スタイリッシュなラウンジ
台北桃園国際空港ターミナル1、これから乗るスターラックス航空は、搭乗時点で就航3日目とあって「ラウンジなんてあるのか?」と思っていましたが、チェックイン時にラウンジのインビテーションをもらい、しかもSTARLUXのラウンジだと聞いて驚きました。僕はてっきり、マイナーなエアラインが共用するPlaza Premium Loungeをアサインされるだろうと思っていたからです。ここか!伝統的な台湾風ではなく、豪華な中にもスタイリッシュな雰囲気を醸し出していますね。
オシャレ!
の一言に尽きます。
中に入って写真を撮ろうとするとすぐに撮影に応じてくれました。真ん中の女性がとてもキレイ。なんてのは置いておいて、左の男性が日本語がとても上手でビックリしました。
日本人だとわかると日本語での対応をしてくれ、お洒落な雰囲気だけでも満足していたところにさらに満足。乗る前から「このエアライン、タダものじゃないな」という雰囲気を感じていました。
ラウンジの中は広くありません。これを書いている時点でA321を3機しか持っていませんし、1機当たりのビジネスクラスは8席しかありませんので、今のところラウンジのキャパシティは不要かと思われます。
一人用のテーブルも用意されており、カバンを置いて自分が座れる大きさが嬉しいです。
スポンサードリンク
セルフサービスメニュー
当然のことながらラウンジはセルフサービスです。一通り何があるのか見てみましょう。真ん中のゾーンには野菜を中心としたお惣菜系が。
バナナ?みたいな植物が目に留まりました。きっと食べられません。その右隣に見えますかね?3色のコーンチップス。これが普通に美味しかったです。その奥に温かいものがあります。
左端からアイスクリーム、シリアル、パン、ケーキが並んでいます。
コーヒーマシーン。
スポンサードリンク
食べ物飲み物の詳細
続いて詳細に見て行きましょう。「ブロッコリーwithオリーブ」と「蒸し魚withねぎ」です。
「かぶ豆腐with醤油」と「バーベキューソーセージwith酢キャベツ」です。
蒸してあるこれは一体何でしょうか?
こちらがドリンクコーナー。ベーシックな構成ですが、上から2段目がイケてます。
赤いのがビーツの根ドリンク、黄色いのがパイナップルジュースです。僕はパイナップルジュースを飲みましたが、赤い方にトライすればよかったと思いました。どんな味がするのか試すべきでした。ちなみNatural Benefitsというブランドみたいです。
こちらはVIGOR DONG SHIHというブランドのキャロットジュース。こんな風にご当地ものの変わり種ドリンクがあるとテンションが上がりますよね。
お酒に力を入れるエアラインは多いですが、こういうソフトドリンクにも力を入れて欲しいものです。そういう観点でスターラックスのラウンジは満点です。
アイスはハーゲンダッツ(バニラとベルギーチョコ)。さすがに朝からアイスは無理でした。
スポンサードリンク
スタッフがオーダーを取りに来た
このラウンジ、雰囲気だけでも十分に楽しめるんですが、それ以上に楽しめるラウンジです。な、な、な、なんとラウンジにスタッフがオーダーを取りに来てくれるのです。いきなり渡されたのがこのメニュー。まさかビジネスクラスでこんなサービスがあるとは思っていなかったので、
はぁ?これ何?
って思っちゃいました。これオーダーメニューなんですよ。
僕自身の経験なので非常に狭いですが、これまでビジネスクラスに乗ってオーダーメニューに出会ったことはありません。ファーストクラスにでも乗らないとこんなオーダーメニューをもらうことはないんじゃないでしょうか?
もちろんANAでもラウンジではうどんやカレーが食べられますが、あれは結局ほぼセルフ。レストランのようなオーダー方式ではありません。
まるでホテルみたい
それがスターラックス航空のラウンジの率直な感想です。
中を開いてみると左側のページには朝食メニューが書かれていました。
A:豆乳にセサミブレッド、キャラメルクッキー
B:ベネディクトエッグとマフィン
C:おかゆに付け合わせ
という感じです。実は前日に台北に着いたとき、翌日の朝食を買おうと空港のセブンイレブンに行ったらクレジットカードが使えず朝食を買えず仕舞いだったので、非常に助かりました。無理に両替して高い朝食を買わなくて良かったです。
スターラックスがこんなフルサービスのラウンジを持っているとは想像だにしていませんでした。予想外の展開に人は感動するのです。
右側のページはランチ/ディナメニューです。
A:揚げ豆腐
B:一蘭のラーメン
C:ヒラメのソテー
といった感じでしょうか?
オーダーメニューが出てくる前に自分で取ってしまったのを後悔しました。
こちらがオーダーしたお粥です。台湾らしい具だくさんのお粥でした。
自分で取ったお皿、オーダーのお粥と食べて激しくお腹が一杯だったんですが、ここでやめられますか?
ケーキも2つとも取ってしまいました。1つはベリー系。もう1つはコーヒーケーキでした。最後の方はなかなかフォークが進まず。でも、頑張って全部食べました。いわゆるホテルのデザートのレベルでした。
ミュージック
その他、ラウンジに入る時に渡されたのがこれ。なんか無料でミュージックが聞けるらしいです。スターラックス航空のミュージックなのかな?とも思いましたがイマイチよくわからず。恐らく台湾のアプリを入れなければならず、日本人には使いにくいと勝手に判断してしまい、帰ってきて引き出しに閉まったままです(笑)。
ただ、何が嬉しかったって、前にも書きましたが、スタッフが日本語で説明をしてくれたこと。そもそもこのミュージックが何者かよくわからないので、結局よくわからなかったんですが、その意気込みに拍手したいです。頑張って日本語を使おうとしてくれているのがとても嬉しく感じました。
また、おかゆを食べ終わると「いかがでしたか?」と日本語で。「いやー美味しかったです。スターラックスってすごいですね。」とべた褒めしておきました。
スポンサードリンク
一味違うラウンジだ
さて、搭乗の時間が迫ってきたのでラウンジを出ることにしました。ラウンジの受け付け反対側のには電光掲示があり、画面いっぱいにこれから乗るJX201が表示されていました。
先ほどの日本語のスタッフが、「バッチリですか?」と聞いてくれました。「バッチリ」なんて日本語が使える時点でかなり勉強している感がありますよね。そんなところに惚れちゃうわけですよ。
ラウンジを出るとグミをもらいました。これ、3種類あってそれぞれ味が違います。機内でも出てきたグミですが、ANAのアメよりもいいです。綺麗な女性スタッフが手の上に載せて「写真どうぞ」とやってくれました。
このラウンジ、まだまだ機体数が少ないので規模が小さいですが、サービス内容としては世界最高水準なんじゃないでしょうか。オーダー制の食事が選べる点がビジネスクラスにしてはかなりのハイランクです。
スタッフも親切で活き活きとしていました。最近のラウンジは、特にANAなどの大手のラウンジは、人が増えすぎてスタッフが死んだような眼をしながら片付けや補充をやっています。スターラックスのラウンジとは対象的ですね。
スターラックスのラウンジは、まるでホテルのサービスを受けているかのようでした。就航したてだからというのもあるかも知れません。僕がカメラを持っているので、どこか日本のメディアの取材だと思って気を遣ってくれたのかも知れません。
スターラックスのラウンジはここ数年で訪れたラウンジでもピカイチです。本当に素晴らしいエアラインであることがラウンジからも伝わりますよね。
スターラックス、これからが正念場。チャイナエア、エバー航空な負けないように頑張って下さい!!!
スポンサードリンク