なホテルだ!

到着したら出発ロビーに上がる

今回は上海・虹橋空港の第2ターミナル(国内線)に直結するトランジットホテル「上海中航泊悦酒店」を紹介します。記事タイトルからもお察しのとおり、このホテル、すんごくいいです。ヒコーキファンならば是非とも泊まって頂きたいホテルですので、詳細にレポートしますね。


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上海・虹橋空港の第2ターミナルに到着しました。預けた荷物はありませんので、No Check-In Luggage Passengerの出口を出ます。(どの出口を出ても構いません。)


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こんな空中通路を通りました。初めての第2ターミナルへの到着に若干興奮気味です。

しかし到着ロビーに着いたはいいものの悩んでしまいました。ここからどうすればいいのか?周りを見渡しても特にトランジットホテルの表示はありません。

えいっ!こんなときは、

出発ロビー直結に違いない!

と考え、


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とりあえず出発ロビーに上がってみることにしました。

出口4またはカウンターD付近

ありました、ありました!いきなりホテルを発見してしまいました。


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出口4付近、チェックインカウンターD付近にホテルの案内が大きく掲げられていました。「上海中航泊悦酒店」(Shanghai Hongqiao Airport Hotel)というホテルです。ロゴからも分かる通りエアチャイナ系のホテルです。

ホテルWEBページへはリンクからどうぞ。

上海中航泊悦酒店


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チェックインカウンターDの前にはツリーが飾られていました。中国ではクリスマスも正月もあったもんじゃないですね。


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ちなみにこの辺りは出口4の前に相当します。僕はたまたまこの辺りに上がって来られたので良かったですが、別のところから出てしまった場合は、出口4を目指して下さい。またはチェックインカウンターDが目印です。


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数十メートル歩くとホテルの入口があります。「この距離なのか…」と正直驚きました。もう少し離れたところにあるのを想像していたので、その近さに驚きだったのです。

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ここは一流ホテルです

入り口を恐る恐る入ってみると、


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目の前には豪華な獅子が…。泊まった日は1月3日でしたので納得です。旧正月の方が盛り上がる中国ですが、ちゃんと新年もお祝いするみたいですね。


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しかもロビー空間の広いこと。ビジネスホテルレベルだと想定していた僕はここでも驚かされました。ここは一流ホテルだと。

お部屋へお連れします

それではお部屋にお連れします。


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エレベータホールも豪華。手抜きをしている箇所が全く見当たらない豪華ホテルの風格を漂わせていました。部屋にも期待が持てますね。


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フロントは4階。11階が一番上ですので、5階から10階までが客室になります(多分)。


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僕の部屋は9階。廊下がとてもお洒落ですね。


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お部屋は903号室でした。

35平米のデラックスルームを選べ

それではお部屋をご紹介。


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こんな素敵なお部屋です。この部屋はデラックスルームというカテゴリー。35平米あります。広いですよね。

これより安い部屋で15平米のフライトルームという部屋があるんですが、そちらを選ぶと窓ナシの部屋(一部)になってしまうので気を付けて下さい。

エアポートビューの部屋に泊まりたければ「デラックスルーム指定」です。

ルームチャージはフライトルームが550元デラックスルームが750元ですのでそこまで値段は変わりません。200元プラスすることで広さ2倍強でエアポートビューの部屋に泊まれますので、そこはケチらずデラックスルームにして下さいね。


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奥の方から見るとこんな感じ。透明なデスクはお洒落でいいんですど、光学式マウスが使えないのが難点です。


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お風呂にも高級感がありますね。


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シャワーブースもあります。

全体的にすごく高級な雰囲気があってとても広いです。トランジットにはもったいなくらいです。

ここで注意事項。


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こちらが9階のフロアマップです。恐らくこのフロアは全てデラックスルーム以上です。そして東を向いているのがエアポートビュー。西側に向いた部屋は反エアポートビュー(シティビュー?)になるのでお気を付け下さい。予約時には「エアポートビューがよい」旨メールしておくことをお勧めします。

と、サラリと書いていますが、この部屋に行きつくまでには、実はかなり面倒なプロセスを踏みました。それついては次回お話ししますのでお楽しみに!何事もトラブルに見舞われながら欲しいものを勝ち取って行くのです(笑)。特にアジア各国では…。

(以下、2019年10月末追記)


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ちなみにこちらはデラックスルームのツインタイプです。

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設備・備品は充実も?

それではお部屋の設備・備品について詳しく見て行きましょう。


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コップはもちろんガラスです。また、シャンプー類もちゃんと小さなボトルに入っているものです。


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アメニティーは以前、写真のようにお化粧セット(Vanity Kit)、シャワーキャップ、歯ブラシ、くし、ひげそりと揃っていたのですが、2019年10月末に宿泊した際には方式が変更されていました。


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2019年10月末現在は、フロントで「歯ブラシは持っていますか?」と聞かれ「No」と答えるとこのアメニティキットがもらえる仕組みに変わりました。


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これをほどくと、こんな風になっています。これまであった髭剃り(T字カミソリ)がなくなっていてました。

以前に宿泊した情報を基にして泊まった僕は、翌朝、髭剃りを諦める羽目に…。一度泊まったことがあっても、方式が変わっているということもありますので注意して下さい。


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水はペットボトル2本を常備。


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コーヒーはさすがに1杯1杯抽出するコーヒーマシーンではないですが、一応飲めます。


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バスローブも常備。弾丸旅行ではパジャマを持って行かないためすごく助かります。僕は冬でも半袖シャツしか持って行かないことがあるので重宝します。


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スリッパも常備。その他、靴磨き、ソーイングキットも置いてあります。


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これ、要りますよねー!

