イケてる航空総合研究所

ビジネスクラス搭乗記、弾丸旅行のノウハウ、マイルの使い方、貯め方、航空事故の真相などなど。

エアアジアジャパン初の国際線は台北に就航。名古屋(中部)=台北(桃園)の初便に乗った。

2路線目して初の国際線

2019年2月1日、エアアジアジャパン初の国際線がセントレアから就航しました。初の国際線と言ってもまだ2路線目。初の国内線「名古屋(中部)=札幌」の次が、初の国際線「名古屋(中部)=台北」になりました。エアアジアジャパンが就航したのが2017年10月29日ですから、1年以上の時を経てやっと2路線目の開設となったわけです。何とも遅い展開でして…。

とは言うもののセントレア民としては非常に嬉しいことですね。エアラインの選択肢が増えるのはいいことです。

肝心のフライトスケジュールは以下の通り。これまた朝早いこと…。

DJ803 NGO(0755)-TPE(1040)
DJ804 TPE(1140)-NGO(1510)

日本人をターゲットとするならばよいかも知れませんが、台湾からのインバウンドを狙うならちょっと使いにくいスケジュールかな?とも思います。

というボヤキはさておき、恒例の初便レポートと行ってみましょう。

国際線はWEBチェックインの意味ナシ

セントレアのエアアジアカウンターにやってきました。


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WEBチェックインをしてきたのでカウンターに並ばずにそのまま保安検査へ!と行きたかったんですが、国際線ではパスポートのチェックと帰りの航空券のチェックがあるので、結局カウンターに並ばないといけません。

WEBチェックインって意味ないんですね?

と聞いてみたら「そ、そ、そうですね…。」と、お姉さん苦笑い。これからは(国際線の場合)WEBチェックインせずに来ようと思います。

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国際線トップバッターはエアアジアジャパンの台北行きです。この時間は保安検査、出国審査ともにガラガラですのでスムーズに行けますよ。

1号機がアサイン

エアアジアジャパンの機材は普通のA320。


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今日は1号機であるJA01DJがアサインされ、沖止めスポットからトーイングされてきました。


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ゲートは最も近い18番。隣には強豪であり競合のチャイナエアがいますね。


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ゲート前には「つぎは台湾へ」の看板が!


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ゲート前にはまだ6時半にも関わらず報道陣が詰めかけていました。

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ダンスパフォーマンスで幕を開ける

エアアジアと言えば、派手なセレモニーが恒例となっていますが、本日の初便でもなかなかのもの。


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クルーで構成されるエアアジアジャパンファンチームの皆さんがダンスを披露してくれました。


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フォー!

とか言いながらくねくねと目の前で踊ってくれるんです。結構近づいてきてどこを見ていいのかちょっと戸惑っちゃいました。


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そして最後はオニイサンが上着を脱いで「祝台北」というシャツを見せてくれて終了しました。

雰囲気は、正直言うと若干シラケ気味でしたかね?やはり河村たかし市長が「アイラブユー」とか言わないと盛り上がらないみたいです。


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続いてエアアジアジャパンCEO、ジェニーマユコワカナ氏の挨拶。


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中部国際空港長、松本洋氏の挨拶。


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セントレア副社長の各務正人氏の挨拶と運んで行きました。「中部=台北線は活況を呈している路線で今後の需要増が見込める。名古屋は出国率が低いため、若い人にどんどん利用して欲しい。」旨のお話がありました。


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そしてテープカット。


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謎の旅人フーも交えての記念撮影となりました。


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最後はCEOの囲み取材。「次はどこに飛ぶんですか?」とか核心を突いた質問などが出ましたが、この類の取材で明確な回答が得られることはありません。単なる儀式です。当たり障りない応答で終わってしまうのが残念です。(当たり前か…。)

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綺麗なお姉さん達と戯れる

やはりエアアジアと言えば綺麗でセクシーなお姉さん。エアアジアのクルー達は他のエアラインと比較しても異色の存在ですよね。


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フーを囲んで…。


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バッグから記念品を取り出して…。


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そして搭乗前にはエアアジアのスクリーンをバックに…。

エアアジアのクルーの笑顔にちょっとだけ癒されちゃう僕なのでした。

なんだか不慣れな搭乗だった

搭乗の順番は足元の広い席の人→窓側の人→真ん中の人→通路側の人という順に進んでいきます。


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乗客数が少ないので良かったかも知れませんが、なんだかとても時間のかかるボーディングでして…。まぁLCCだし、初の国際線でパスポートチェックとか必要だしと思い、そのうち早くなることを期待しましょう。


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ゲートを通ると記念品がもらえます。


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中身は台湾のガイド冊子、搭乗証明書、メモ帳、レンゲです。メモ帳とかレンゲとか僕は実用的な記念品が好きです。コレクションせず容赦なく使っちゃいます。

一番後ろの席を確保

やっと機内へ。初便レポートは機内までが長いですね。


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前から5列はホットシートと呼ばれるちょっと高い席。前方座席は早く降機できるメリットがあります。国際線だと特にメリットが大きいですね。入国の列にいち早く並べます。


