突然旅行に行きたくなったので
9月下旬のこと、突然飛行機に乗りたくなったので、急遽1泊だけの旅程を作り弾丸旅行をして参りました。例によって今回もANAのマイルを使用。ANAのマイルを使用した国際旅程の場合は、96時間までの発券が必要なので結構大変です。直前だと空席がないことが多く、時間がない中でも何とか頑張って作ったのが以下の旅程です。なるべく多くの区間に乗ることが目標ですが、なかなかうまく行かないのが現実です。中部-仁川-台北-新千歳-羽田-伊丹
全体として5レグ。96時間前ギリギリに発券してこのルートが作れたならば上出来でしょう。
今回はエバー航空に乗ろうと思い仁川-台北-新千歳という2レグをエバー航空便に割り当てました。従って、まず仁川まで飛ぶ必要があります。忙しいビジネスマンは夕方からしか出られませんので、たまたま空席があったセントレア発夕方の仁川便に飛び込みました。
夕方のセントレアは空いていた
ということで、17時少し前にセントレアに着きました。国内線側はこの通り閑散。ちょっと寂しくなっちゃいますが、これから夜にかけて混雑してきます。
国際線側もこの通りガラガラです。夜発のエティハド、とJALのホノルル行きがいますね。手前の737は上海から戻ってきたヤツでしょうか?
仁川まではアシアナ航空で向かいます。カウンターは空いていて、すぐにチェックインが完了しました。今回の旅行ではどこにも入国しない予定なので、できたら名古屋(中部)-仁川-台北-札幌という日本に着くまでの国際線部分を全部チェックインしてもらおうと思いました。
「どこにも入国しない予定なので新千歳までチェックインできますか?」と聞いたところ、「できるかどうか、やってみないとわかりません」ということでしたが、色々と周りに聞いてやってくれ、意外とすんなりできたようでした。日本から海外を経由して日本への旅程が一度にチェックインできるということが証明されましたね
出発ボードには、デルタのホノルル行き、ジェットスターのマニラ行き、ユナイテッドのグアム行き、エティハドのアブダビ(北京)行き、JALのホノルル行きが並びます。
夜になると出発便のリゾート感が増します。一方で僕は意味不明な海外旅行。こんな人が一人くらいいないと世の中の多様性が保てません。多様性あってこそ、旅のイノベーションが起こるのです。
これからブレイクするのは、どこにも入国しない海外旅行だと思っています。ご興味のある方は是非以下の記事をお読みください。
ラウンジで搭乗機を待ち受ける
早速ラウンジへ。搭乗ゲートが18番というラウンジの目の前だったため、ラウンジで到着機を待ち受けることにしました。FlightRdar24(FR24)を見ながら到着機の位置をモニター。すでに目前に迫っていました。
そして到着。機材はA321です。18番スポットに到着する機体はこのラウンジから狙うのがベストです。本当に目の前に到着しますから撮影が非常に楽です。
コーヒーを飲みながらくつろぎました。いつもラウンジではノートパソコンで何かやっている僕ですが、今回は特に何もすることなし。これから始まる膨大な写真整理のために英気を養っておいたのです。
すぐに日は暮れ空は藍色に。翼端の航法灯の緑色が綺麗ですね。この緑色、左翼側は赤色になっていて、つまり左右で色が違っていて、上空で飛行機を見た時に、その飛行機がこちらに向かってくる飛行機なのか、同じ方向に飛んでいる飛行機なのかがわかる仕組みになっています。光の色を左右で変えるという衝突防止の最も原始的な仕組みですね。
狭い!A321のビジネスクラス
今回A321というナローボディでしたので、あまりテンションが上がりませんでした。同じビジネスクラスに乗るのなら大型機の方がいいに決まっています。仁川線という短距離路線でも、例えばA350や777ではフルフラットのシートが付いているんですから。A330ですらライフラットのシートが付いています。ただ、アシアナ航空の日本路線の主流はA321ですよ。さすがに成田ではA330やA380などの大型機が飛んでいますが、関西や福岡では一部の便がA321による運航、その他の地方空港では全てA321による運航です。実は日本で一番メジャーな機材なんですね。日本からアシアナ航空のビジネスクラスに乗る方は、実はこの記事がかなり参考になるのではないかと思っています。
