そのリアクション何ですか?
先日、ANAでデビューしたA380の初便に乗ってハワイに行ってきました。僕の飛行機旅行は常に弾丸ですので、ハワイで宿泊はせず、乗ってきた飛行機に乗って折り返してきただけです。成田の出発時刻が20時10分、翌日の到着時刻が14時55分ですので、24時間以内にハワイに行って帰ってきたことになります。滞在時間は3時間、いわゆるターンアラウンドタイムの時間だけ滞在して帰ってきたわけです。プロの搭乗客日本代表であるパラダイス山元氏をはじめ、その他初便マニアの人達は皆日帰りでした。軽く30人くらいは折り返しの便で帰ってきたと思います。
ハワイに着いたら入国してすぐに出国(米国には出国手続きはないですが)。この写真すごいハワイっぽいので、十分にハワイを楽しんだと言えるんですが、何故か周囲の人達は、僕が「ハワイに日帰りで行ってきた」と言うと結構驚くんですよ。
ハワイに日帰り?あり得ない!
観光しないなんてもったいない!
というリアクションが返ってきます。なんだかバカにされた感じもしちゃいます。なんででしょうね?僕、そんな変なことしてますかね?
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この記事読みました?
ANAのA380就航の翌日、Yahoo!ニュースで航空旅行アナリストの鳥海高太朗氏がこんな記事を書いています。僕に非常によく似た人の話が書いてあるんですが、まさにここに書いてある通りなんですよ。驚きました。会社員のAさんはほとんど僕と事情が同じ方かと思われますので、ちょっと解説を追加しておこうかと思います。要約すると、「家族がいるから家に帰らないといけない」という理由と「目的からすると宿泊するお金がもったいない」という2つの理由が会社員Aさんの主張のようです。
まさにその通りなんですよ!
家庭がありますので
僕には家族がいます。そしてブロガーが本職ですが別にも仕事をしています。仕事がある以上、平日に旅行に行くときには有給休暇を取らないといけません。じゃあ休日ならいいかというと、それはもっと問題になるんです。土日にお父さんだけが旅行を楽しんでいる家庭なんてあります?独身の方や学生さんとかなら別にいいんですが、子持ちでそんな行動パターンはまず許されないでしょう。
今回のA380初便は金曜夜に出発して土曜日昼に戻って来るというスケジュールだったため、土曜日を潰すのを何とか許してもらって行ってきたわけですが、それでも家族に対してとても心苦しいわけです。土日の両日を潰してしまったら、もうどうなることやら…。
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それが僕の旅行が常に弾丸旅行である1つの理由です。平日なら最大で2日、これは有休休暇が取れる限界でもあります。そして休日なら最大でも土日のどちらか一方。これが子を持つサラリーマンの現実じゃないでしょうか?
なのでハワイ日帰りは極めて常識的だと言えるんです。
ホテル代なんて出せません
続いて2番目の理由は「ホテル代がもったいない」というものです。僕は元々、旅行自体が目的なら良いホテルに泊まりたいと考えています。基本ホテル代はあまりケチらない方です。しかし飛行機に乗ることが目的になるとコロッと考え方が変わるんです。ホテル代は極力ケチりたくなります。だって旅行が目的じゃないですもん。飛行機に乗るのが目的ですよ!そこに高いホテル代を払ってしまったら、趣味にお金をつぎ込めなくなるじゃないですか。
フライトスケジュール上どうしても1泊しないといけないとか、記事にできそうなトランジットホテルに泊まる目的がある飛行機旅行ならばホテル代は高くても出しますが、宿泊自体に価値を見いだせない場合は、やはり日帰りを真っ先に考えてしまいます。
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何かとお金が掛るのが僕ら子育て世代ですので、最大限に趣味を楽しもうと思うのならば、その他のことにはお金を掛けたくありませんよね。僕はカウチシートに59,000円を支払うことはできますが、ハワイのホテルに20,000円を支払うことには非常に抵抗を感じます。
そして今回、ハワイで泊まる用事はありませんでしたので、日帰りという選択肢は極めて常識的だと言えるのです。
出張で観光目的の延泊はない
これ、会社の出張で考えてみるとわかりやすいです。例えば1泊2日で東京から札幌に出張したとしましょう。それで札幌にもう1泊できますか?上司に対して「あの~観光したいのでもう1泊してきていいですか?」って言えますか?それを許してくれる会社なんて普通ありませんよね?「バカかオマエ!用事が終わったらすぐに帰ってこい!」なんて言われてお終いですよね。
つまりはハワイ日帰りもそれと同じことなんですよ。飛行機に乗るという目的を果たしたならばすぐに帰る。これは非常に常識的な考え方なんです。
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もったいないは逆
ハワイに限らず、日帰りで海外に行くとか、海外旅行に行って入国しないとか、僕の行動を見て「もったいない」って言う人がよくいるんですが、発想が全く逆なんですよ。僕は「現地でお金や時間を使ってしまう方がもったいない」って思うんです。だって目的が飛行機に乗ることだからです。今回のハワイ日帰りで使った交通費以外のお金はゼロ円。飲み物はラウンジで飲み、食べ物は機内で食べています。本当に目的だけを達成するならば、それが一番もったいなくない方法なんですよ。
時間も同じで滞在時間は3時間。現地で時間を使ってしまっては、家で家事や子育てをする時間がなくなるじゃないですか。だから着いたらすぐに帰るんです。
つまりは欲張らないこと
僕が主張したいのは、僕はとてもシンプルに趣味を楽しんでいると言うことなんです。目的以外のことはしない。それだけなんですよね。皆さん「ハワイまで行ったのにもったいない」と言う裏にはせっかくハワイに行ったのなら、海でも泳ぎたいし、観光もしたいし、美味しいものも食べたいし、いいホテルにも泊まりたいという欲張りな心があるからなんですよ。そんなに欲張らなくてもいいじゃないですか。ハワイくらいまた行けますって。
僕は純粋に飛行機に乗ることだけを楽しんでいます。それ以外には見向きもせずただひたすらに飛行機に乗っているだけ。それが最高なんですよね。
目的はシンプルに1つだけ。その1つが終わったらすぐに帰る。そしてブログを書いて余韻に浸る。それが僕の「飛行機に乗る」、「初便に乗る」という趣味なんです。
ほら、やってみたくなったでしょ。
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