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僕の席は一番後ろ。エコノミークラスでもビジネスクラスでも、一番後ろの席は、全体が見渡せるため非常に都合がいいです。クルーの動きもよくわかりますし、カメラを構えても後ろに人がいないので邪魔にもなりませんし、何よりも目立ちません。という理由で一番後ろが好きなのです。


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「意外と乗客少ないなぁ」という感じ。これで大体ボーディングの最後の方です。後から聞いたところ、初便の乗客数は101人。180席ありますので搭乗率は56%。初便にしてはかなり低い搭乗率ですね。ちょっと寂しいです。ちなみにこの日の復路は満席だそうです。ちょっと安心しました。


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せーフティデモは人力。パーソナルモニターも上から下がってくるモニターもありませんので…。


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と言うわけで若干遅れながらも、エアアジアジャパン台北初便は出発したのでした。

機内食メニューハイライト

エアアジアジャパンの機内食は結構イケてます。


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イチオシはこれですかね?「台湾風エビとパイナップル炒め」


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続いて名古屋名物系と言えばこれでしょう。「金鯱風 黄金の手羽先からあげ丼」


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「きしボナーラ」という邪道なメニューもあります。


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その他、「菜飯田楽」という渋いメニューも。全メニュー850円です。プリオーダーするとドリンク付きで750円です。


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エアアジアとあってちょっと東南アジアっぽい食事も用意してありますよ。


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ちなみにこんな記念コーラも販売しています。金鯱コーラ!2本で400円です。

テキパキと機内サービス

ベルトサイン消灯後、すぐに機内サービスが始まります。クルーの皆さんは大忙しです。


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機内食を注文した人から優先的に配って行きます。


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結構機内食のオーダーが多くて大変そう。聞いたらプリオーダーは約30。加えて飛び込みオーダーがありますので、101人の乗客の半分弱の人が何かをオーダーしていることになります。


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僕のところにもやってきました。笑顔のまぶしいオニイサンが「どうぞ!」と。


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ザ・LCCって感じ!

の機内食。


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僕がオーダーしたのはイチオシメニューの「台湾風エビとパイナップル炒め」です。やはりご当地ものを選びたくなります。

これ、かなり美味しかったですよ。エアアジアの機内食はどれも美味しいので僕は好きです。ただ、見た目があまり良くないのと量が少ないのが難点です。

ちなみに機内食をもらうときには搭乗券が必要ですので、搭乗券はなくさないよう、そしてカバンの奥底にしまってしまわぬようにして下さいね。


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そして全員に機内食を配り終わるとクルーはギャレイに消えて行くのでした。

と思いきやすぐに機内販売。


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おススメはキャップだそうです。ここが稼ぎどころですから、たくさん売らないといけませんね。

巡行高度は36,000ft

機長のアナウンスによると、巡航高度は36,000ft。到着予定時刻は定刻の10時40分とのことでした。


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航路上は雲が多く台湾も曇り予報。と言うことで機内ではもっぱらブログ書き。でも台北までは冬場で3時間半ほどの飛行時間がありますのでブログを書くにも余裕があっていいですね。

ウォーターキャノンにて歓迎

台北到着時は初便恒例のウォーターキャノン(消防車による放水)で歓迎。ということで、2つ前の窓側へ座席移動をしたんですが、どうやら座席移動はダメらしく元の座席に戻されました。(これに関してはまた後日)


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なので、だいぶ遠いです。

ウォーターキャノンは機内から見ると単なるお水ぶっかけにしか見えなくて、窓が一瞬ホワイトアウトするだけなんですよね…。これは外から見るに限ります。


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ということで、エアアジアジャパン台北初便DJ803便は台北桃園国際空港の第1ターミナルに到着したのでした。到着時にもよくわからない歓迎ムード。何だろこれは?と言う風に過ぎ去って行きました。

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最強の競合路線に飛び込むエアアジア

今回就航した名古屋(中部)=台北線は、実はセントレアの中でも最も就航エアラインの多い路線なんですよね。既に、

  • スターフライヤー
  • JAL
  • チャイナエア
  • キャセイパシフィック
  • タイガーエア台湾
  • ジェットスタージャパン

の6社が飛んでおり、今回エアアジアジャパンが加わったわけです。2019年6月にエバー航空が再就航すると8エアラインになり、また競争が激化します。過去にはANAが撤退、そしてVエアが潰れて撤退している競争率の激しい路線なんですよ。

そこに乗り込んだエアアジアジャパンに勝算はあるのか!

それなりに需要が見込めるから入るんでしょうけど、何も競争の激しいところに入らなくても…、とも思っちゃいますよね。「競争が激しい=需要が多い」のだと思いますが…。

今回、就航日として2月1日を狙ったのは中華圏の春節が大きく関係しているはずです。往路は全然なんですが、復路には既にかなりの予約が入っていて就航後2~3日の運賃は既に2~3万円に跳ね上がっています。台湾からのインバウンドが既に相当数入っているということですよね。

そんなわけでセントレア発の搭乗率は悪いものの本命のインバウンドの搭乗率がいいということで、エアアジアジャパンにとっては幸先のよいスタートとなりそうです。今後もこの調子で行けるのか!楽しみであり不安でもあります。

頑張れ!セントレアの赤い翼!

という締めくくりにて、初便レポートを終わりたいと思います。

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