Gotoトラベル中止議論に冷や汗
11月の3連休に沖縄に行ってきたのは先回記事の通りなんですが、11月の3連休と言えばGotoトラベル中止の議論に沸いた週でもありました。結果的に見直しされるのは札幌と大阪のみ、そして東京の高齢者などということになりましたが、一時は全面中止かと冷や汗が出ましたね。それでもGotoトラベルには中止を求める人が多いように見受けられ、本当かウソかはわかりませんが、ヤフーの統計などを見ると7割~8割の人がGotoトラベルに反対をしているようです。あの統計はかなり偏った人達がやっているだけだと思ってるんですが、そのような統計を見ると、僕としては、
どうして?
旅行って感染リスク高いの?
と非常に疑問に思えてきてなりません。そんなはずはないと僕は自信を持っていますが、今回は、旅行は感染を広げないということを実際に自分が旅行した際の行動履歴から考えてみたいと思います。
なお、感染経路は会話等による飛沫感染を想定しており、手などに付いたウィルスによる感染は想定していません。(このコロナ禍では適時、消毒を強制的にやらされているからです。)
スポンサードリンク
せn
僕の沖縄旅行の接触履歴
早速1泊2日の沖縄旅行の中で、僕がどこで人と接触したのかをリストアップしてみましょう。1日目
- 保安検査場
- 機内での飲み物注文時
- レンタカーを借りるとき(屋外)
- 昼食時
- ホテルチェックイン
- 夕食時
1日目はこのくらいですかね?
こんなにたくさん接触しているではないか!と思われる方もいらっしゃるかも知れませんが、この中でマスクなしで接触したのはほぼゼロです。しかも全て1m以上離れています。
例えば保安検査ならば、「ペットボトルありませんか?」くらいの会話を2mくらいの距離でやっただけですし、機内での飲み物注文も僕が窓側というのもあって、1m程度の距離を取ってやっています。レンタカーを借りた時の会話は屋外でしたし、昼食もA&Wで食べましたがカウンター越しにオーダーするだけ、チェックインも部屋でしたが、部屋のテレビでの説明だったので確実に2mは離れていました。
唯一、夕食時は若干マスクを外して会話をしていますが、そもそもスタッフは距離を取ってくれますし、一言二言ですので気にするほどではないと考えています。この食事については後ほど別角度から解説します。
2日目
- 朝食時
- ホテルチェックアウト
- 昼食時
- ガソリンスタンド(屋外)
- レンタカー返却
- お土産店
- 保安検査場
- 機内での飲み物注文時
2日目は1日目より接触機会が多いですかね?しかし長時間話す、接近して話すシチュエーションは全くありませんでした。会話時間は1会話1~2秒程度かと思います。どのシチュエーションもほとんど会話らしい会話をしていません。
それは一人旅だからだ。
という人がいるかも知れませんが、例えば夫婦で行った場合、家族で行った場合、友達等と行った場合などでも、同行者とは会話をしますが、同行者以外の人と会話するシチュエーションは一人旅と何ら変わりがないと思います。
旅行に行ったところで、現地の人とどんちゃん騒ぎするなんてことはまずないですしね。
スポンサードリンク
旅行特有のリスクを評価する
複数人で旅行に行く場合は食事の時間にマスクなしで会話をするからそれがリスクではないか。とおっしゃる方がいると思いますので、少し説明を加えたいと思います。旅行中の食事は普段の生活の中でする外食と同じと考えるべきでしょう。例えば朝食は朝行く喫茶店、昼食は会社の食堂、夕食は家族と食べる焼肉と同じと考えれば、全く普段と変わらないはずです。
旅行での感染リスクを考えるときには、普段の生活にはない旅行特有の状況を考えるべきです。それには普段の生活でも旅行でも出てくる「共通項」を消し去る必要があります。
普段の感染リスクをA+C+Eと表し、旅行での感染リスクをA+b+C+d+E+fと表すと、旅行における特有のリスクは両式を引くことで表すことができます。(共通項がA、C、Eという設定)
(A+b+C+d+E+f)‐(A+C+E)=b+d+f
旅行に特有のシチュエーションはbとdとfです。しかしb+d+fが小さければ、旅行での感染リスクは低いと言えるわけです。
そう考えて行くと旅行特有のシチュエーションは、
- 保安検査場
- 機内での飲み物注文時
- レンタカーを借りる/返す(屋外)
- ホテルチェックイン
- ホテルチェックアウト
の5つに絞られます。どのシチュエーションもマスクを着けていますし、密になる要素もなければ長時間の会話もありません。
旅行のどこに感染リスクがあるのか。
教えて欲しいです。
スポンサードリンク
普段の生活の方が感染しやすい説
ここで、普段の生活を思い出してみたいと思います。仕事中、何人の人と会話をするでしょうか?職業によって違うと思いますが、デスクワーク中心の仕事ですら、少なくとも10人程度とは会話するのではないでしょうか?しかも会話する場合、挨拶程度では済まないですよね。会議では複数人と1時間以上話すことだってザラにあります。これで、デスクワークです。接客などの職業の人はどうなるんでしょうかね?客室乗務員なんて1日200人くらいとは会話するはずです。もちろん短い時間でしょうが、人数は多いので延べ時間は長いはずです。
そう考えると、なんだか旅行中の方が安全な気すらしてきました。特に接客をやっている人達は、旅行になると極端に接触人数が減り、より安全になるのではないでしょうか?
子供達も同様です。子供達が学校生活でどれだけ接近して他人と接しているか。小学校ではマスクがほぼ外れている状態で会話している子も多いと聞きます。それが旅行になると基本的に親としか会話しません。子供はレンタカーを借りませんし、チェックインもしませんからね。
旅行での感染リスクは本当に高いのか。
やっぱり僕にはわかりません。
スポンサードリンク
人の話はその人の立場を考えて聞く
それでもGotoトラベルを中止すべきと考える人達はどんな理由でそう思っているのでしょうか?何となく感染症の専門家や医療関係の権威、著名人、ニュースキャスターの言うことを鵜呑みにしているだけのような気がします。僕は他人の発言というのは、特にその道の専門家や著名人の発言は、その人の立場を考えて聞くべきだと思うのです。
政権を批判したい人ならば絶対にGotoトラベルには反対するでしょうし、医療関係者だって立場上反対するしかありません。世論に反した発言をすると仕事がなくなるから、思っていなくても世論に合わせる著名人もいると思います。
つまり、発言はその人が真に思っていることを反映しないと言うことなんですよ。肩書がなくなれば別かも知れませんが、何らかの看板を背負っている以上、本音を言えないことがほとんどなのです。「あの人が言っているから正しいに違いない」は時として危ういことを理解すべきです。
みんなピュア過ぎ。
だと思います。公の場での発言は建前だけで成り立っていると言っても過言ではありませんからね。(普通に社会生活をしていれば分かることだとは思いますが。)
以前、こんな話を本で読んだことがあります。証券会社に行って「今、株を買った方がいいですか?」と聞くのは実に愚かだと。当たり前じゃないですか。どんな相場だったとしても「買った方がいい」と言われるに決まってますよね?それは床屋に行って「髪を切った方がいいですか?」と聞くのと同じです。答えはYESしかありませんよね?それが彼らの商売だからです。
そんな話もあって、人の意見を聞くときは相手の立場を考えて聞くべきだと思うのです。このコロナ禍は思考力を試されているとも感じます。
旅行は本当に感染リスクが高いのか、他人の発言に流されず自分の頭で考えてみることをお勧めします。
スポンサードリンク