待望のLCCターミナルオープン
2019年9月20日、ついにセントレア(中部国際空港)にLCCターミナルこと第2ターミナル(以降T2と記)がオープンしました。中部は成田や関空に比べて就航するLCCの数が少ないんですが、それでも最近はLCCの乗り入れが増えています。特にアジア方面からのLCCに支えられて、セントレアのLCC旅客は安定した成長を続けてきました。
T2を利用するのは日本勢のエアアジアジャパンとジェットスタージャパン、そして韓国勢のチェジュエア、ティーウェイ(T’Way)、エアプサンです。タイミング悪く日韓関係の悪化の中、韓国LCCがT2のメインエアラインとなってしまいましたが、3社の減便の規模はそこまで大きくはありませんし、他にもセントレアにはLCCが飛んできていますから、それらのT2利用を期待したいですね。
T2への行き方はまた次回以降の記事でお伝えするとして、今回はT2から初の出発便となった(はずの)エアアジアジャパンDJ1便、札幌行きに乗るところから始めたいと思います。
とてもシンプルな出発ロビー
やってきました、オープンしたてのT2。
4時40分オープンのT2ですが、僕が来たのは6時20分頃。だいぶ出遅れちゃいましたね。初便の出発まで1時間しかありません。
中に入ると職員の方々が並んでおり、記念品を配っていました。
それは何かと言うと、、、T2オープン記念のキットカット。個数限定配布らしいです。
中に入るととても広ーい空間が。出発ロビーはホントこれだけです。広い長方形の空間の両サイドにカウンターが並んでいるというとてもシンプルな造りです。
エアアジアジャパンのカウンターは一番左奥。赤いのでよくわかります。ジェットスターとチェジュエアは色がオレンジなのでわかりにくかったりします(笑)。
こちらはジェットスタージャパンのカウンター。エアアジアよりも手前にあります。
セントレアT2のイチオシポイントはLCCターミナルで初めてセルフ(自動)バゲージドロップを導入したことです。
反対側にもエアアジアのカウンターがありまして、こちらは台北行きのカウンターなんですかね？
チェックインが終わったら保安検査場に行くわけですが、これがまたわかり易い。左が国内線、右が国際線となっています。
国内線の保安検査場は大混雑。スマートレーンを導入したそうなので、スムーズにいくかと思いきや、そんなことはないようです。
しかーし！スマートレーンは使ってないではありませんか！きっと何あったんでしょうね。
エアアジアジャパン新千歳行きの出発がかなり近づいていたので、優先的に呼ばれスマートレーンを使えると思いきや。
ガーン！普通のレーンに。でも優先させてもらえるだけありがたいです。
スポンサードリンク
いいですか、長いですよ！
さあ搭乗口へ。と思いきや、実はここからが長いんです。
ここから470m。「ほほう、まぁ500mくらいね」と思い余裕こいてました。
僕のゲートは80番、右折します。
今度はさらに長い廊下が。
よい旅を！なんて嬉しいじゃないですか。
突き当りまで進むようです。
まだ390mあります。
今度は突き当りを左折。
まだあるか！
ここまでで9キロカロリー消費しました。この表示、結構いわくつきでして、当初「-9cal」と書いてあったんですよ。まずcalはkcalの間違い。そして「-9kcal消費」は数学的に「9kcal摂取」という意味になりますのでマイナスは不要です。直前に修正したらしいです。
でも、そんな小ミスが可愛いです。
今度は下り廊下。
あと290m。あえて300mじゃなくて、末尾が90mとなっているのは、いわゆるスーパーとか服屋さんとかの1,990円みたいな感じで少しでも少なく見せる工夫なんでしょうかね？
もうちょっと！
頑張ります！
と言ってもまだまだ続きます。
急に視界が開けました。僕の乗るDJ1便が目の前です。ここまで来ると歩いてきて良かったという喜びを感じられます。
ここにはキッズスペースがあります。
そして愛♡中部の文字が。歩いた疲れが癒えてきました。
ここが国内線のセキュリティエリア唯一のお土産屋さんです。
コーヒー屋さんもあります。お店はこれだけ。簡素ですねぇ。
と、ここまで来てやっと搭乗ゲートに着くわけです。結構歩きましたね。正直こんなに歩くとは思っていませんでした。皆様、ご搭乗の際には時間に余裕を持ってお越し下さい。
特に小さなお子様連れのお客様は、お子さんを500m丸々おんぶする覚悟で来られた方がよいかと思います(笑)。
スポンサードリンク
T2発の初便へ搭乗
僕がゲートに到着した頃には既に搭乗が始まっていました。
ゲート前はごった返してます。
