至福の夕食ブッフェ
先回お送りした「森の謌」館内・お部屋シリーズに引き継き、今回はお食事を紹介したいと思います。温泉宿というものは、朝夕食付でとてもラクなんですが、部屋にご飯を運んでくれるスタイルは嫌いなんですよ。できれば好きな時間にパブリックエリアで食べたいです。森の謌は朝夕ともにブッフェスタイルですので僕のニーズにとてもマッチします。
森ビュッフェと呼ばれるレストランが館内唯一のレストラン。ウサギがビュッフェに飛び込んでいる感じが可愛いです。
長いトンネルを通ってレストランに向かいます。レストランに入ろうとすると必ずフロントの人の目に留まり、すかさずスタッフがインカムで中に連絡、レストランに入る頃には座席が決まっており、スムーズに着席できる仕組みができています。あからさまにインカムで連絡している姿はちょっと格好悪いですが、待たずに案内してもらえるのは嬉しいです。(目安の食事時間だけは毎日聞かれるので大体その時間に行く仕組み)
こちらがダイニングルーム。ピーク時には満席になるのですが、料理が足りなくなることもなく、料理に客が殺到することもなく、とても快適なディナータイムを過ごすことができました。
夕食の目安の時間を聞くことによって混雑分散にもなっているんでしょうね。さすがに日曜日の夜は混雑していましたが、それでもストレスは感じませんでした。ちなみに月曜夜はまあまあ空いていました。
全部取り切れないくらいの品数
最初、どんなものが置いてあるか全撮りしてやろうと意気込みましたが。全体を見渡してそれは無理だと諦めました。品数が多過ぎるんですよ。以降、写真メインでざっと紹介したいと思います。このレストランでは洋食、中華、和食と一通りが揃っています。
洋食メインディッシュ系。パスタや炒め物類があります。
パエリア。ウチの子はこれを「チャーハン」と呼びます。
ちなみにピザをオーダーメイドで作ってくれます。生地やトッピングを選ぶとその場で焼いて席まで持って来てくれるという仕組み。卵焼きのオーダーメイドは色んなホテルにあるますが、ピザのオーダーメイドは初めて。小技が効いたサービスがブッフェの「格」を表していますね。
こちらは前菜系。カモ肉、イワシのカルパッチョ、ローストビーフなどなど、どれも取りたくなってしまいます。
アスパラがニョキッと生えています。この辺りの芸当がセンスを感じます。最近のSNS映えを狙ったものですね。
その隣はラディッシュの畑。こちらもかわいい。
サラダ類も充実。どれも本当に美味しそうなんですよ。
こちらもサラダやコンポート。
パンとチーズ。
こちらは中華。
その他、中華パン、焼売、牛肉の炒め物など、品数はそこまで充実していなものの、押し寄せる中国人の波にも対応しています。もちろん日本人の口にも合うものが用意されています。
海老と夏野菜の辛し炒め。
和食はお刺身やお漬物、肉じゃがなどのちょっとした総菜というラインナップでした。
お刺身をご飯に盛ってミニ海鮮丼を作りました。なんと贅沢な…。
デザートもかなり充実。それぞれが小さいので、たくさんの種類を持って来られるのがよいですね。
こちらはフルーツ。
そして、形を崩すのがもったいないクリームブリュレ。僕、クリームブリュレ大好きなんですよ。これ、ホント美味しかったです。
あと自分でグリグリするソフトクリームが激ウマ。いつも行く「焼肉食べ放題」のソフトクリームとは違って、ちゃんと北海道で食べる300円クラスのソフトクリームの味がしました。ちなみに朝食時にもソフトクリームがあるのがポイント。子供たちも大喜びです。
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朝食も夕食に引けを取らない充実ぶり
夕食のブッフェがかなり気に入った僕ですが、翌朝の朝食も最高でした。あまり写真は撮っていませんが、セーブするのが難しいくらいの量と質で、朝食はあまり食べないという僕がかなり腹いっぱい食べてしまうほどでした。SNS映えする野菜モリモリの画像から。まぁこれは見た目重視で、まともには食べられませんよね。
朝食時には各テーブルにストウヴでご飯が提供されます。炊き立てのストウブご飯、劇的に美味しですね。これに塩辛や筋子を乗せて食べるのがサイコーでした。
また目玉焼きやオムレツなども当然目の前で作ってくれます。既に焼いて置いてあるやつもあるのですが、目玉焼きを見ると全部胡椒が掛っていたので、「胡椒かかってないのないね~」なんて子供たちとぼやいていたら、調理場の方を向いていた係の人がすかさず振り向いて「胡椒をかけないやつ、お焼きしましょうか?」と優しく声を掛けてくれました。
さすがだなーと思いました。小声でぼやいたにも関わらず、ちゃんと客のリクエストに気付いてくれるんですから。そんな小さな気づきに僕たちは感動させられるのです。
朝のデザートも贅沢です。夜よりは種類は多くないですが、それでも十分過ぎるほどあります。
僕が取ってきたデザート。和パフェ、フルーツパフェ、グレープフルーツのジュレ(だったかな?)朝からこのデザートはテンション上がりまくりですよね。
連泊客に対する飽き対策
こんなホテルに連泊すると、非常に贅沢な悩みなんですが、2日目以降、若干の飽きが出てくるんですよね。(2泊ならば問題ないですが3泊目となると完全に飽きます。)ということで、2連泊以上する客には個別メニューが用意されています。前菜とメインとデザートに、ブッフェにないものを出してくれます。
こちら前菜。だいぶ大人の味です。
帆立バター醤油焼き。
赤ワインのグラニテ。しっかり赤ワインの味がして、でもお酒が嫌いな僕にも「美味しい!」と思える味でした。
ちなみに子供たちに赤ワインは無理ですので、イチゴのパフェを出してもらえました。どうやら幼児は対象ではないらしく、最初上の子だけにパフェが出されたんですが、明らかに不機嫌になる下の子に気を遣ってくれて、すかさずもう一つ持って来てもらえたのはありがたかったです。柔軟性のあるサービスが航空会社ではなくホテルという感じですね。(幼児は少し安い料金設定になっているため、別メニューがないんだと思われます。)
森ビュッフェまとめ
朝夕食付きのプランは最高です。特に育ち盛りの子供たちがいればなおさら。値段を気にせず「死ぬほど食え~!」と言えるからです。でもこういうところのご飯ってお洒落な味付けなので実は子供向じゃないんですよね。なので、意外と子供が食べられるものは限定されています。しかししかし、それでも種類が多いので、それなりに種類が取れるのがとても有難たかったです。大人向けには満足度が高すぎます。バラエティに富み過ぎていて、1日では制覇するのは不可能。少しずつ取りながら2日間で制覇しようと思いましたが、人間何かと好きなものばかり取ってしまうので2日あっても全種類は食べられませんでした。
ちなみに、ブッフェは和洋中ですが、和食や中華のメニューはそんなに多くなく、基本的に洋食のメニューがメインです。実は最初、中華と和食のコーナーの存在に気付かず、知らずに過ごしていました。中華と和食は奥にあります。それは洋食だけでも種類が十分過ぎる証拠でもあります。
どれが美味しかったか、とコメントしたいところですが、どれも美味しくて決められません。本当にどれを取ってもアタリでした。これを食べるためだけに日帰りで来る人もいるというくらいなので、美味しいのは保証付きです。
お部屋に、温泉に、お食事に、、、全て充実している定山渓「森の謌」。定山渓でここにしか泊まったことがありませんが、子連れの客も多いということが、「家族で贅沢な休暇を過ごせる」という事実を証明しています。
文句なしでお勧めします。
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