シアトル・タコマ空港にて
2019年3月のこと。SEATAC(シータック)ことシアトル・タコマ空港、僕は短いシアトルでの滞在を終えて帰路につきました。シアトル・タコマ空港のチェックインカウンター。往路は新プレエコこと、プレミアムセレクトでしたが、復路はエコノミークラスです。しかしデルタ航空ゴールドメダリオンメンバーはちゃんとスカイプライオリティのチェックインカウンターが使えます。
プレエコ搭乗記は以下をご覧下さい。
↓こちら空港のマップです。
シータックは小さい割にターミナルビルが分かれていて、実はかなり不便な空港です。それはかなり古い空港だからですかね。成田行きはSゲートから出発するので、電車に乗ってSコンコースまで行かないといけません。
デルタ航空の成田行きは1242発(2018/2019冬スケ時)。40分後にANAの成田行きもあります。お昼の時間帯は成田行きラッシュですね。3月31日からはJALの成田行きが、4月2日からはデルタ航空の関空行きが飛び始めたため、お昼あたりは日本行きが集中しています。
こちら電車乗り場。AコンコースからはB経由Sですので少し時間が掛ります。
Sコンコースのデルタラウンジは目立たないのか、あまり人がいませんでした。逆にメインターミナルAのラウンジは激しい混雑。すごい格差です。
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ちょっとしんどいエコノミークラス
搭乗時間よりも随分と早くゲート前に並びます。機内の写真を撮らないといけませんからね。デルタ航空DL167便成田行きは12時42分発なんですが、機材のトラブルのため機内で1時間くらい待たされました。プッシュバックされたのは13時半過ぎ。所要時間は10時間ですので11時間掛かったのと同じです(泣)。
往路はプレミアムセレクトでしたが、帰りは最安エコノミ―でしたのでちょっとしんどかったです。
こちらがエコノミークラス最後方のキャビンですが、最新のA350でありながら伝統的なブルー1色の低級シート皮張りですね。往路のプレミアムセレクトを知ってしまうとちょっと萎えてしまいます。しかし、まだ新しい機体なので、座面や背もたれがしっかりしていたのは良かったです。
最前方席は足元が広い勝ち席。3-3-3の配置はあまり快適ではありませんが、それでもなるべく快適に過ごしたいものです。
本音は窓側に座りたいんですが、3-3-3だとさすがに窓側に座る勇気が出ません。
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41Aと41Jが最大の勝ち席
エコノミークラスは座席位置による快適度の差が非常に大きいです。変な席に座ってしまうと10時間で見事に死亡します。一方、いい席を選べば10時間ご機嫌に過ごせます。そんなご機嫌な席を紹介しましょう。こちらがその付近のシートマップです(本便のものではありません)。40列目が非常口席です。その40列目の2席も快適だと思いますが、その後ろ、赤枠で囲った41列目の窓側(41A、41J)の方が圧倒的に快適だと思います。
右側のJ列で紹介しますね。
窓側なのに前に席がないので、ここに座れば、窓側、足元が広い、かつ通路にすぐに出られます。ということで、ここはエコノミークラスの中でも文句なしの極上シートです。僕もここを狙っていたんですが、予約時点で既に押さえられており、毎日座席をチェックしても空きは出ませんでした。
真横から見るとちょっと窓の位置が悪いものの、そんなこと気にならないくらい快適な座席なはずです。
ちなみに僕の席41C。
ここは普通の通路側なんですが、41Aからも通路に出られるため、真ん中席41Bの人が僕の方を通過する回数が少なくて良かったです。
ただ、隣に来たのがかなり体の大きな日本人。自分のものかのようにひじ掛は占領してくるわ、足元は責めてくるわ、腕に置いている枕は落ちてくるわ、大いびきをかくはで超最悪でした。途中で靴を脱いで攻めてくる場所に置いたら足元を責められることはなくなりましたが、すごく狭い思いをしながら過ごしていました。
エコノミークラスでは座席の位置よりも隣にどんな人が来るかが重要になります。
エコノミークラスでもスリッパだけは用意されていて驚きました。以前よりサービスが改善されていますね。
最新機材A350はさすがです。
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機内食は合格点
楽しみは機内食。デルタの機内食がマズいのは過去の話ですよ。今どきそんなこと言っていたら「終わった人」扱いされてしまいます。機内食のメインは「鶏胸肉」と「ラビオリ」と「豚肉」からのチョイスです。「チキン、パスタ or ポーク」と聞かれました。
僕はポークをチョイス。中華風の炒め物でした。ホント、デルタ航空のエコノミークラスは進化しましたね。これ、かなり美味しい部類です。どんどんクオリティが上がっています。3~4年前、デルタによく乗っていた頃よりもさらに良くなっています。
なんと食後しばらくすると、BEN&JERRY’Sのアイスも出るんです。プレミアムセレクトでは小さめのハーゲンダッツでしたがこちらは大型のアイス。往路と復路で銘柄が違うかも知れませんが、エコノミークラスの方が大型のアイスというところが驚きました。
飲み物はスタバのコーヒー。「砂糖多めで」と言ったらスティックを3本くれました。日本だと2本、なんて洒落じゃないですが、日本のエアラインで「砂糖多め」と言っても絶対に3本くれた試しがありません。「もっと下さい」と言うのが恥ずかしくて言えずに困っています。
そしてフライトもかなり終盤に差し掛かり、
あと1時間半くらいで到着という頃。
デルタエコノミー定番の「エンジョイ食」が配られます。昔これ、袋に入っていてENJOYと書いてあるので僕は勝手に「エンジョイ袋」って呼んでいました。今回久々にデルタに乗ったところ、箱とパックにちゃんと入った軽食が配られ、またまた驚いてしまいました。エコノミークラスでもサービスが向上しているんですね。
中身は、、、これ、なんて言うんですかね?巻き巻きしてあるヤツ。ややクセのある味でしたが、それなりによくできた味でした。
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エコノミークラスも悪くない
というわけで成田空港に到着。行きよりも1時間強長い、そして機材メンテのために11時間掛かったフライトはちょっとしんどかったですが、無事成田に到着することができました。エコノミークラスでも最新機材は相対的に快適ですね。そしてデルタの機内食が捨てたもんじゃないと今回改めて感じました。
ある一定の年齢以上の方の中では、ノースウェスト時代のことを思い出してデルタを嫌う人は結構多いんですが、それは昔の話。そろそろ脳内をアップデートしてもよいでしょう。そしてデルタ航空は幾つかの日本線に最新機種であるA350を投入しており、プレエコもエコノミーも快適です。そんなデルタで是非シアトルまで飛んで下さい。
ANAやJALで飛ぶよりもきっと快適なはずです。
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