イケてる航空総合研究所

ビジネスクラス搭乗記、弾丸旅行のノウハウ、マイルの使い方、貯め方、航空事故の真相などなど。

吉祥航空787ビジネスクラス搭乗記【最新機材で北京大興=上海虹橋を飛ぶ】

Dウィングからの出発

9月25日にオープンした北京大興国際空港。そこから飛ぶ便を選ぶ際にはかなり悩みました。なるべく乗ったことのない航空会社がいい、そう思っていたところに知ったのが吉祥航空の787でした。吉祥航空には乗ったことがありますが、787には未搭乗。たまたま北京発上海経由中部まで通しの激安ビジネスクラスが出ていたので(次回解説)、それに飛びついてしまいました。

と言うわけで、今回は吉祥航空が導入した最新機材787で飛ぶ北京大興=上海虹橋線の搭乗記をお楽しみ下さい。


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北京大興空港の使用ゲートはD61番。吉祥航空は出発ターミナル一番左端のKカウンターを使い。(南に向かって)一番左側のDウィングを使っていました。


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日没直後、上海からの787-9(B-208A)が到着しました。初めて見る吉祥航空787に大興奮しました。やはり格好いいですね。吉祥航空の787は各機種で塗装が異なり、同じ塗装の2機とかもあるんですが、今のところ全部特別塗装。このD-208Aはチャイニーズリボン塗装と呼ばれる結構目立つヤツです。

豪華787ビジネスクラス

吉祥航空の787は吉祥航空初のワイドボディ機。現在6機目が運用されています。これまでA320とA321のみのフリートに新たに787が加わりました。


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僕の座席は6A。これを見てお分かりの通り、吉祥航空787のビジネスクラスはスタッガードタイプです。「このレベルで国内線に飛ばすの!?」と驚きますよね。中国の国内線では普通に国際線機材を入れるので、これは結構普通のことなんです。

ただやはり787の性能はロングレンジを飛んでこそ発揮されるもの。少し前に吉祥航空は上海=ヘルシンキ線を開設し、初めての長距離路線に進出しました。今後、アテネなどの欧州路線にも進出する計画があり、上海をベースにこじまんりと近隣アジア諸国で飛んでいたエアラインがまさに世界に羽ばたく瞬間を目の当たりにしようとしているのです。

そんな吉祥航空もまずは787を国内線からと言うことで、これから乗る北京線にも投入されているわけです。なお、他にも広州、深圳、成都などにも787が飛んでいます。


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真ん中の列も完全にソロシートが並び、隣同士席があるスタッガードタイプではありません。


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奇数番号が通路側、偶数番号が窓側になっています。


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離陸前のキャビン。29席あるビジネスクラスは満席でした。


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飛行時間が短いので早いところベッドポジションの写真を撮っておきましょう。広々としたスタッガードです。


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ただし、足元はちょっと狭いですね。

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787ビジネスクラスもろもろ

シートの細かいところも観ておきましょう。


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コントローラはこちらに集約。後からマッサージ機能があると知ったんですが、知る由もなく未体験のまま終わってしまいました。収納も広くてカメラ類、スマホが全部収まってしまうので、離着陸の時は重宝しました。


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機内誌などなど。


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こんなチャイニーズ柄の可愛いポーチが配られ、何が入っているかと言うと、


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耳栓とアイマスクでした。柄が中国らしくていいですね。


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スリッパは何故かやたら大型のもの。


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ウェルカムドリンクのガラスコップも素敵です。ANAではプラスチックコップですから、それよりうんと高級感があります。


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そして食事のドリンクオーダーもちゃんとしてくれて、2時間の国内線でも国際線に乗っているかのようでした。

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大興空港に初就航した日

僕が大興空港に出掛けたのは10月27日、ちょうど冬スケジュールが始まった日曜日でした。吉祥航空はちょうどこの日、大興空港に初めて乗り入れました。


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1日3便あるうちの2便目と3便目が787による運航で、僕の乗った便は3便目(最終便)だったので、787就航初便とは行かなかったものの、なんだかおめでたいムードが漂っていました。


