イケてる航空総合研究所

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コロナが明けた年末年始に覚える強烈な違和感。

コロナが明けたとは

今年も年末。ニュースなどで聞くのが「コロナが明けた」という表現ですね。「コロナが明けたので何年振りかにやっと帰省します」とか「コロナが明けたので旅行に行けるようになった」などという風に使われています。

コロナが明けた

はぁ???明けたとは?と聞きたくなります。何が明けたんでしょうね?

新型コロナウィルスの特性が大きく変わったわけじゃないですし、この世界からコロナウィルスがいなくなったわけでもない。未だにコロナに罹って苦しんでいる人もいるし、もちろんコロナで死んでいる人だっているのに「明けた」とは何事か。明けたから何でも自由にできるようになった。明けたから感染しても問題ない。

全く持って意味不明です。

僕はこの「明けた」と言う表現に強烈な違和感を覚えるわけですよ。今年は「コロナが明けてようやく日常が戻った」という図式なんですが、「え?日常を変えた/戻したのはコロナウィルスじゃなくて人間だよね?」と突っ込みたくなります。

「コロナが明けた」や「コロナが終わった」並みによく使われる「5類に移行した」という表現がそれを物語っていますよね。人間が移行させたんですよね…。

自然災害とは全く違う

「日常が戻る」という表現は、自然災害、例えば地震とか水害などから復興するという意味でよく使われます。いや、それならまだわかりますよ。日常を変えたのは自然災害であって、自然には人間は抗えなかった。家が壊れ、住むところがなくなり、場合によっては家族が亡くなり、学校にも行けなくなり、、、と。そこから復興して頑張ってやっと「日常が戻った」のなら理解できます。

でもコロナで日常を奪われたとか戻ったとか、壊れたとか復興したとかって、自分で勝手に自分の生活に制限を掛けて、その制限を再びやめただけの話ですよね?煽りまくる報道に乗せられて、自分で自分の首を絞め、好んで日常生活を壊し、3年続けてしんどくなったから「もう終わりにしよう」って自分で戻しただけですよね?

外出自粛。どこでも時短営業。4人以上の会食禁止。県をまたぐ移動禁止。旅行なんて言語道断。国際線は停止。入国時に2週間の隔離、マスクの強制、ワクチン接種の実質義務化。などなど、何かに付けて制限を掛けたのって我々自身じゃないでしょうか?

ウィルスは何もしていない、実は世界は何も変わっていない。変わったのは自分の意識や考え方だけなんですよ。

それを3年も続けて、やっと「コロナが明けた」とか「コロナ禍が終わった」とか「やっと日常が戻った」ってものすごく自分勝手なんですよ。自然災害と違ってコロナは物理的に何かが破壊されたわけじゃないので、日常に戻すだけなら、たったの1秒でできたんですよ。

ありもしない妄想に囚われ、他人の目を異常に気にし、疑心暗鬼に囚われて、皆で非日常感を演出していたんです。それがこの3年間だった。なのに何が「コロナが明けた」なのか。自分が好んでしてきたことなのに他人事みたいに言わないで欲しいです。

やるせない気持ち

日常を取り戻せなかったのはウィルスのせいではなく、自分自身の気持ちの問題だったとどれだけの人が気付いているのでしょうか?「あの頃は仕方なかった」、「わかっていたけど世間の風には逆らえなかった」と思っている人はまだマシですが、それでも同調していたのは事実なので気付いていない人と同罪だと思います。

ふと今年1年を振り返り、3年もの時間をコロナ騒動に費やしたことを思い返すと、何ともやるせない気持ちになります。皆が正しい見方や行動をしていれば、こんな3年間などなかったと思うんですよ。世界のどこよりも長く大騒ぎしていたのが日本なんです。悔やんでも仕方ありませんが、やるせない気持ちは隠せません。僕自身も無力でしたね…。結局何もできなかった。

と愚痴ったところで仕方がないので終わりますが、本記事が今年最後の投稿になると思います。いつも見て下さる方々、本当にありがとうございました。

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