ある夏の日の機内で
今日はしょうもない機内こぼれ話。またこんなことを書くと「CAさんに対する侮辱だ」とかコメントもらっちゃうんでしょうけど、まぁいいや、書きます。ある夏の日ANAの那覇便に乗ったときのことです。朝早い便だったので目覚ましにコーヒーをもらいました。もちろん夏真っ盛りなのでアイスコーヒーを。
アイスコーヒー下さい。
かしこまりました。
まではよかったんですが、
お砂糖とミルクはお使いになられますか?
という一言がなく、「あれ?」と戸惑っている間にカートが行ってしまったんです。機内は空いているので前の列で止まることもなく少し前へ。こうなると「すいませんっ!」と声を掛けづらいですよね。
テーブルの上にはブラックのアイスコーヒーが…。
一瞬そのまま飲もうと思ったんですが、どうしても納得がいかない…。
おれは甘いコーヒーが飲みたいんだ!
と思いながら、勇気を出して手を挙げて知らせました。
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痛恨の連続ミス
それでCAさんに来てもらって、「砂糖とミルク頂けますか?」と言いました。「申し訳ありません」とカートまで取りに行ってくれ、無事届けてもらったんですが…。これです。
おかしさに気付きますか?
僕、最初全く気付きませんでした。そしてスティックシュガーを入れた瞬間に気が付きました。アイスコーヒーにスティックシュガーっておかしくない?と。そう、普通アイスコーヒーにはガムシロップか得体の知れないサラサラでよく溶ける砂糖がもらえるんですよ。
まさかホットコーヒーと間違えた?
と思いつつも「もしかしたらコスト削減の一環で、アイスコーヒーもスティックシュガーになったのかも知れない」と自分を納得させました。まさか接客のプロがそんなことを間違えるわけがないと思ったんです。
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開き直りの「ございますよ」で撃沈
溶けないなりにも頑張って溶けるところまで溶かして飲みました。アイスコーヒーにスティックシュガーはこんなに溶けが悪いのかと痛感させられました。結構な時間かき混ぜてましたから…。溶けていない状態だと底にじゃりじゃりという感触が残るんですよ。それがなくなるまで混ぜました。結局飲み干したらだいぶ砂糖が残ってましたけど、僕は頑張って飲みました。
で、僕はこの時点で「アイスコーヒーもスティックシュガーになったんだ」と思い込んでいるので、コップを返すときに聞いてみたんです。「ガムシロップってなくなったんですか?」と。
そしたら驚きの回答が…。
ございますよ!
と。
大ショッ~~~ク!
しかも何を聞かれているかわからない感じで、僕の状況は全く理解されていませんでした。
ということでその場は終わりました。CAさんとしても気が付いたけど後の祭りで何も言えなかったのかも知れません。
ここまでアイスコーヒ飲むことが大変だとは思いませんでした。
まぁこれは事故ですね。
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別の便で同じことをやってみた
それで、これがANAの標準サービスなのか?と疑問に思ったので同じオーダーをしてみました。そしたら「コーヒーはブラックでよろしいですか?」と聞いてくれました。統計的にブラックが多いと思われるのでそう言う聞き方になるのは理解できます。でもやっぱりちゃんと聞いてくれるわけですよ。しかもちゃんとテーブルに並べてくれる。これ、僕が並べたわけじゃないですよ。CAさんが並べてくれたんです。この丁寧な並べ方にびっくり!
これぞANAのサービス!
って感じがしました。そして何だかすごく安心してしまいました。
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航空事故だと思いたい
いいサービスを提供された後に振り返ってみると、「件の便の対応は一体何だったのか」とモヤモヤが募るわけです。ミスを2回もしているからです。何も聞かずブラックで出している点。そして砂糖を要求した時点で、勝手にホットコーヒーだと思い込んでいる点の2点です。かつてこんな経験はなかったので驚きでした。
航空事故は1つのミスでは起こりません。複数のミスが重なって起こります。今回のコーヒー事件は稀に起きる航空事故のパターンだなと感じました。
で、こういうのは必ず原因があるはずなんですよ。考えられる原因として、「中年男性はブラックが好き」という統計的事実があり「砂糖が要るか?と聞くとウザがられる」ので聞かないようにしているとかですかね?にしてもやはりそれは人それぞれの好みなので聞いて欲しいところです。
ただ、アイスなのにスティックシュガーを持ってくる点は解せません。夏場ならばアイスコーヒーの可能性が高いからです。どこををどう勘違いしたのか、ホット用の砂糖を持ってくるところ、そして僕に確認しないところが理解できないんです。
あまり悪口を書くと「どうでもいいミスを取り上げて」と怒られそうなのでやめときますが、こんなハズレ便もあるんだなと感じました。ちゃんとテーブルに並べてくれるCAさんもいれば、2度もミスるCAさんもいる。随分と品質に差があるもんだなぁと思いました。
滅多にない航空事故パターンに当たったと思うことにしましょう。
おしまい。
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