実質6時間の香港観光
僕の旅行は常に弾丸です。細切れでお送りしている1泊2日の香港旅行も、13時20分に香港着、翌日は8時発に出発するという旅程。滞在は実質半日しかありません。チェックラプコク空港に到着し、ホテルに着いたのは14時半を過ぎていました。翌朝は早起きなので、21時にはホテルに帰るとすると僕が観光に使える時間はたったの6時間しかないんですよ。
そんなんで楽しい?
ってよく聞かれますが、
それが、全然楽しめるんですよ!
むしろ、時間が少ない方が楽しめます。時間が限られていた方が時間を貴重に感じられるんですよね。
ひとまずご飯を食べに香港島のエアポートエクスプレスの香港駅へ。
何もしない贅沢
ご飯を食べた後は、スターフェリーに乗るためとフェリーターミナルに来ました。あれ?昔からここに観覧車なんてありましたっけ?香港(の街)に来るのは7年ぶり、そしてフェリーターミナルに来るのはなんと、20年ぶりくらいなんです。(料金:大人20HKD 3歳から10歳10HKD、65歳以上10HKD、3歳未満無料)
海賊船みたいな船がいますね。ざぶんざぶんと揺れる海賊船で香港の湾内をクルーズするという絶対に酔いそうな一種のアミューズメントです。
尖沙咀側を望みます。
僕はここで夕方になるまで2時間程度を過ごしました。ノートPCはホテルの部屋に置いてきたのでブログの記事書きに追われることはありません。でも実はそんな時間がとても愛おしく思えたのです。
何もしないって最高だー!
弾丸旅行に行くと、僕はフライトを詰めまくり、機内では写真を撮りまくり、その他の時間はほとんどPCを開いてブログを書いています。楽しいからやっているとは言え、さすがにやり過ぎると疲れます。しかし、この時は、ただただ香港の景色を眺めるだけでした。
何という贅沢…。
尖沙咀側からの夜景が見たく、日没まで時間があったので、スターフェリー乗り場の上にあるカフェでコーヒーを飲んでいました。
「ノートPCを持たずに歩くとこんなにゆったり時間が流れるのか」と実感しました。僕は6時間という短い時間をあえてブログの記事書きには費やさず、純粋に観光だけ、しかも点心を食べることと夜景を見ることだけに費やしたのです。普通の旅行者にとっては当たり前のことかも知れませんが、僕にとっては非常に珍しい時間の過ごし方でした。
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暮れ行く香港島の景色を眺める
というわけで、日没時間より少し前にスターフェリーに乗り、対岸の尖沙咀に渡りました。まだまだ夜景までには時間がありますね。
だいぶ暗くなってきましたね。でもまだまだです。
これぞ香港の夜景!
うあ~綺麗だ~!
と、こんな風に海風に吹かれながら夜景を眺めていたのでした。この何もしないという時間は、まさに僕が忘れていたものでした。
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旅行ってこういうもんだったよな。
いや、普通の旅行でも予定を詰めすぎると結局同じです。しかもスマホを持っていると、何気なくどうでもいいことをしてしまい、いつの間にか時間が経っています。
何もしないということは、今や意図しないとできないことなのかも知れませんね。ノートPCもなく、スマホも無料Wi-Fiには繋がりにくいので使わない(使えない)。「あえてそんな状態を作らないことには、今や自由になれないのかな?」とも思いました。
このとき日本は酷暑。40℃超えの日が続いた暑い暑い8月でした。日本よりもよっぽど熱帯に近い香港でも、海風が心地よく、暑いと感じないくらいの気温でした。僕は鳥肌が立つような開放感に浸っていた気がします。それほどこの時感じた開放感は貴重に感じました。
でも貴重に感じるのはいつもが詰め込まれ過ぎているからですよね。その対比があるからこそ貴重に感じるのかも知れません。
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