パーゴラの朝食ブッフェは中止
先回お送りした名古屋マリオットの宿泊レポートですが、朝食だけは別にお送りします。何故ならここの朝食ブッフェは「名古屋めしブッフェ」して有名とだからです。随分と昔ですがこんな記事を書いたこともあります。
しかーし、今はコロナ禍。有名な朝食ブッフェは中止しています。以下、公式HPからの引用です。
新型コロナウィルス感染拡大の状況を鑑み、当ホテルではお客様の安全を考慮し、暫くの間 オールデイダイニング「パーゴラ」での朝食営業はモーニングブッフェを中止し、「 アメリカンブレックファースト」または「和定食」をご用意いたします。お客様にはご理解とご協力の程、宜しくお願い申し上げます。
ということで、今はこんな風に洋食または和食のセットメニューだけになっています。味噌カツやひつまぶし、小倉トーストがある名古屋めしブッフェが一時的になくなってしまったのが非常に残念ですが、こんな時期だから仕方ありませんよね。
↓こちら公式の案内です。
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小倉トーストが食べたいと電話
名古屋めしブッフェが中止になったということで、何となくルームサービスが気になってタブレットを見てみたんですが、な、な、なんと、
「名古屋モーニング」なんてのがあるじゃないですか。しかも小倉トーストがある。僕、朝から小倉トーストが食べたい典型的な名古屋人なんですよ。コメダやガストのモーニングに行くと必ず小倉トーストを食べるんですが、それがルームサービスにはあると聞いて、早速ルームサービスに電話してみました。
まず、小倉トーストがパーゴラで食べる朝食にないことを確認。小倉トーストが食べたい旨を伝えると、名古屋モーニングは朝食券プラス880円で食べられると教えてもらいました。
意図せず「そうですかー」とちょっと気のない返事をしてしまったところ、少々お待ち下さいと電話を保留にされ、アメリカンブレックファーストでも500円程度の追加で小倉トーストを追加できるということを教えてくれました。
さすがですねぇ。僕が「小倉トーストを食べたい」と言ったら、色々なオプションを提示してくれる。これが高級ホテルのサービスです。ルールにガチガチで「それは(安全上)できません」とキッパリ断られるエアラインとは違い、ホテルならではの柔軟な提案。マリオットの接客レベルの高さを感じる一件でした。
実は元々差額で名古屋モーニングを食べる決心はついていまして、「ならば差額で名古屋モーニングをお願いします」とルームサービスでの朝食をオーダーしました。
滅多に泊まらない地元のホテルに泊まっているんですから、一番やりたいことをやっておくのが鉄則です。
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コロナのせいでルームセルフサービス
朝の9時にルームサービスをお願いしておいたところ、8時57分に部屋のチャイムが鳴りました。元々前日に電話した時、「コロナの関係で、部屋の入り口までのサービスとなる」旨を言われていました。つまりテーブルセッティングは自分でやれと言うことです。
ということで、ルームサービスのお姉さんは、一通り事務的な説明を終えると入口までで出て行ってしまいました。
「自分でやるだけでしょ」と高をくくっていたんですが、テーブルセッティングがいかに難しいかを思い知らされたんです。コロナによる対面サービスの縮小がここまで残念な結果を生むとは思いもよりませんでした。
温かい料理はこの保管庫に入っているのですが、ここから取り出した瞬間から冷め始めるわけです。僕は温かいうちに朝食も食べたいし、ちゃんとした写真も撮りたい。だからむちゃくちゃ焦るわけですよ。特に小倉トーストはすぐにパンが冷めちゃいますし、オムレツだって然りです。とにかく早くやらないといけなかったわけです。「二兎を追う者は一兎をも得ず」まさにそんな感じだったかも知れません。
全ての料理に飛沫防止のラップが掛けられているのでいちいちそれをめくらないといけません。これがまた面倒臭いんですよ。めくってもめくっても次のが出てくる感じです。
しかも机の上にどんな風に並べていいのか…。美しく見える配置を全く知らない僕は、あーでもないこーでもないと言いながら並べるわけですが、そうこうしているうちに料理はどんどん冷めて行くわけです。
これがお姉さんだったらどれだけ効率がいいか。まぁザっと僕の2倍は速くセッティングが終わるでしょう。お姉さんがやってくれるということは、コロナじゃない頃なので、きっとサランラップも掛かっておらず、なおさら早く終わるはずなんです。
