羽田=金浦シャトル便に乗る
東京にもソウルにも空港が2つあります。東京は成田と羽田、ソウルは仁川と金浦です。それぞれ成田と仁川は都心から遠いというデメリットがあります。その昔、東京からソウルに飛びたいときには成田=仁川という選択肢しかありませんでした。東京からソウルまではたった2時間のフライト、それなのに東京都内から成田まで1時間、仁川からソウル市内まで1時間。せっかくの近い街同士なのに時間的なロスが大き過ぎますよね。しかし羽田の国際線が解禁されていなかった頃は、誰もがその時間的ロスを何の疑いもなく受け入れていました。
そして満を持して登場したのが羽田=金浦線でした。東京に住んでいる人がソウルに行くときには本当に便利だと思います。僕は名古屋から乗り継いで金浦から先も乗り継いでしまうので、正直そのメリットを微塵も感じることができませんけれども…。
ちなみに成田=上海(浦東)と羽田=上海(虹橋)、成田=台北(桃園)と羽田=台北(松山)も同じような関係にあり、都心の空港同士を結ぶ利便性の高い便になっています。これらの都心の空港同士を結ぶ便をシャトル便と呼んでいます。
チェックイン&保安検査は超スムーズ
国内線ターミナルからバスに乗りやってきたのが国際線ターミナル。アシアナ航空のチェックインカウンターでチェックインをします。金浦までの短い旅程ですがビジネスクラスに乗ります。
羽田空港には優先手荷物検査レーンが設置されており非常にスムーズでした。
これから乗るのはアシナ航空A330-300。アシアナ航空の短・中距離国際線の主力機です。アシアナ航空では需要の少ない路線はA321、少し需要の多い路線はA330がメインで活躍しています。長距離路線になると777、A380、A350が主力機材となります。
アシアナ航空のビジネスクラス以上には、小さい機材からA321、767、A350、777、A380とほぼ全て乗りました。しかしA330のビジネスクラスだけはまだ乗ったことがなかったんですよね。細かい派生型を除けばこれでコンプです。747-400は昔乗ったことがあります。
機内に一番に入るためゲート前でスタンバイします。しかし既に先を越されていしまいました。
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A330は旧式ビジネスクラスを搭載
まずは予習から。チェックインカウンターに置かれていたA330シートマップです。2-2-2の並びで5列、30席のビジネスクラスが設定されています。
機内前から。いきなりカメラを構えたので、クルーの2人はそっぽを向いちゃいました。最初の声の掛け方が難しいです。
一昔前のビジネスクラスのシートが並んでいます。
ただ、A321のようなナローボディ機のビジネスクラスよりもうんと広いです。
2時間程度の便ならそんなに悪くないですよね。
最初斜めフラットだと思っていましたが、どちらかと言うとANAの767や787に装備しているCradle(クレイドル)に近い感じです。
快晴のTOKYO
羽田空港周辺はいい天気。すばらしい景色が望めそうです。この日セントレアは大雪だったため関東地方が晴れていることが信じられませんでした。羽田空港を定刻で出発しました。
RWY34Rから離陸。斜めに走るRWY22が見えます。
RWY34Rを離陸した機体は都心の上空を避けるため、すぐに右旋回して上昇します。
旋回の外側になって見えにくいですが左手にはお台場が見えます。
スカイツリーも左手に。なんだか保護色みたいになってしまって、一瞬どこにあるかわかりません。
ディズニーランドとディズニーシーもこんなに近くに見えます。
この路線は左側がいい
かなり高度を稼いだ後、今度はグルーっと左旋回して西方に機首を向けます。東京の街並みが常に左手に見えるこの便では左側がいいです。
このあと富士山も見えます。(以下の記事にて航路を紹介)
日本アルプスもとても綺麗です。
ベルトサイン消灯直後のゆる~い空気が流れます。
機内食ピビンバをオーダー
東京=ソウルなんて国内線みたいな飛行時間ですので、サービスは簡素かな?と思っていたら、中距離国際線レベルで少し驚きました。メニューが配られます。
洋食は牛ヒレステーキ。むっちゃ食べたい!という気持ちを抑えて、韓国料理を見てみます。
韓国料理はピビンバ膳。こちらも非常に魅力的。ホント迷いますよね。でも、こんな時は必ずその国料理にするのがマイルールです。一度はその国の料理を食べておかないと、そのエアラインの機内食への想いを正しく評価できませんから。
ピビンバ、出てきましたよー。大韓航空に乗ったときにはご飯はパックご飯でしたが、アシアナ航空の場合は普通のご飯でした。
この後、隣のオジサマと話が弾むのですが、それはこちらの記事をご覧下さい。
ここから写真ナシ
オジサマとあれこれ話し込んでしまったおかげで、全然写真が撮れませんでした。まぁそれはそれで良いとしましょう。この後、向かい風が強いおかげで金浦空港への到着が30分も遅れることになります。それもまた別の話題としたいと思います。(この便、話題が多いんです。)
金浦空港での国際線→国内線の最低のMCT(最小接続時間)である1時間20分を守っているにも関わらず、実質乗り継ぎ時間は1時間を切ってしまいました。なんとか次の大韓航空の便には間に合いましたが、さすがにこの時は肝を冷やしましたね。
それでもこの便は非常に有意義な便でした。オジサマとの談笑、向かい風の話題と次回以降をお楽しみに。
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