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この日2回目の出発となった吉祥航空787は、光り輝く大興空港の大きな大きなターミナルを後にしました。


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面白かったのが窓のシール。これ、全部の窓に貼ると「外が見えない!」とひんしゅくを買うと思われるので、所々に貼ってあるんですが、「吉祥展翅 風舞大兴」「SHA=PKX首航記念」と書かれています。こんな風に就航を祝うのは初めてでした。


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吉祥航空の広告ビデオは787ではなくA321でした。787の導入は約1年前ですので、アップデートが遅れている感じですね。

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国内線でこの機内食は大満足

大興空港からの離陸はRWY11Lから。ターミナルビルを後ろに見る離陸方向でした。従って、光り輝くヒトデ型のターミナルビルを上空から見ることはできませんでした。


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巡行中の機内。ピンクの照明がちょうど機内のカラーリングとマッチしてとても綺麗です。


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機内食が出てきました。国内線でこのボリュームの機内食は大満足です。味も良くて文句ナシでした。


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箸袋がなんだか目に留まり思わず写真を撮ってしまいました。

一つ感じることは、吉祥航空は大手3社に比べて断然お洒落なこと。言っちゃ悪いですが、エアチャイナ、中国東方、中国南方はダサめです。しかし吉祥航空はさすが新興キャリアとあって、下手な伝統や慣習にとらわれず洗練されている気がします。それがこの箸袋のデザインにも現れていますね。機内のデザイン、CAさんのユニフォームも同じことが言えます。


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そのCAさんはこんな感じ。チャイナドレスを柔らかくした感じのタイトなユニフォームがお洒落に見えませんか?主張しすぎない色合いも素敵です。

自慢の高解像度モニター

最新の機材に乗るとモニターの解像度の良さに驚かされます。特に見るものもないので、いわゆるフライトステータス、マップビューを見るんですが、これがずっと見ていても飽きません。


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3Dビューは高精度で見ごたえがありますね。新しい787の3Dモデルも新鮮でいいです。


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HUDビューもあって大興奮。夜景モードとかがあればなおよいです。


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ルートが何故かSHA-SHAになっていて、「まだ大興空港のPKXが登録されていないんだろうなぁ」と想像してしまいました。従ってSHAから出発してPKXを経由してまたSHAに戻る経路(つまり往復分)が表示されていました。

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願ってもいない沖止め

上海虹橋に到着後、いきなり右折をして停められたのは遠く離れたスポット。普通ならば「えーっ、バスかよー」と嘆きたくなるようなシチュエーションなんですが、僕はここぞとばかりにガッツポーズ


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沖止めって最高ですよね。何故かって、エプロンに降りられるからです。特に新型機材の場合は機体を間近に見られる大チャンスなんです。


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No.2ドアから降機しました。夜はガラス越しだと移り込みが入りますので、ガラスを隔てずに機体の写真が撮れるこのシチュエーションは最高です。

ちなみにビジネスクラスの乗客が全員降りるまでエコノミークラスの乗客は待機させられます。そしてビジネスクラスの乗客は専用のマイクロバスでターミナルまで送迎。ギュウギュウ詰めでちょっと窮屈ですが、一足先に到着ロビーに連れて行ってくれるのはありがたいですね。国内線なのでイミグレーションもありませんし、荷物も預けていないので一番で空港を出られます。

こう見ると787って大きいです。そして吉祥航空も大きくなりましたね。787を導入してますます拡大していく吉祥航空にエールを送りたくなりました。

このとき、上海=関西には既に787が就航、12月15日からは上海=成田にも787が就航してしますので、日本から乗れるチャンスも増えますね。素晴らしいエアラインですので是非一度最新鋭の787に乗ってみて下さい。絶対にハマります。

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