小荷物ならWEBチェックインが便利
タイ・エアアジアXセントレア就航初便で行くバンコク弾丸旅行。滞在時間9時間ほどで折り返します。朝は6時55分発。早いですが、空港隣接のアマリホテルに宿泊しているため、朝早くてもさほど気になりません。WEBチェックインをしていたおかげでカウンターに立ち寄ることなく保安検査場に入れました。機内持ち込み手荷物だけの場合、WEBチェックインは非常に有効です。朝早い時間ならなおさらですよね。ホテルでギリギリまで寝て、ヒョッコリ起きて空港に行けばいいんですから…。
ドンムアンはエアアジアが強い
ドンムアン空港の早朝の出発便を見てみるとエアアジアが多いですね。「ドンムアンはエアアジアに席巻されている」と言っても過言ではありません。地元のタイ・エアアジアもいますが、あくまでも母体はマレーシアの企業ですから、例えば日本がエアアジアジャパンに牛耳られちゃうような感じなんですよ。「それでいいのかタイ!」と言いたくもなります。
出国して搭乗口に行く間にもエアアジアを多く見掛けました。最近ではタイ・ライオン(インドネシア)やタイ・べトジェット(ベトナム)もタイに進出しています。タイのLCC市場は外資系が本当に強いですね。
空港の出発/到着ボードを見たり、エプロンを見渡したりするだけでも、その国の航空動向を知ることができます。タイの地元LCCにはノックエア(Nok Air)などがありますが、外資系エアラインに負けず、頑張って欲しいものです。
ドンムアンはかつてバンコクのメイン空港でしたが、その面影を僕は思い出せません。「こんなに古い造りだっただろうか?」と首をかしげてしまいました。LCC向けのセカンダリーエアポートになってから初めて来るドンムアンは、予想以上に古びた印象だったのです。
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SQ仕様の快適エコノミー
中部=ドンムアン線は1月31日まで基本的にSQ仕様の同一機材で運航されますので、前日に乗ったHS-XTIがスタンバイしていました。No.2ドアでは「サワディーカー」と合唱のポーズで迎えてくれます。いいですね~タイ・エアアジアX。
Bコンパートメントにはエアアジアのヘッドカバーの付いたSQシートが…。しっとり落ち着いた色のシートに赤色の大きなロゴ、アンマッチなところがLCCらしくもあります。
エアアジアのA330は通常窓側は3列配置ですが、この機材の窓側は2席。3席の窓側に座るのは億劫ですが、2席の窓側ならば非常に快適に過ごせます。
このシート、モニターは機能しませんが、それ以外はSQと全く同様です。カップホルダーが付いていたり、小さなポケットが付いていてスマホを入れやすくしてあったりとエコノミークラスとしては最高クラスの座席です。LCCに乗っているのにこの座席はかなりオイシイですよね。
CコンパートメントもAirAsiaのヘッドカバーがズラリと並んでいます。
いやー、このSQ仕様の機体。期間限定とは言えオイシイですよね。手荷物が有料とか、機内食が出ないとか、シートモニタがないとか、フルサービスキャリアに足りない部分がありますが、何せ快適性に一番影響を及ぼすアイテムである座席がフルサービスキャリア仕様なんですから、かなりお得だと思います。
早朝のドンムアンを離陸
ドンムアン空港発は朝の6時55分。夜が明けたのはドンムアン空港の待合室でした。横にいるのは全てエアアジアでした。エアアジア、やはり強いですね。
こちら地元のノックスクート。タイのノックエアとシンガポールスクートのジョイントベンチャーとして立ち上げられたエアラインです。元々スクートにいた777をタイに持って来てノックスクートとして運航しています。
離陸すると左側にはバンコク市街がよく見えました。6時間の快適SQシートでのLCC旅が始まりました。
2日目だけど就航記念品をもらう
この日(10/31)のドンムアン発中部行きはバンコク発で考えると2日目。初便でもなんでもないんですが、記念品が配られました。なかなか羽振りがいいです。福笑い風アイマスクをもらいました。可愛いのはいいんですが、ちょっと付けるのが恥ずかしいですね。しかし、綺麗なお方です…。
機内食の王道は照り焼きチキン
この便の出発は6時55分。機内食が提供されたのはフライトも中盤に差し掛かった頃でした。機内食を持って来てくれたのは日本人クルーの方でした。この便でも日本人クルーはちゃんと乗っています。日本への便に必ず乗っているとは限らないようですが、結構な確率で乗務しているようです。しかしまた、この日本人クルーの方もお綺麗で…。
僕がオーダーしたのは照り焼きチキン。
LCCでは機内食を何にするか困ったら照り焼きチキンにするのが無難です。アジア圏のエアラインには大体どのエアラインにも照り焼きチキンがありますので、無理に冒険せずそれをオーダーして下さい。
ただ、エアアジアXの機内食は非常にレベルが高いので、どれを選んでもそんなに大きくは外さないと思います。往路のグリーンカレー、復路の照り焼きチキンともにアタリでした。ただ量が少ないのは否めませんね。
中長距離LCCでは必ずどこかで食事の時間になるので、プリオーダーするが基本。プリオーダーすると10%程度の割引が得られます。また、機内ではオーダーできないメニューをオーダーできる場合もあり、選択の幅が広がります。
前回の記事で中距離LCCに乗る際の注意点を書かせて頂きましたので、是非ともお読み下さい。
これが本当のLCCではない
そんなわけで、6時間のLCCの旅でしたが、SQシートとあってか、喉が渇くとかお腹が減るとか、その辺の事情を除けばかなり快適な旅でした。今度は本当のエアアジアX機材に乗らないといけないと思っているんです。今回の旅がLCCの旅だと思ったらいけないと思います。SQ機材ということで2倍くらいは快適度がアップしているはずなんです。これがギュウギュウ詰めの3-3-3配置のだったらどう感じるのか、ちょっと怖い気もします。
そんなわけで、FSCとのハイブリッドなLCC旅でした。
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