18番ゲート前。そんなに混雑していないところを見ると搭乗率は半分以下ってところでしょうか?この便は日本に遊びに来た韓国人が帰るにはとても都合のいい便です。もう少し混んでいてもいい気がします。
A321の機内。ビジネスクラスは3列12席の設定です。
横から見るとこんな感じ。典型的なナローボディのビジネスクラスです。僕が体験した中では、A321のビジネスクラスの中で、圧倒的にベトナム航空のビジネスクラスが広かったです。写真はこちら↓。
ナローボディのビジネスクラスもこれくらい広いと良いのですがが、なかなかそうはいかないもので…。いつも思いますが737シリーズや320ファミリーのビジネスクラスは全体的にもっと広くすべきですね。フルフラットにならなくてもいいので、シートピッチだけはもう少し広くして欲しいと思います。
プルカルビ売り切れました
僕の隣は来ず。隣が来ないと狭いビジネスクラスも随分と快適になります。隣の席が来ないとそこに荷物が置けるのがいいです。18時50分定刻のところ、18時40分にプッシュバック。10分早発でした。
ベルトサインが消えると早速機内食の時間。
本当は韓国料理である「牛肉のプルカルビ」が食べたかったのですが売り切れ。強制的に「ハムとチーズを詰めた鶏胸肉の焼き物」になりました。何とも心に刺さらないメニューです…。
僕は基本的に一番後ろの席に座るんですが、それがダメなんですよね。機内食のチョイスは後ろに座っている人は圧倒的に不利になります。特に人気に差の付くメニューだと、まず間違いなく不人気な方しか残っていません。もちろん常にそれを見込んで乗っているので、こんな時は潔く諦めるしかありません。
「あ、まぁ、それでいいです」と、鶏胸肉をもらいました。
予想通りの見た目のものが出てきました。胸肉とあって結構パサパサです。お世辞にも美味しいとは言えませんでした。通常の場合は、後ろの席に座っても売り切れることってあんまりないんですが、今回のメニューは人気差が大きかったですね。
そしてこれがないとご飯が進まないやつ。コチュジャンチューブです。最近これがないと本当に淋しくて、何にでもつけて食べちゃいます。肉につける、ポテトにつける、ご飯につける。そんなに辛くないのでたくさんつけちゃえます。
若干不本意な機内食でしたが、元々このレグ(NGO-ICN)は特に何も期待していないレグなので、100%の満足じゃなくても別に気にしません。
映画は見てはいけません
日本映画って何があるかな?と思って見てみたら何と1つ。君と100回目の恋。
僕の好きな恋愛ファンタジーものですので当然観ました。でもフライトタイムが1時間半くらいなので、どう考えて時間が足りず、結局半分くらいしか見られませんでした。
すごい続きが見たいです。
実質の飛行時間が2時間のフライトでも2時間の映画は絶対に観られないので注意して下さいね。何故なら途中でアナウンスが入ったりするからです。何故か、到着前にプロモーションビデオが入ったりする場合もあります。トイレに行くときは一時停止させたいですし、クルーに話し掛けられたりするときも、止める必要があります。
実質の飛行時間マイナス30分くらいが映画鑑賞可能な時間と考えるべきでしょう。つまり2時間の映画が見たかったら、実質飛行時間が2時間半のフライトに乗る。その場合時刻表上(ブロックタイム)では3時間は必要ということになります。3時間以上のフライトに乗れば、やっと1本見られるということになります。韓国線はアウト、中国線でも上海だと厳しいかも知れません。
仁川へは20時半に到着。隣にはA380がいました。そのまま仁川空港なのトランジットホテルに泊まります。
この便、何だか色々と欲求不満なフライトでしたね。あえて書きませんが、実は機内でとあることを巡ってひと悶着もありました。英語じゃ伝わらないと思って日本人クルーを呼んだくらいですから。アシアナ航空ってどうなんだろう?って久々に思っちゃうフライトでした。
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