目的はない。どこか飛べるところへ。
2017年ヒコーキ初乗りは札幌!ということで新千歳に着きました。今までお土産屋さん巡りをしてまして、カードラウンジでホッと一息ついたところです。
僕、今年度はブロンズなんです。なのでアップグレードポイントが余ってる。しかもマイルもそこそこある。新春にヒコーキ乗らないのももったいないなぁと思ったので、日帰りで札幌に行くことにしました。
あ、でもさすがに繁忙期ですので、マイルで取れたのは往路のみです。年始の札幌線は往路と復路の混雑状況がバシッと分かれています。
1月も3日になると札幌への行きは全然混雑していないんですよね。ハッキリ言ってガラガラです。予約時点でプレミアムクラスの空席は8席。機材はB737ですので、1席も売れていないということになります。
しかし帰りはマイルで取るのは不可能。死ぬほど混雑してはいないんですが、マイルでは取れませんのでお金を払って乗ることにしました。特割3で2万7千円。ちょっと高いですが、繁忙期ですし4日前の予約ですので仕方ないですね。
何で札幌かって?そんなもん良く分かりません。飛べるところに飛ぶんです。行き先はどこでもいいんです。片道はマイルで行けて、帰りもそんなに高くはなくて、しかもプレミアムクラスにアップグレードできそうなところ。そんな感じで検索をかけていたら新千歳行きのNH701便が一番いいという判断になりました。
もちろん札幌市内には行きません。帰りまで空港で過ごします。飛行機に乗ること以外、目的はありません。
えっ!当日アップグレードって空席があってもダメなときあるの?
セントレアのプレミアム・カウンターのお姉さん、今日はちょっと残念でした。ホントかウソかわからないですけど、「プレミアムポイントを確認する画面が開かない」ってえらい時間が掛かってるんですよ。普通にポイントでアップグレードしているだけですよ。端末の問題かも知れないんですが、セントレアではプレミアム・カウンターに行くたびに待たされることが多いです。特に今日は保安検査場が混雑していたのでなるべく早く入りたかったんですよね。3分待たせたらアウトでーす!アウト―!
しかし有益な情報も得られました。「今日のプレミアムって何席埋まってますか?隣が空席だと嬉しんですけどねぇ」と言ったところ、「本日この便は4食しかお食事のご用意がありませんので…。」なんて言われたんです。「なので4席しか埋まらない。つまり隣は来ない」とまでは言われていませんが、そういうことを示唆していますよね。
確かに機内食のロスを少なくするために、機内食の個数を制限するのは必要なことだと思うんですが、それって裏を返せば当日アップグレードする場合に、機内食がないという理由で空席があるのに断られることがあるってことですよね。
それ以上突っ込みませんでしたが、そんなこともあるんだーと知りびっくりしました。
ちなみに僕はプレミアムクラスの3人中の3人目だったみたいです。あと1人までは当日アップグレード可能ですが、例えば夫婦でアップグレードしたいとか言われたらどうするんでしょ?実際のオペレーションとしては、機内食が余っている他の便から融通するんでしょうけど、最悪の場合断られる可能性があるってことですよね。
確かによく考えると、見込みで機内食を作っている以上、機内食の都合で当日アップグレードお断りってパターンは確率的には十分あり得ることです。いやはや、勉強になりました。
<後から追記>
記事を読んでくれた2人の読者様より情報を頂きました。食事がない状態でアップグレードを申し出た場合、どうやら2,000円のミールクーポンがもらえるそうです。ならば係員のお姉さんが示唆した「4個しかお食事のご用意がありませんので、、、(隣には来ないことが予想される)」は全く間違っていることになります。う~ん、セントレアのプレミアムカウンター、大丈夫ですかね?ちょっと心配になっちゃいました。
CAさん、顔近い、緊張するって
久々にプレミアムクラスに乗りました。プレミアムクラスってかなりサービスいいんです。過剰なくらいです。まず搭乗するとご挨拶から。本日はプレミアムクラスへのご搭乗ありがとうございます。
ってか顔が近いんスよ。まともに目合わせられませんって。人間、心地よい距離感ってもんがあるでしょ。その距離、男女の一線超えてまっせ。僕、どこ見たらいいんスか。しかも超笑顔だし、目とかキラキラしてるからなおさら緊張しますって。男同士でもその距離だとどうしていいかわかんないのに、相手が綺麗なお姉さんでしょ。普通に対応するの絶対無理っす。
って思ったことないですか?
