ホテルのフロントにて
この前アメリカに行ってきたんですけど、アメリカのホテルにある洗濯機ってクォーターコインを入れまくって動かすタイプのが多いんですね。夏休みにグアムに行った時もそうだったし今回もそうだったので、アメリカのホテルの洗濯機というものはそういうものなんだろうなぁと思ってます。それで、その洗濯機は4ドル入れるとで動くやつだったんですが、クォーターだと16枚要るわけですよ。2回洗濯するつもりがあったので、つまりクォーターが32枚(8ドル)必要で、ならば10ドルのクォーターの棒(日本でもよくレジの中に入っている10円だけが詰まった棒)をフロントで両替してもらおうと思ったんですよ。
そして、10ドル札を握りしめてホテルのフロントに行き、「洗濯機を使いたいからクォーターがたくさん欲しいんですけど」と10ドル札を見せたら、案の定、クォーターの棒が出てきたんです。「ヨシヨシ、それが欲しいのよ」と思い、「それって40枚ですよね?」と聞くと、I don’t knowと返ってくるじゃありませんか!
「え?」と僕。「とにかくこれで10ドル、何枚入っているかは知らないわ」と言うんです。驚くべきことにフロントのお姉さんはクォーターが何枚で10ドルになるのかわからなかったんです。実は不審に思ってもう一回聞きました。「それ40枚だよね?」と。そしたらまたI don’t knowだったんです。いや、本当にわからないんだな、と。
信じられます?クォーター10ドル分が何枚かわからないって。25セントを何枚集めたら10ドルになるかが分からないんですよ。普通の日本人の感覚からしたらあり得ないですよね。それくらいの計算なら多分ヤンキーのバイト君だってわかるはずです。
昔もあったこんなこと
なんかこんなこと、昔もあったよなと思い思い返してみると、別のホテルで会議室を借りようと思ってフロントのお姉さんに聞いたら、「よく知らないけど多分OK」と言うので普通にその部屋を使っていたら、いきなりボスみたいな人が来て「アンタらなんでここ使ってんの?」とすごい剣幕で追い返されそうになったことがありました。「アンタのスタッフが使ってOKと言ったんスよ。」と冷静に抵抗したら、えらい不満そうな顔で利用料を請求されたことありました。フロントのお姉さんは会議室の利用料がいくらかも知らず、適当に判断して貸しているんですよ。
またチェックアウトの前夜に「明日の朝早いからタクシーを呼んで欲しい」と頼んで「OK」と言われたにも関わらず、「呼び方がわからなかったから呼んでない」と平気で言われたこともありました。「おいおい、それで仕事をしたと言えるのかい?」と言いたかったです。
この夏のグアム旅行でもエキストラベッドを何度頼んでも結局デリバーされませんでした。
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アメリカの教育水準とは
アメリカのホテルって、それなりの知能の人が働いていると思ったら全然違います。簡単な計算もできないような人がいたり、客のリクエストにまともに応えられない人がいたり、ホント酷いです。日本だと安いビジネスホテルに泊まってもそれなりに丁寧でちゃんとした対応をしてくれるじゃないですか。でも、アメリカは違う。それなりのホテルでもむちゃくちゃ知能が低い人が多いですし、大体2回に1回はリクエストが通らないです(無視される)。
これって日本とアメリカの教育水準の違いを表しているんじゃなかなと思います。日本って最低限の教育水準が高いんですよね。そして平均が高い(これは統計に表れています)。そして知能のばらつきが小さいんだと思います。上と下の差があれどそれが小さい。
それと比べてアメリカは上の方の教育水準は非常に高いんでしょうけど、下の方は劇的に低い。そして格差が非常に大きいんじゃないのかなと思います。勉強している人はむちゃくちゃしているし、していない人は全くしていない。
日本のホテルのフロントでは、計算ができない人や、ちゃんと対応ができないような人は配置しないと思うんですよ。でもアメリカではデキる人は一握りで、満足に教育されていない人でもフロントに置かざるを得ない。だから毎回驚くべき対応を受けるんだと思います。元々そこまでの能力をホテルのスタッフに要求していないんでしょうね。
自由の国アメリカ。素晴らしい国だと思っていましたがそれはほんの一面なんでしょうね。何でも自己責任なので、自分で努力しないと計算すらできない大人になってしまうのかも知れません。ホテルのフロントにアメリカ社会の闇を見た気がしました。
おしまい。
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