イケてる航空総合研究所

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NHKスペシャルの一億総特攻を見てコロナ騒動を思う。

録画しておいたお盆のNHKスペシャル「一億総特攻」を観た。

これまでもこの時期(8月)に、「特攻」というテーマで放映された戦争ドキュメンタリー番組があった気がするが、僕の意識し過ぎなのか、これまでに「軍の思惑」と「民衆の熱狂」の相互作用が特攻に駆り立てたという主旨の番組はあっただろうか?何となく、コロナ騒動を受けて、NHKは「民衆の暴走」に着目した戦争報道にシフトしてきた気がする。

さて、NHKスペシャルの主旨はこんな風だ。

特攻をするしか戦況を変える方法がなく、国は苦肉の策として特攻を容認した。そしてマスコミも特攻を美徳とする報道をした。やがて日本国民は学校教育やマスコミ報道により「国のために散る特攻は名誉なことだ」と洗脳されて行く。当時、特攻への志願兵がたくさん現れたという。神様に例えられた特攻隊員は特別待遇。故郷に特攻兵を祭る石碑が建てられたり、家族は特別扱いをされたりした。本人は疑問を感じていただろうが、特攻を是とみなす空気に負け、特攻兵への志願に対して「否」とは書けず、「熱望」や「望」としか書かざるを得なかった若い兵隊がたくさんいた。

まさにコロナ中の日本だと思った。未知のウィルス到来に焦った国は、緊急事態宣言を出し人々の行動を制限した。マスコミは毎日決まってコロナ患者数と死者を報道し、「ごく稀な」コロナの重症患者の様子を大々的に報道した。コロナは恐ろしい病気で、絶対に他人に感染させてはいけないという社会的合意を作った。

それを受けて、旅行はおろか県外移動すら悪とし、科学的根拠のないマスク着用や、安全性の疑わしいワクチン接種を「思いやり」や「優しさ」の象徴として半ば強制した。しかし、これは国だけでなくパニックになった国民が皆で作り出した空気だった。その方針に従えない人間には白い目が向けられた。

子供達は見ていないが番組の主旨を伝えて、「これだけ平和が叫ばれる日本で、再び戦争することがあると思うか」、「特攻は洗脳の結果だったらしい」、「つい最近も同じような洗脳があったから、また戦争は起こるかも知れない」と子供達に問うと、「はいー、お父さんが何を言いたいかわかる、マスクでしょ。」と一笑された。

もうこのブログでは語り尽くしたので多くは語らないが、僕はコロナ時代の「一億総マスク」を単なる笑いごとで済ませて欲しくない。

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