なぜ鼻出しNGなのか
先日スターフライヤー便で、マスクの鼻出しに関する注意を受けまして機内で苦情を言いました。機内で聞いた鼻出しNGの理由は「鼻を出すことで他の乗客が不安になるから」だそうですが、ならば「マスク非着用の状態を作る機内での飲食は何故いいのか」という疑問が湧いてくるわけですよ。僕は以前から機内でその注意を受けているわけですが、何故ダメなのかどうしても納得ができませんでした。なので勇気を出してANAに意見してみたんです。搭乗便はスターフライヤーですが、ANA便として搭乗していますし、ANAでも再三注意を受けますので、代表してANAに言いました。何か僕が思いつかない合理的な理由があるかも知れないですしね。
こんなことを言うと、思考が停止している人から「ルールはルール、守れないやつは乗らなければいい」という意見も頂くんですが、僕自身、非論理的で矛盾したルールを「黙って守れ」というのは非常に受け入れ難く、胸が苦しくなるんですよね。
さすがにマスク着用ルールは撤廃できないにしても、もしかしたら鼻出し禁止くらいは改善されるかも知れないと思い、これまで感じていた「何を言ってもどうせ変わらないし」という諦めを希望に変え、クレーマーのレッテルを貼られることも覚悟して聞いてみたんです。
スポンサードリンク
僕が送った意見の主旨
まず、僕の送った意見の主旨を書いておきます。さすがに全文掲載するのは憚られますので主旨のみ載せます。- 鼻出しで注意を受けた。頻繁に受ける注意である。
- 発話しない乗客が鼻を出すと何が起こるのか。
- 鼻出しだけで乗客が不安になるならば、なぜ飲食は許されるのか。
- 航空会社の過剰ルールには違和感を覚える。放送による喚起のみではダメか。
- 改善できずとも意見について議論してもらえれば本望。
まぁ大体そんなところです。たくさん書きましたが言いたいことはそんなところです。
スポンサードリンク
予想通りの白紙回答
返信が返ってきたのは送った6時間後。ものすごく速いと感じました。コピペ回答のやっつけ感も感じましたが…。ま、それはいいとして。「鼻出しだけで乗客が不安になるなら飲食は何故いいのか?」に対する回答については、定期航空協会と厚生労働省のガイドラインにより定めているという模範回答が返ってきました。
- 飲食時以外はマスク着用
- 着用時には鼻と口を覆う
この2つを適用しているというわけです。矛盾していることの説明はありませんでしたが、「鼻と口を覆うのが基本ルールで飲食時は例外とする」と言いたいのでしょう。僕はその例外部分ですら「乗客が不安になる」のが理由であれば禁止するべきだと思って意見したんですが、納得する回答は得られませんでした(元々納得できる回答はできないと思っています)。
なお、僕自身として飲食を禁止して欲しいという希望はなく、大きな矛盾があることを指摘したかったのみです。
まぁそんなものですよね。僕もちゃんとした回答が返ってくるとは思っておらず、自分の意見を伝えて少しだけでも議論のネタにしてもらえればいい。それだけを思って書いたのですから。もしかしたら今後は放送するだけにして、「直接注意するのはやめよう」となるかも知れませんし。
ちょっと笑ってしまったのは結び方。「今後もお客様同士のご不安解消のため、感染症対策に努めてまいります。」と。おいおい、その結び方はないだろう。何を議論してんだよ。って思っちゃいましたね。定型文を貼り付けて対応したんでしょうけど、僕的にさすがにそれはないです。「本当に内容伝わってんのかな?」って疑問に思っちゃいました。
ま、別にいいです。
スポンサードリンク
僕がやりたかったこと
僕もまともな回答が返ってくるとは思っていなかったので別にいいんです。今回、実質白紙回答が返ってきたからって別にANAに乗らないなんてこともありません。変わらず文句を言いながらも乗ると思います。僕がやりたかったのは「意見すること」です。僕は矛盾したルールを守らされていると感じています。いちいちマスクの着用方法まで赤の他人に注意されるのはとても不愉快です。なので「それは間違っていませんか?」って意見をしたかったんです。
意見をすること自体に意義がある
と思っています。たとえ一人の力では変えられなくても、おかしいと思うことは「おかしい」と言わないといけないと思います。
こと、コロナに関しては人々は従順過ぎる。政府、自治体、企業の言うことを何でも聞いて、疑問を感じても一切意見を言わない。矛盾したルールをひたすら守って、酷いときには矛盾に気付かず守らない人を攻撃し始める。でも、誰がこんな世界にしたって、多分黙っている僕らなんですよ。僕らが何も言わないからどんどんエスカレートするんです。
だから僕は意見をしました。こういう動きがないと世の中が変わっていかない気がしているんです。もしかしたら企業側もマヒしているかも知れません。コロナは弱毒化しているのに企業側はどんどんルールを厳しくしていく。人々が従順過ぎるから何も感じなくなっているのではないかと思うのです。
だから言うんです。すぐに変えられなくても継続して言っていくんですよ。
スポンサードリンク
いちいち鼻が出ていると注意してくる航空会社は「マスクから鼻が出ているのを見た乗客から苦情が来たらどうしよう」という発想なんでしょうけど、そんな人って本当にいますか?乗客全員がマスクを取って飲食している中、周りを見渡して客室乗務員に「アイツ鼻が出ている」と文句を言う乗客ってほとんど、いや、今や全くいない気がします。
それを未だに真顔で、しかも何度も注意してくる航空会社は一体何を考えているのか。言っていかないと変わらないと思うんですよ。まだそんな考え方をしているのですか?と。マスクの着用方法まで注意をされ不快に思う乗客がいることに気付いてもらわないといけない。「みっともないのでシャツの一番上のボタン閉めて下さい」という注意をするかってことなんですよね。
「ルールはルール」とよく言われますがそれって「何も考えていない人の発想なんですよね。インスタントで作ったルールは穴だらけで、本来状況に応じて柔軟に変えていかなければいけないものです。野球のルールだって毎年改訂されていると言うじゃないですか?なかなか変わらないとされる学校の校則だってそう。やはり状況に応じて変えていくものなんです。
それをいつまで同じルール、しかも矛盾したルールでやっているのか。特にコロナに関するルールは厳しくなるばかりで、とてもヒステリックで謎だらけです。「ルールはルール、だから守りましょう」って何のためのルールか、何を防ぐためのルールかを常に立ち止まって考えていかないといけないと思うんですよ。
僕はそういう意見をどんどん言っていく必要があると言っているんです。人々は、
謎のコロナルールを黙って守り過ぎです。
もう、そろそろやめにしたい。2年経ったんですよ。もしコロナが恐怖の殺人ウィルスならみんな家でもちゃんとマスクするはずですよね。家庭では一切マスクをしないくせに、人の顔を見て「鼻が出ている」って一体何様なんでしょうか?そこまで強制してくる機内のルールには呆れてしまします。
これを読んでくれている皆さんに言いたいです。もう言いたいことを言ってもいいと思います。言っていかないと変わっていきません。いつまでも周りの顔を窺っているだけでは何も変わっていかない。
今、社会が大混乱しているじゃないですか。大混乱するのは、コロナ感染者が多いせいではなくコロナ対策が過剰すぎるせいです。さらなる感染対策の強化ではなく、感染対策を緩めるべきなんです。
早く皆が気付いて社会を変えていきたい。僕の願いはそれだけです。
以上。
スポンサードリンク