2020年5月14日就航予定
初便マニアの僕として結構気になることがあります。それはJALの傘下の新長距離LCC、ZIP AIRがちゃんと今年の5月14日に就航できるかってことです。こんなニュースが出ていたのが気になっていますタイは既に日本への渡航延期を呼び掛けていますので、肝心のタイからの訪日客が減るのは確実です。もちろん、上記のニュースを読むと日本人の行動にも制限が出そうです。
ZIP AIRは元JALの787-8を2機、既に持っており、訓練飛行を続けているんですが、準備は間に合ったとしてもこのご時世、お客さんが集まらないんじゃないかなぁと。
5月に就航となればそろそろダイヤの発表があってもいい頃ですし、航空券の発売がされてもいい頃です。でも何の音沙汰もない。
というか今、こんな状況で航空券の発売を開始したとしても初便マニア以外は誰も買わないですので、発売はもう少し後になるんじゃないかと予想しています。(初便マニアとしては今売って欲しいですけど…。)
新型コロナウィルスは新規就航のZIP AIRにとってかなりの強敵です。しかも7月1日にはソウルへの就航も発表しており、そちらも併せて心配ですね。
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海外への訓練飛行開始
これまでZIP AIRは1号機(JA822J)を使って国内で訓練を重ねてきました。この写真は先日セントレアで撮ったものです。ZIP AIRはセントレアや関空にはよく顔を出しているようで、「撮る」ことに無頓着な僕ですら偶然この写真をものにしたくらいなので、セントレアへの飛来回数はかなり多いです。
それで、1月21日には2号機(JA825J)が厦門(HAECO Xiamen)から成田に到着したのがFlight Radar24で確認できており、2月5日からソウルへ、そして2月16日からはバンコクへの訓練飛行を開始しています。
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気になるダイヤは?
Flight Radarの訓練飛行じゃ何の参考にもならないかも知れませんが、ソウルやバンコクへの訓練飛行の時刻は毎回必ず決まっていて(執筆時)、もしかしたらこれがそのまま就航ダイヤになるのかな?なんてことも想像できます。あくまでも勝手な想像ですけれども。バンコク行きは成田(NRT)を朝8時に出発して13時にバンコク・スワンナプーム(BKK)に到着、そしてバンコクを15時に出発して成田に22時に到着。大体そんなスケジュールで飛行しています。
そしてソウルはと言うと、成田(NRT)を23時前に出発してソウル・仁川(ICN)に1時に到着、そしてソウルを4時に出発して成田に6時に到着というスケジュールです。
まさかソウルはそんなスケジュールで飛ばさないだろうとは思っていますが、バンコクは何だか現実味がありそうですよね。
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なぜバンコクとソウルなのか
ここで改めて気が付かされるのが、バンコクとソウルなら24時間以内にちょうど1往復ずつできるということです。バンコク往復には14時間、ソウル往復には6時間掛かります。合計20時間。そして前後のターンアラウンドタイムを考えるとちょうど24時間になります(もう少し縮められそうですが、1日の整備に必要な時間を考えると妥当でしょう)。長距離路線に乗り出す前に東南アジアで就航するなら、旅客数の多いシンガポールかバンコクでしょう。しかしバンコク往復のみだと時間が余ってしまいます。その時間をちょうど埋められるのがソウルなんですよ。これがバンコクではなくシンガポールだったら往復にプラス1時間ずつかかるため、往復して戻った際に飛んで行ける都市がなく、24時間稼働させたいLCCとしては非効率です。
最初「バンコクとソウルなんてまた競争の激しいところに就航するもんだ」と思ったんですが、LCCとして機体稼働率を上げるためには苦渋の決断。24時間働ける都市の組み合わせを考えるとバンコクとソウルがベストだったんだと思います。
(ZIP AIRは長距離LCCですが、双発機での長距離飛行に必要なETOPS認証は実績に基づいて審査されるため、当初からの就航は不可能。まずは中短距離路線で実績を積みます。)
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仮想の運航スケジュール案
というわけで、こんな時刻表も可能です。(夏スケ、冬スケ、ターンアラウンドタイムは微調整が必要)成田(0900)=ソウル(1130)
ソウル(1230)=成田(1500)
成田(1700)=バンコク(2200)
バンコク(0000)=成田(0700)
どう考えてもバンコク線は復路を深夜便として使った方がよいので、ソウル就航後は上記のようなスケジュールが妥当なんじゃないかと思ます。(2機あるため1機は予備機とするんでしょうか?)
ただし、ソウル就航前、つまり6月30日までは訓練飛行スケジュールのように、早朝に成田を出て深夜に成田に戻るスケジュールになるかも知れませんね。
というわけで、
全部空想の話でした。
いけてるこうくうは結構ウソつきなので、
信じないで下さい。
ただ、やはり新型コロナウィルスの影響により、このまま5月14日にZIP AIRが離陸できるのかは不透明感が漂いますね。当面は事態の推移を見守るしかなさそうです。
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