ホスピタリティあり過ぎて逆に困ります
機内の写真を撮りたくて一番に搭乗したんですが、CAさんのサービスが良すぎるので、その場を離れてくれないんです。写真を撮りたくても僕の撮りたい方向に立ってしまうんです。(僕の座席は1A。)
「スイマセン、ちょっとだけ外してくれませんか?」って言うのが申し訳ないのなんのって。
サービスいいのはいいことなんですけどね、つかず離れずのちょうどいい距離感ってもんがあります。
手荷物も「上の棚に上げてもよろしいですか?」って聞かれていない気がするんですが、勝手に上げちゃうもんだから、ノートPCと本を取り出すのにもう一度降ろしてもらうのが申し訳ないのなんのって…。
最近は中国系のほったらかしサービスに慣れていたので、日本人のホスピタリティがちょっと過剰に感じちゃいました。
朝食の時間に乗ると損するかも
プレミアムクラスは機内食が出ることです。今日は朝の便ですのでこんな感じです。ちょっと物足りないです。
メニューはこの通り。
プレミアムクラスって朝食で乗ると損な気がします。
だって、これに載っている通り、実はもっといいお弁当が出るんですもん。僕の食べたヤツはこの半分くらいの量しかありません。昼か夜の便で乗らないといけないってことかぁ。最近乗ってなかったのでこの辺の勘が鈍ってます。
ちなみにコーヒーをもらったら「いわてまり」を2個くれました。こういうサービスはとっても素晴らしいですね。
え!機内食ってお弁当だけじゃないの?
朝ご飯が終わったら、CAさんが「スープでもお持ちいたしましょうか?」だったか、そんなこと言われました。僕はてっきり500円のヤツだと思って、「有料ですか?」って聞いちゃったじゃないですか。乗り慣れてない感出しまくりです。「いえ、はもの雑炊かトマトスープかをお選びいただけます」なんて言われました。「じゃあ雑炊を」と言って雑炊をもらいました。
こちらです。優しい味で朝ごはんにピッタリです。
実はこのサービス、プレムアムクラスのメニューの「軽食」に当たるサービスなんです。何が提供されるかはその時々によって変わるらしいんですが、それなりのボリュームのものを用意しているみたいです。恥ずかしながら初めて知りました。前からありましたっけ?それか僕が忘れてただけ?(1時間20分以上のフライトでのみ出ます。)
着陸したら隣の人が倒れました
中部から新千歳までは1時間45分。ご飯を食べていたらあっと言う間です。すぐに降下体制に入り、新千歳はRWY01Rに着陸しました。到着前に預かってもらったジャケットを返してくれるのですが、さすがに機内でダウンジャケットを着るわけにもいかないので、CAさんは隣の席に置いてくれたんです。ご丁寧にも折りたたんでですよ。
あーこれって着陸したら滑って落ちるかもなぁって一瞬思ったのですが、すぐに忘れて着陸を迎えてしまいました。
そしたらこんな感じ。
一瞬、隣の人がいきなり倒れたように見えません?
ひとりでクスクス笑ってました。
いや、別にいいんです。落ちても全然かまいません。ベルトをしておけば良かったんですがそこまで思いませんでした。
そんなわけで、プレミアムクラスに座るとあれやこれや事件が起こって楽しいです。新しい発見もあり、サービス過剰でちょっと面倒なこともあり、最後はちょっと間抜けな結末を迎えて笑えたなどなど、色々ありました。
はい。
もう少し新千歳に滞在して名古屋に帰ります。
それでは皆様、本年も「イケてる航空総合研究所」をどうぞよろしくお願い致します。