写真を撮っている方が悪いと思われる方がいるかも知れませんが、僕が写真を撮っているのは実質30秒くらい。写真を撮らずとも、皿を並べ1つ１つサランラップを取らねばなりません。そのうちにどんどん料理が冷めていくわけですよ。写真とか関係ないと思います。
こちらが名古屋モーニング。八丁味噌のオムレツにひつまぶしの御膳に小倉トーストにスープにサラダ。飲み物はオレンジジュースにコーヒー。豪華名古屋めしの朝食です。
ただ、並べ方が下手なので何だかパッとしないんですよね。お姉さんが並べてくれたらどんなに素敵な写真が撮れただろうと思います。
オムレツの皿の向きが反対ですし、小倉やホイップクリームやドレッシングなどをどこに置いていいのやらよくわからず、適当に並べて、「ハイ、チーズ」と撮ったわけですけれども、何だかバランスの良くない写真になってしまった感じがします。
ちなみにみかんジュースをグラスに入れて写真を撮るのを忘れました。
とにかく食べるまでが面倒くさくて、これじゃルームサービスどころじゃなくてルーム「セルフ」サービスだ思っちゃいました。
テーブルセッティングを自分でやって、ラップをひたすら撮らないといけませんよって言って欲しかったです。言ってくれるわけないですけど…。
テーブルが丸くなることを失念
あと重大なことを忘れてしまったんです。なんだか机が狭いんですよ。そう、僕は折り畳んだまま写真を撮り、しかもそのまま食べ始めてしまったんです。このテーブルは四角いですが展開すると丸くなります。なので、本来はテーブルを丸くしてから料理を並べて、一番美しく見えるであろう配置を探ってから写真を撮るというのが必要だったんだと思います。
半分くらい食べた後に丸いテーブルにできるんだったと思い出したのも失敗でした。
いつもルームサービスでは全てやってもらえるので気が付きませんでしたが、慣れないテーブルセッティングを全部ひとりでやらないといけないというのはこれほどまでに労力を要するのかと痛感しました。コロナじゃなかったらもっと楽しく朝食がいただけたのにと思うと残念です。
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コロナ以外で残念だったところ
ということで、これまでのところはマリオット責じゃない部分。全てはコロナが悪いのです。で、こんなことを書くとあんまりよろしくないんですけど、コロナとは関係なく、ルームサービスに関して色々と気になるところがありましたので書かせて頂きます。
まず、イスと高さが全く合いません。テーブルが異常に高いんですよ(イスが異常に低いとも言う)。なので、途中から立って食べました。ジュースやコーヒーは完全に立って景色を見ながら楽しみました。ジュースもコーヒーも美味しいのが救いだったんですが、立ちたくなるこのテーブルとイスの合わなさってって一体何なんでしょう？ルームサービスはそういうこと多いですけどね。
もう一つ重要なのが小倉トーストが美味しくないこと。肝心のパンが美味しくないです。冷めてしまったら不味いのは当たり前かも知れませんが、それにしても不味い。完全冷め冷めではないですからね。ちょっと冷めたら不味くなるパンというのが非常に残念でした。
昔、どこかのホテルで朝食のルームサービスを頼んだら、トーストが冷めないようにお布団(テーブルクロス)にくるまれて入ってきたことがあり、「そう来たか！」と唸ったことがあります。そんな経験もあり、「あと一歩かな？」と思ってしまいました。(パンは保温庫には入っていなかったです。フニャフニャになるからですかね？)
あと、サラダがコップに入っているんですけど、これが食べにくい。ギュウギュウ詰めになっているのでさらに食べにくい。ドレッシングもこぼれるのが怖くてたくさんかけられない。テーブルが小さいからそうなってしまうのかな？とも思いましたが若干残念でした。
さらにコーヒーに入れるミルクがフレッシュなのが残念。「一流ホテルで偽物はないでしょ」と思っちゃいました。このレベルのホテルならミニサイズのピッチャーに入っている牛乳じゃないとダメです。でもコーヒー自体はとても美味しかったです。
コロナのせいもあり、元々の部分もあり、ただ期待が大きかっただけに若干残念な朝食になってしまいました。
ということで、テーブルが汚いので遠目ですが、朝ごはん終了です。
ただ、文句ばかりと言うことでもなく、素晴らしかったのはオーダーした時に電話に出てくれた女性の対応でした。何と言っても小倉トーストに対するオプションの提案は素晴らしかったですし、話し方含め感じのよさもピカイチでした。
出だし好調、そこで期待し過ぎてしまい、結果残念。そんな名古屋モーニングのルームサービスでした。
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