イケてる航空総合研究所

ビジネスクラス搭乗記、弾丸旅行のノウハウ、マイルの使い方、貯め方、航空事故の真相などなど。

飛行機の初便に乗る趣味の人「初便マニア」は一体何を考えているのか?

初便について真面目に考えた

今月号(2019年3月号)の月刊エアラインの特集は「ヒコーキの乗り方」。その中で僕の得意分野でもある「初便にこだわる」という記事を書かせてもらったんですが、今回はその中で分類をした「初便」のカテゴリーについてお話します。

f:id:flyfromrjgg:20190218205930p:plain

ここに書いた記事に対して、ちょっとした意見をもらいまして、僕自身、再度真面目に初便について考えてみたんですよ。初便の何がいいのかって、何に重きを置いて乗っているのかって。

それを改めて考えたら「そういう頭の構造なのかー」と自分の考え方を再認識したので、一本記事を割いて書こうと思い立ったわけです。

少々マニアックな話なので飛行機が趣味ではない方は、「へ~」くらいな気持ちで読んで頂ければよいかと思います。

そもそも初便というのは何かというと、例えば新しい飛行機があるエアラインに導入されたとして、それが初めて飛ぶ便のことです。ANAが導入するA380が初めてホノルルに飛ぶ便がまさに初便です。先日(2/17)就航したANAの羽田=ウィーン線なんかもその例ですね。それ以外にも世の中には色々な種類の初便があります。

flyfromrjgg.hatenablog.com

初便のカテゴリーについて

雑誌の中に「初便には種類があり価値が異なる」というくだりがあるんですが、初便は以下のように分類されます。(勝手な分類です。)

①新型機材の商業運航初便
②新規航空会社の初便
③新空港開港時の初便
④エアラインの新型機材導入初便
⑤新型機材の既存路線就航初便
⑥新規路線の就航初便

僕はこの①から⑥の順に価値が高いと思っています。この辺りは個人の価値観によるため、一概に「これが価値がある」と押し付けるのは良くないですが、それでも①、②、③あたりの順位は恐らく誰が判断してもそうなるような気がしています。


f:id:flyfromrjgg:20190210171651j:plain

やはり①新型機材の商業運航初便は誰しもが憧れる初便ですし、②新規航空会社の初便や、③新空港開港時の初便と言うのも、そのエアライン、その空港に1回しかないという観点から非常に価値が高い部類に入ります。


f:id:flyfromrjgg:20190210170251j:plain

こちらはピーチ初便。②に分類されるむちゃくちゃ価値のある初便です。


f:id:flyfromrjgg:20190210170255j:plain

岩国空港就航初便。こちらは③に分類される非常に貴重な初便です。

③は細かく分けると、着陸/離陸の概念が出てくるため出発/到着のそれぞれの初便が存在します。国際線がある空港の場合は、開港日の日付スタンプをパスポートに押してもらえるため、国内線より記念に残りますよね。


f:id:flyfromrjgg:20190210170532j:plain

④エアラインの新型機材導入初便は、最近では写真のようにANAのA320neoの初便が相当します。今後就航する例で言えば、ANAのA380やJALのA350が相当し、かなり人気の高い初便ですよね。

⑤新型機材の既存路線就航初便の最近の例は、SQの787が関西に就航するとか、エバー航空の787が成田に就航するとか、そう言った初便です。新型機材は快適で人気が高いため、例えその機材の2路線目でもセレモニーでお祝いする「初便」として歓迎されることが多いです。


f:id:flyfromrjgg:20190210170247j:plain

最後に⑥新規路線の就航初便は、例えば写真のタイ・エアアジアXがセントレアに就航するとか、ANAがパースに就航するとか、そういう類の初便です。これも大々的にセレモニーが開かれ、間違いなく「初便」として扱われます。

スポンサードリンク


核心を突く指摘

ふとしたところで指摘を受けました。それは飛行機マニアではない一般の方からです。

⑤と⑥は逆なんじゃない?

と。

ちなみに、
⑤新型機材の既存路線就航初便
⑥新規路線の就航初便
です。

と。理由はこうです。

⑤は既存路線なので乗客にとっては利便性が増すという話ではない。一方で⑥は新規路線がだから乗客にとって便利になる。だから⑥の方が価値がある

と。

なるほど!

それはとても乗客目線の考え方ですね。ごもっともな意見です。僕が一般人なら100%賛成です。でも何か違和感を感じたんです。

初便マニアの頭の中

僕がパッと頭に浮かんだのは、初便マニアにとって行き先はどうでもいいということです。

初便マニアはぶっちゃけその飛行機がどこ行きでも構わないんですよ。今は⑤、⑥の話をしていますが、①、②、③、④では行き先には全くこだわりません(②、③では機材もこだわりませんが…)。

特に初便マニア、少なくとも僕の中では次の不等式が成り立つと考えています(これには個人差があります)。

既存路線に投入される新型機(⑤)>新規路線に投入される既存機(⑥)

どうです?初便マニアとしてワクワクするのは確実に⑤ではないでしょうか?ANAの787が就航した時には、就航路線ごとにセレモニーをやっていたくらいですから。ANAがローンチカスタマーである787はちょっと特別かも知れませんが、やはり僕にとっては上の不等式が表す通りです。

わかりやすくすると、議論しているポイントは、つまり、

路線なのか機材なのか

ということですね。この質問をされたら間違いなく、

路線よりも機材

だと答えます。初便マニアは新型機材に弱いんです。

僕は初便ではなくても新機材が導入されるといち早く乗りに行きますから、やはり新機材に魅力を感じているんですよね。就航から随分経つのに未だに787やA350には話題性がありますし。

乗る目的が違うから

初便マニアは飛行機に乗ること自体が目的の趣味なので、本来の乗り物の目的である「移動する」という概念を持っていません。だから「路線よりも機材」という答えは、普通の人からは逆に見えても、マニアからすればとても合理的な答えなんですよね。

おわかり頂けましたでしょうか?

スポンサードリンク


flyfromrjgg.hatenablog.com

flyfromrjgg.hatenablog.com

flyfromrjgg.hatenablog.com

flyfromrjgg.hatenablog.com

flyfromrjgg.hatenablog.com