搭乗ゲート前ではエアアジアのお姉さまたちがお見送りです。
謎の旅人フーとエアアジアのお姉様がポーズをとってくれました。
堂々のDJ1便。1便ってのがいいですよね。そんなDJ1便がセントレアT2出発の1番手なんですから。
ゲートを通過すると記念品のタグがもらえました。
階段で地上に降ります。
セントレアT2にはボーディングブリッジはなく、雨に濡れないジャバラ通路を通ってタラップまで行きます。県営名古屋空港みたいだ！と思いました。
朝日に光るエアアジアジャパンA320です。
ジャバラ通路のお陰で機体全体の写真が撮れないのが残念ですが、雨にずぶ濡れになるよりましだと思いましょう。
タラップ最上段から。
ターミナル入口でもらったキットカット、そしてゲート通過後にもらったタグが本日の戦利品です。表はAir Asiaのロゴが書いてあります。
そして裏は、DARE TO DREAM？ん？？？どーゆー意味ですか？
スポンサードリンク
なんと初便のはずが3番手に
エアアジアジャパンDJ1便新千歳行きの定刻は7時25分。しかし一向に出発しません。「出発の準備に時間を要しております」と言われるだけ。このままじゃ後発便に抜かれてしまう！と思って待っていると、「ご搭乗のお客様の数が合わないため、ご搭乗の皆様のヘッドカウントを致します」と、カチャカチャやるやつで人数のカウントを始めました。
滅多にない、たまにありますよね。というわけでプッシュバックを開始したのは8時1分のことでした。35分遅れです。
タキシーを開始するとスタッフが地上から手を振ってくれました。あ、真ん中の女性はジェニー・マユコ・ワカナ氏ですね。
右手にターミナルを見ながらタキシーをします。国内線ターミナルはT2の東側。そしてタキシーアウト時には必ず南を向きますので、右側がターミナルになります。
国内線LCCはジェットスタージャパンのみですので2社で仲良く使います。
この建物の右が国内線、左が国際線になります。一部のゲートはどっちにもできるようになっているそうです。
滑走路を開始、平ぺったいLCCターミナルが見えますね。
で、これ、衝撃の事実なんですが、僕の乗った便は定刻よりも35分ほど遅れたため、ジェットスタージャパンの那覇行きが初便になってしまったようなんです。
しかも同じエアアジアジャパンの台北行きも先に出発してしまうという事態に。ジェットスターが出発してしまっても、エアアジアジャパンの中では初便と言うこともできるかなと思ったんですが、台北行きが出てしまってはそれもウソになってしまいます。
一体おれは何に乗ったんだ？
と頭の整理がつかない僕なのでした。
スポンサードリンク
あとは普通の札幌行きかと思いきや
実はプッシュバック中にエアアジアジャパンの機体が飛んで行くのが見えまして、「ああ、先を越された」と思ってちょっとテンション下がり気味で乗ってました。
セントレアRWY36を離陸。そのまま北に上がって行きます。
名古屋港を右手に見ながら。
そして遠くに富士山も見えました。
で、このまま静かに新千歳まで飛んで行くのかなぁと思いきや、抽選でプレゼント！みたいなイベントが始まりました。
うわ、なんか楽しそう！
前の方でお兄さんがタオルを掲げています。これ、エアアジアとグランパスとのコラボTシャツ(ユニフォーム)です。しかもお兄さん、お姉さん、花のレイを首からかけてちょっとしたお祭りムード。
やっぱ初便ですよねこれ！
なんて自分を納得させる僕なのでした。
こちらのお姉さんはタオルと小さな箱を持っています。
で、僕に当たったんですよ！
当たる人数は5名。それが僕に当たるとは！
当たったのはレンゲ。これ台北行き初便の記念品じゃなかったでしたっけ？
というわけで記念撮影にも応じてもらえました。
20分遅れに縮める
出発は35分遅れだったんですが、風が強かったのか、速度上げて頑張ったのか、使用滑走路の方向が良かったのか、20分遅れまで縮めてくれました。
この時点で南から真っ直ぐに降りるコースと断定。RWY01に滑り込みます。
新千歳空港には9時半に到着しました。
初便に乗ったのだろうか？
というわけで、時刻表上、セントレアT2発の初便であるDJ1便に乗って新千歳までやってきたわけですけれども、2便に先を越されまして、僕は本当に初便に乗ったのか？という疑問を抱いているるわけです。まあしかし初便というのは出発前に決まっていて、イベント等も設定されているわけですので、つまり定刻をベースに定義されるわけですよ。だから僕の乗ったのは、
やはり初便なんですよ！
ってことにしておいてくれませんでしょうか？
お願いします！！！
スポンサードリンク