中国のホテルに欠かせない、火事の時にかぶって逃げたら生き延びられるヤツです。


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コンセントは日本のプラグがそのまま入る型なので助かります。


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冷蔵庫は満タンです。冷蔵庫の中にモノが入っているか入っていないかで高級ホテルかどうかが判定できますよね。


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ミニバー値段。コーラは20元(約320円)。高級ホテルのミニバーなので妥当な価格かも知れません。

肝心の撮影環境

このホテルに泊まる人にとって宿泊環境よりも気になるのが、撮影環境ですよね。結論から言うと、空港直結の空港ビューの部屋ですので撮影環境は非常に良いです。


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僕の部屋からの自然なビュー。手前に建物がありますがエプロンから滑走路まで見渡せます。


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望遠レンズで覗いてみると「上海」と書かれたターミナル1が見えます。こちらが国際線と一部の国内線(春秋航空)のターミナルです。

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そして朝になりました。この日は1月上旬、しかも大雨、さらに早朝とあって光線状態の悪い条件が重なったんです。できればもう少し明るい状態で撮影したかったです。


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夜のうちに到着した飛行機が翼を休めていました。向こうから中国東方航空の737、吉祥航空の787(導入されたばかりのヤツです)、中国南方航空の777-300、上海航空の787です。虹橋空港は大型機ばかりですごいですね。羽田を彷彿させてくれます。


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中国東方航空のA320が離陸して行きました。暗すぎてバシッと止めることができません。


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広角にするとこんな風です。左側のフィンガーまで見えます。


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これで300㎜です。一番向こうに駐機している737でちょうどいいくらいの大きさなので、滑走路上の機体を狙うならば絶対に300㎜以上は必要でしょう。

そう考えると遠いですが、ここの撮影環境はかなりいいと思いました。

また、飛行機のエンジン音も大きくはないですが聞こえます。それがまたいいんですよ。ひっきりなしに離陸して行く飛行機のジェットサウンドを聞きながらベッドに横たわるのは最高の贅沢ですよ。

ホテル案内本

デスクの上に置いてあったディレクトリを見てみましょう。


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日本語で書かれているのが嬉しいです。


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もちろん目次も中身も日本語ページがありますのでストレスを感じません。


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レストラン案内。疲れた時はホテルのレストランに直行です。


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ルームサービスメニューも豊富です。例えば醤油炒飯が38元(約600円)と激安です。どれもルームサービスにしては安いと思います。


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こちらはテレビのチャンネルガイド。NHKも映ります。


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テレビには出発の案内が表示されるんですが、9C(春秋航空)や国際線しか出てこないので、ターミナル1の出発案内なんですよね。僕はターミナル2(ホテルがある側)のが見たかったんですが、よく操作方法がわかりませんでした。

もしかしたらターミナル1は反対側なので、遅れないようにという意味で案内表示があるのかも知れません。ターミナル2はホテルを出てすぐのところだから不要。そんな考え方もできます。

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160元の朝食バイキング

朝ご飯も充実しています。僕は朝食付きプランを選ばなかったんですが、料金は160元(約2,500円)とのことだったので食べみました。(実際は156元だった。)


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3階にある「云庭」というレストランで朝食をいただきます。


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こちらも高級感のある雰囲気。

僕は朝食なしの料金で泊まっていますので、部屋番号を言うとすぐに「お客様、朝食付きのプランではございませんので、160元必要ですがよろしいでしょうか?」と聞きに来てくれました。朝食付きプランではない客に対し、黙って伝票を置いて行くホテルもあるので丁寧な接客ですよね。


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レストラン全体はとても広くて、全く人がいないエリアもありました。


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こちらはサラダ。


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パンの種類も豊富です。


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アジアではよくある朝食の麺。手を出そうと思いましたが無理でした。


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こちらも中華圏に特有の中華まん類。


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定番のチャーハンもあります。その他、おかずはたくさんあり過ぎて全撮りはとても無理でした。


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フルーツはグレープフルーツとスイカとメロンでした。個人的にはパイナップルが欲しいところです。


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山積みのフルーツ。バナナ以外剥いてもらわないと食べられないので、取るのをちょっとためらいます。


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フルーツジュースは4種類。


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最近、朝食にチーズを食べるようになったので、チーズの充実度は重要です。ときどきフニャフニャになったどうしようもないチーズに出会いますが、ここのチーズはそんなことありませんでした。


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というわけで僕のご飯です。この他、野菜サラダとフルーツを食べました。いつもながら少食ですので160元のモトは全然取っていません(泣)。

ここのホテル、朝食も非常に充実していますね。量・質ともに文句なしです。

ここは泊まる価値あり

いかがでしたでしょうか?海外の空港のトランジットホテルには幾つか泊まりましたが、これまで泊まったホテルの中で、利便性、グレード、撮影環境、価格(安さ)ともに最高クラスです。出発ロビー直結で、こんなに素晴らしいホテルって他にありますかね?それくらいいいホテルでした。

上海の虹橋空港は羽田からしか飛んでいないので日本の地方空港からは行きにくいと思いますが、虹橋空港は新幹線と地下鉄が乗り入れており、非常に便利な交通の拠点ですので、上海で一泊して翌日新幹線(高速鉄道)に乗るとか、飛行機で浦東まで飛んで国内線に乗り換えるとか、そういう事情があるなら、浦東から虹橋まで移動してここに泊まっても十分に価値を見いだせるんじゃないでしょうか?

もちろん飛行機のスポッティングにも良いと思います。747-8、777、A350、787と大型機がひっきりなしにやってきます。浦東よりも中国エアラインの比率が多いため、中国エアライン好きな方にはヨダレが出てしまいますね。

そんな文句なしの上海中航泊悦酒店、次回の上海旅行に是非是非お使い下さい!


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