好ましい機材変更のパターン
とある日のチャンギ空港。タイ航空(TG)でバンコクへと向かう旅程でのお話です。この便、777-300による運航予定だったんですが、何故かゲート前には787-9がいました。普段、機材変更は歓迎しない僕ですがこの時はラッキー!って思いました。
何故なら最新機材だからです。僕は純粋に新型機材が大好きだからです!
「ありゃりゃまた始まった…」、「どうせ航空マニアの戯言だろう」とお思いの方、ちょっと待って下さい。航空マニアではない一般の人達にとっても、新型機材というものは大きなメリットがあるんですよ。
最新機材はもちろんシートも最新
「飛行機なんかどこの航空会社でも、たとえ新型機材であっても一緒でしょ」と思っている方。それは大きな間違いです。やはりいい航空会社(フルサービスキャリア)の新型機材というものは、それなりのご利益があるものなのです。TG787-9のエコノミークラス座席は3-3-3の9アブレスト。若干窮屈な感じもしますが、他の機材に比べたら、綺麗ですし、シートの機能も抜群にいいです。
それでは細かい部分から見て行きましょう。
最新機材ので一番いいことは、シートモニタがデカいこと。おまけに解像度もいいので、非常にクリアに映画が観られます。
以下の写真は同じTGのA330の機内ですが、シートモニタの大きさと解像度が全然違いますよね。
A330でも古い機材の割には質のいいシートですが、モニタはやはり小さいですよね。
続いてテーブル。最近ではテーブルが折り畳み式になっているのが主流です。
パタンとひっくり返すとテーブルが伸びて普通のサイズになります。
続いてカップホルダ。飲み物だけを置きたいときにテーブルを出すのって邪魔じゃないですか。ですので、最近の機材では(と言っても実は随分前からですが)、カップホルダが別に付いていたりします。しかもこのカップホルダは、前の人がリクライニングしても水平に保たれるカップホルダですね。
足元にはフットレストがあります。結構フットレストってラクなんです。あなどれないアイテムですよね。
そして驚くのはシートの支柱がないこと。僕が座っているのは787-9の窓側席なのですが、真ん中席との間に支柱がありません(真ん中席と通路側席の間には支柱があります)。これ、結構快適でした。足を伸ばしたい放題だったんです。
もちろん電源もあります。場所的には膝の裏。エコノミークラスに乗るとPCなどの充電ができなくて困ることがあります。しかし最新機種では間違いなく電源が付いていますので、バッテリーを気にせずにブログが書けますね。
ただ、この座席、救命胴衣がこの位置にありますので足をシートの下に入れ込むことはできません。
スポンサードリンク
極めつけは1列独占
そして最新機材でこれができれば、エコノミークラスでもビジネスクラス並の快適度が得られます。夢の3席独占です。真ん中の席にカバンを置いて、通路側の席に枕や毛布を置けば身の回りはスッキリです。
一席独占には以下の方法が使えますので是非ともご参考になさって下さい。
ANAのA380に導入されるカウチとは行きませんが、3人掛けや4人掛けを一人で独占できると本当に快適ですよね。長距離路線では寝転ぶことができるので、エコノミークラスでも降りた時の疲れが全然違います。
ただしこの方法は万能ではありませんので、1列独占は運がいい時と思って下さい。しかし努力次第では確率を上げることができますので、「どうせダメでしょ」と諦めず実践して下さいね。
そもそも最新機材とは何か
最後に最新機材とは何かについて言っておかないといけませんね。最新機材とは通路2本(ツインアイルなどと呼ぶ)の飛行機で言えば787(B788、B789、B78X)とかA350(A359、A35K)とかA380(A388)とかを指します。それぞれ、ボーイングとエアバスの最新鋭機です。(括弧内は機種のICAOコード)
777(B77W、B77L)やA330(A332、A333)でも意外と新しい場合がありますので、何とも言えませんが、本当に最新の機材は上記3つです。
通路1本の飛行機(シングルアイルなどと呼ぶ)で言えば、737MAX(B38M、B39M、B3JMなど)とかA320neo(A20N、A21Nなど)です。それぞれ、ボーイングとエアバスの737、A320の最新派生型機です。
機種のICAOコードやIATAコードは以下のサイト(Wikipedia)から確認できます。
List of ICAO aircraft type designators - Wikipedia
やはり最新機材はいいですね。エコノミークラスなんてどこも同じ、、、飛行機は何でも一緒、、、じゃありませんから!
ビジネスクラスでも言えることですが、エコノミークラスに乗る時に便が選べるのなら絶対に最新機材を選んで下さい。快適度がかなりアップしてエコノミークラスでも快適に過ごすことができますよ。
スポンサードリンク