コロナが明けたとは
今年も年末。ニュースなどで聞くのが「コロナが明けた」という表現ですね。「コロナが明けたので何年振りかにやっと帰省します」とか「コロナが明けたので旅行に行けるようになった」などという風に使われています。コロナが明けた
はぁ???明けたとは?と聞きたくなります。何が明けたんでしょうね?
新型コロナウィルスの特性が大きく変わったわけじゃないですし、この世界からコロナウィルスがいなくなったわけでもない。未だにコロナに罹って苦しんでいる人もいるし、もちろんコロナで死んでいる人だっているのに「明けた」とは何事か。明けたから何でも自由にできるようになった。明けたから感染しても問題ない。
全く持って意味不明です。
僕はこの「明けた」と言う表現に強烈な違和感を覚えるわけですよ。今年は「コロナが明けてようやく日常が戻った」という図式なんですが、「え?日常を変えた/戻したのはコロナウィルスじゃなくて人間だよね?」と突っ込みたくなります。
「コロナが明けた」や「コロナが終わった」並みによく使われる「5類に移行した」という表現がそれを物語っていますよね。人間が移行させたんですよね…。
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