イケてる航空総合研究所

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地震情報への対応は100%科学的であれ

「南海トラフ地震臨時情報」が発表された直後、昨日の神奈川での地震。ただただ願うのは、地震に関する情報発信やそれを受けての行動は100%科学的であって欲しいということ。決して情緒的なものであってはならない。

とは言え、昨日の神奈川の地震は「関係ないよね?」と頭で直感しながらも、緊急地震速報が流れた時には実は少しドキドキしたけど(笑)。

ただ、今回の場合はコロナの時と違いとても冷静な気がする。一部に鉄道の運休や徐行、行事の中止などが見られるものの、特に大きな動きにはなっておらず、少し安心している。

僕の子供の頃、「東海地震が来る来る」と言われて、かなり煽られた記憶があり、コロナで社会の大混乱を目の当たりにしたこともあって、こういう類の地震の情報が流れた時にはさぞかし社会が混乱すると思ったのだが、意外と冷静な動きにむしろ「あれ?人々ってそんなに賢かったっけ?」と思っているところだ。一部で買い占めなどはあると聞くけれど。

もちろんこれも「周りを見て」ということだろう。周りが動き始めると一気に一方向に流れて行くので注意が必要だと思う。かつてのマスク強制と同じく、ヘルメット強制とか「ウソだろ」と思うようなことが現実になってしまうのが日本社会なのだから、ここは不安な気持ちを抑えながら冷静に対応すべきだと思う。

人々は確率的な評価が苦手だと感じる。今回の注意情報も東日本大震災の時、本震の前にM7級の余震があったため、それを生かしきれなかった経験に基づくというが、それでも本震の前に大きな余震があるのは数百分の1だということ。その確率だと、恐らく一生生きて地震を経験する中で、1度あるかないか、いや何度か生まれ変わって一度あるかないかだろう。という確率の下で発令されている注意だということをどれだけの人が理解しているか、ということが不安だ。

とにかく、自分で情報を取り、取捨選択した中で、自ら考えて行動をして欲しいと思う。「誰かがそう言ったから」、「皆がやっているから」、「批判されるのが嫌だから」こういう類の判断だけはやめて欲しいと切に願う。

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