空港からのタクシーが心配
海外旅行、特にアジア各国に行くときには空港からのタクシーが心配ですよね。ボッタクられないだろうか?とか、ちゃんと目的地まで連れて行ってくれるだろうか?とか、色々と不安が出てきます。旅の始まりである空港から市内へのタクシーでつまずくと、旅行自体が楽しくなくなっちゃうこともありますので、タクシー選びは慎重にしたいものです。インドネシアは東南アジア最大の人口を有する大国。結構、手ごわい国だと思っています。事前に調べてみると、インドネシアのタクシーはボッタクられると書いてあるサイトもあれば、他の国より騙されにくいと書いてあるサイトもあります。色々な情報があってどこを信じていいのか分かりません。
基本はブルーバード
ただし、どこのサイトでも言えることはブルーバード(Blue Bird)グループと呼ばれるタクシーが安心だと言うことです。その他、比較的な安心なタクシー会社が紹介されていますが、ブルーバードがダントツ安心だということは間違いなさそうです。「並んでも乗れ」と書いてあるサイトもあるので、インドネシアに行ったら脇目もふらずブルーバードに乗るのが鉄則のようです。怪しいタクシーカウンター
ジャカルタ・スカルノハッタ国際空港に到着し、手荷物を受け取って自動ドアを出ると、いきなりタクシーカウンターが現れます。写真は第2ターミナル出口の様子です。
(現在ではANA、JAL、ガルーダインドネシア航空などのインドネシア行きのメジャーエアラインは第3ターミナルに移動していますので、ほとんどの方がこの写真のような場所には出くわさないと思います。)
このタクシーカウンター、色々な会社が入っていまして、
タクスィ!タクスィ!
と、自動ドアが開いた瞬間に声を掛けてくる会社は無視しましょう。無視していると挙句の果てには、
シャーチョゥ!(社長)
とか呼んでくるので笑っちゃいますが、きっとどうしようもない会社なのでスルーして下さい。
そんな風に客引きをして客が取れるとでも思っているんでしょうかね?黒スーツでも着て、「ブルーバードグループのグリーンバードです」とかウソをついた方が騙せると思うんですけれども…。よくわからない国です。
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安心のシルバーバード
ブルーバードが一番安心と書きましたが、外にあるタクシースタンドに並ばないといけないので、変な客引きにつかまる可能性だってありますし、ブルーバード専用のスタンドがあるとは言え、「偽物のブルーバードが来たらどうしよう」という不安もあります。実際、ブルーバードとだましてボッタクるタクシードライバーがいるらしいので、何となく不安です。そんなとき、安心なのがブルーバードグループの高級ブランド、シルバーバードです。
Silver Birdと書かれたカウンターに並びます。隣がゴールデンバードと呼ばれる会社ですが、こちらも玉石混交の情報で「ブルーバードグループでシルバーバードよりも高い」とか、「ブルーバードグループがやっている白タク」とか色々な情報があり、よくわからないというのが本音です。
しかし、シルバーバードはどのサイトを見ても安心そうなので、ゴールデンかシルバーか迷ったらシルバーを選ぶのが無難かと思います。
カウンターに行くと丁寧なオニイサンが接客してくれます。「予約されてますか?」と聞かれたので、「いいえ」と答えました。「えっ!予約しないと乗れないの?」と一瞬焦りましたが、予約がなくてもすぐに配車してもらえました。深夜12時に到着する便だったからかも知れません。昼間の混雑状況は不明です。
次に名前と行き先を聞かれるので伝えます。
すると、料金が3つあると手書きで値段を書いてくれました。
- 680,000ルピア
- 580,000ルピア
- 380,000ルピア
インドネシアルピアは大体0を2つ取ると日本円になりますので(そのときの為替相場によります)、日本円では以下の通りとなります。
- 6,800円
- 5,800円
- 3,800円
上記の料金の差は車種による違いなのかキャパの違いなのか分かりませんが、僕は1人だったので迷わず380,000ルピアの一番安いヤツを選びました。
料金は前払い制です。もちろんクレジットカードも使えるので便利です。
380,000ルピアという値段は意外と安く感じました。普通のブルーバードタクシーに乗っても相場としては半分くらいです。特に初回訪問で事情が全くわからない場合は、2倍払ってもいいので便利さと安心を買った方がよいかと思います。
最低金額でもアルファードが来た
無線で連絡をして車が手配できると「この人について行って」と言われて、付き添いの人が車まで案内してくれます。一瞬、コイツが悪いヤツだったらどうしようと心配になりましたが、全然大丈夫です。それで一番安い価格の料金を選択したんですがどんな車が来たかと言うと、
なんとアルファードでした。最低料金でこの車なら文句なしですよね(毎回アルファードかどうかは不明)。
こちらアルファードの車内。白色の皮張りで高級感があります。この車で1人乗車はとても贅沢でした。目的地まで30分足らず。夜中とあって道は空いており、無事ジャカルタに着いてタクシーに乗れた、という安心感とともにウトウトしてしまうほどでした。
運転手さんもとてもジェントルマンな方でした。
いやーシルバーバードいいですねぇ。
そして空港のカウンターでお金を払うとその場でちゃんとしたレシートがもらえます。名前も目的地も書いてある超優秀なレシートです。東南アジアでタクシーに乗ると、「レシートくれ」と言ってももらえない場合が多いです。しかしシルバーバードは完璧なレシートが出てきますので、経費処理もラクラクですよね。
というわけで、いいことづくめのシルバーバードでしたが、一度この安心感と快適性を味わうと次も乗りたくなっちゃいますね。ブルーバードでも十分良い気がしますが、少しでも不安があればシルバーバードを選んで下さい。僕が保証します!
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