A321はハズレです
今回お送りするのは仁川=中部のアシアナ航空122便ビジネスクラスの搭乗記(2018年4月4日搭乗)。仁川発朝8時15分発。この便に乗るためには、ソウル市内からだとかなり早起きをしないといけませんが、仁川国際空港内のトランジットホテルに泊まれば超ラクチン。前夜に搭乗手続きをしておけば7時半に起きても間に合うんじゃないか?と言うレベルです。
と、まぁそんな話は脇に置いておいて、この便の機材はA321です。
一般的にハズレの機材です。一応ビジネスクラスに乗っていますが、他の区間がビジネスクラスなのでこの区間も自動的にビジネスクラスになっているだけで、もし日本=仁川のみで発券するなら、A321の場合はエコノミークラスで十分です。ビジネスクラスならば最低でもA330か767じゃないと乗る気になれません。
アシアナ航空A321のビジネスクラスは2-2の3列。この日のこの便は1席空いているだけで11席が埋まっていました。「仁川=中部でビジネスクラスに乗るなんて贅沢だなぁ」と思ってしまいますが、他の都市から仁川までビジネスクラスに乗ってきた乗客がそのまま中部まで乗り継いでいると考えるのが妥当でしょうね?さすがに2時間程度のこの区間だけでビジネスクラスに乗ろうとは思いませんから。
機内食だけは侮れない!
そんなやる気の出ないA321のビジネスクラスですけれども、ビジネスクラスに乗るための理由が一つだけあります。その理由は機内食。
メニューに牛プルコギなんて書かれたら「ビジネスクラスでよかった!」って思いませんか?僕は素直にそう思います。
アシアナ航空の機内食って結構美味しいんですよ。2時間に満たないフライトタイムでもちゃんとした食事を出してくれるのが、アシアナ航空のいいところです。
これは大韓航空も同じで韓国キャリアは日韓線という短距離路線でも、美味しい機内食が食べられるのが魅力なんです。
↑この記事の大韓航空の仁川=中部でも機内食はとても美味しかった記憶があります。日韓線では日本キャリアよりも韓国キャリアの方が機内食のグレードが断然高いと感じます。
以前ANAの金浦=羽田に乗ったとき、1種類だけの機内食にちょっと不満を感じましたから。
スポンサードリンク
アシアナ航空のノーミール事件
皮肉なことにもこの記事を書く1週間くらい前にアシアナ航空で、機内食が届かず、機内食なしで飛ぶ便が続出したという事件がありました。ノーミールの対象になったのが比較的短距離の日中路線だったという話ですが、機材がA321だと機内食だけが目的になってしまうのに、それが届かないとなったら乗る意味が全くないですよね。「短距離路線なら機内食なんかなくてもいいじゃん」と思う人もいるかも知れませんが、ビジネスクラスに乗る身としては、アシアナ航空を選ぶ最大の理由は機内食なんですから、ノーミールという事態は非常にゆゆしき問題なんです。機内食が届かないと乗る意味がないんですよ!
ただ、批判的な目ばかりで見てもいられなかったのも事実です。関連会社の社長が自殺してしまったことはとても残念な出来事でした。「何もそこまでしなくても、、、」と思います。
でも韓国社会は日本社会とは比べ物にならないくらい、上下の力関係がハッキリとした社会です。上からの命令は絶対。関連会社社長はとてつもない大きな力に支配されていたに違いありません。責任を感じたら自殺せざるを得ないくらいの圧力が下請け会社には掛かっていたんでしょうね。可哀想過ぎます。
ワイドボディが魅力的に見えるけど
と言っているうちに紀伊半島。日本行きの便は追い風のため本当に早く着きます。
セントレア到着。これに乗ってきたわけですが、A321じゃやはりテンションが全然上がりません。
フィンエアのA330が停まっていて「こっちがいいなー」と写真を撮ってしまう僕は、やはりワイドボディが好きなのです。ビジネスクラスに乗るならワイドボディ。同じエアバス機でもA330の方が断然いいですね。
もちろん座席のみに焦点を当てた場合です。
機内食目当てのアシアナ航空
最後にまとめ。スタアラ派の僕は、韓国を旅程に絡める場合はこれからもアシアナ航空を利用し続けると思います。そしてきっと機内食を美味しく頂くと思います。しかし乗る度に、そして機内食を見る度にあの事件を思い出してしまいそうです。
アシアナ航空の体質がどう、韓国財閥がどう、と批判するつもりはありませんが、韓国キャリア好きの僕にとってはとても悲しい事件でした。(自殺者すらでなければ笑い話で終わったのかも知れないのに、と思います。)
前述した通りソウル=日本と言う短距離路線であってもアシアナ航空は機内食が魅力的なので、機材がどうであれビジネスクラスに乗りたくなりますね。今回のアシアナ航空ノーミール事件は、機内食提供会社をルフトハンザ系から海南系に変えたことがきっかけで起きた事件と言われていますが、会社が変わってもこれからも美味しい機内食を提供して欲しいと思います。ANAじゃなくてアシアナ航空を選びたくなる理由は間違いなく機内食なのですから。
スポンサードリンク