機内に出たマスク警察CA
先日、札幌に行ったときのこと、機内で事件が起きましたので報告します。その後2度目の同じ事件に遭遇しましたので、「こりゃえらいこっちゃ」と記事にすることにします。機内ではマスク着用が必須というのは、残念ながら今や常識化してしまったのですが、それに輪をかけるように、機内のマスク着用ルールが厳しくなっている気がするんですよ。
それは何かと言うと、マスクをしていても鼻を出していると客室乗務員に注意されることです。まさにこの僕が注意を受けました。一番後ろの席で外の写真を撮っていたところ、客室乗務員が僕を見てマスクの上の部分を触るような格好をしながら「申し訳ありませんが、鼻を隠してもらえませんか?」と言ってきたんです。
これは驚きました。僕は機内ではちゃんとマスクをしてます。でも鼻が出ていたんです。そこが盲点でした。
鼻出しNGとは思わず…(凹)。
機内ではどんな格好でもマスクを着けていればいいというわけじゃないんですね。正しい着用を求められるんです。
一方で、冷静に考えると、「マスク警察恐ろしや」と思います。マスクを着用していないならまだしも、鼻を出しているだけで注意されるんですから。鼻息からウィルスが出るんでしたっけか?ならマスクの隙間からウィルスは出ないんでしたっけ?
僕は飛行機に乗る際、ほとんど発話しません。発話するとすれば飲み物を聞かれた際、「コーヒー下さい」とだけ。ホントそれだけです。なのに何故、ちょっとだけ鼻が出ているだけで、声も出していないのに注意をされるんでしょう?
非常に理解に苦しみます。
で、この事件、たまたま運が悪かっただけかと思いきや、先日、別の便に乗ったときにも前の席に座っていた乗客が同じ注意を受けていたので、たまたまの話じゃないようなんです。稀ではなく結構頻繁にマスク警察が出動するということを示唆しているんです。
嗚呼、恐ろしや恐ろしや。
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何故か飲食はOKという矛盾
鼻が出ているだけでも注意を受けるということは、機内では降機するまで絶対にマスクを外してはいけないってことになります。機内でマスクを外すなんて言語同断なはずです。ということを実験するため、天むすを買って機内に持ち込んだんですが、、、。ご丁寧にお茶まで頂きまして。
マスクを外して優雅にお食事ができちゃいました。
ん~実に快適!
ってことじゃなくてですよ!機内でマスクを外してもいいんでしたっけ?
周りを見渡すとマスクを顎にかけて飲み物を飲む人が多数。しゃべっている人もいます。
もう何がダメで何がいいのかわかんなくなっちゃいました。
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機内レストランはいいのか
鼻出しを注意されたからには、これについても言及せざるを得ません。トリプルセブンやフライングホヌでやっている機内レストランとかありますけど、あれっていいんでしょうか?食べるとき、マスク外さないんですか?しかも国内線1~2レグ分ずっと外しっぱなしってことはないですかね?距離が保たれているからいいんですか?
あと、地上駐機時のエアコンってエンジン抽気を使っているんでしょうか?地上にいるときでも、エンジンから取り込んだ新鮮な空気で3分に1回換気をしているんでしたっけ?
燃料節約と(エセ)環境保護の観点から、エンジンはおろかAPU(後ろにある電源、空調、油圧用の補助動力装置)ですら動かしていないんじゃないでしょうか?きっと地上電源と地上の空調装置を使っているはずです。(違っていたらゴメンナサイ)
ってことは、機内レストランというのは相当換気が悪い状態で運営していることになります。いや、別に僕はそれでもいいと思うんです。全然問題ないと思ってます。
でも、機内で飲食OK、つまり機内で食事をするなら長時間マスクを外してもOKなのに、無言でいるのに鼻出しはNGだなんてどう考えてもおかしいから言いたくなるんですよ。
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ウポポイに出たマスク警察
話は変わって。先日、北海道は白老町にあるウポポイ(アイヌ文化の学習施設)に行ってきたんですが、そこ(室内)でもひたすら客のマスク着用の具合を見ては注意するオニイサンに出くわしました。
ちなみに僕はまんまとそのオニイサンの鼻出しセンサーに引っ掛かりました。サーっと近寄ってきて何を言うかと思いきや、
マスクを鼻まで上げて下さい
と。その後も全ての入場者の顔を見ながら、必死に注意を続けていました。3分に1回は誰かがそのマスク警察のオニイサンに捕まるんですよ。
その一方で、外に出るとカフェでは皆楽しそうに食べながら会話を楽しんでいます。屋外だから至近距離の会話でもOKなんでしょうか?オニイサンを外に配置したらどうなるのか、と疑問が湧きました。
彼を突き動かす原動力は一体何なのか。もう滑稽を通り過ぎて、意味がわかんなくて泣けてきました…。
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この矛盾とどう向き合うか
このご時世、いくら正論を言ったって受け入れられないことはわかってますよ。その議論は、特に日本では無理なんですよ。「ルールは守れ」でおしまい。でもどうしてもおかしくて仕方がないがないから言いたくなるんです。特にマスクって何だかとても宗教的なアイテムな気がして、肯定的な気持ちになれないんですよ。もう論理で着けるものじゃないですよね。
この鼻出しの件は、僕の中では、「マスク着用に協力しているのに、何故注意を受けないといけないのか」という思いが強いです。つまり「なぜルールを守っているのに怒られるのか」という気持ちになるんですよ。(抗議済みです。)
客室乗務員然り、ウポポイのオニイサン然り。会社からの方針か知りませんが、鼻出しを注意して回ることにどこまで感染防止効果があるのかをもう一度考えて欲しいです。
仮に会社の方針だとしても、客室乗務員全員が鼻出しを注意するわけではないので、ある程度個人の裁量に任されているんでしょうね。恐らく正義感から注意をするんでしょうけど、こちらからしたら、「靴下に穴が空いてますよ」的な余計なお世話にしか聞こえません。
「機内ではマスクを正しく着用せよ」というのがルールなら、機内レストランは完全NGです。でも現実を見るに「ただし飲食中は除く」が例外ルールなんでしょうね。
もう意味わかんねぇし。
高齢者は大部分がワクチンを打って、コロナでの死亡リスクはかなり減ったと思うんですが、いつまで感染者数ばかりを報道して恐怖を煽り続けるんでしょうね?いつまで「感染予防のためマスクを」と言い続けるんでしょうか?いつかはコロナをやめないといけないのにその出口が一向に見えません。それどころか、ますますマスクの神聖感が増している気がしてなりません。
シンガポールなんかは、コロナのレベルを「はやり風邪」レベルに落して、「感染者数の集計をせずに重症患者の治療に集中する」と方針転換をしたというじゃないですか。日本も早く五類相当に落として共存の道を歩んで欲しいです。
そろそろ本当に社会がおかしくなってきた気がしてなりません。何も感じず、「コロナ怖い」、「マスクは正義だ」で過ごしている人達が羨ましいです…。僕なんかマスク着用の矛盾にばかりに気が行ってしまい、普通に生活できなくなってきました(泣)。
以上、報告を終わります。
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